恋のツキ

  • 2018.10.12 Friday
  • 10:42

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 徳永えり、神尾楓珠、伊藤沙莉 他

【放送】 2018(テレ東)

 

彼氏とマンネリ化した同棲生活を送る31歳のフリーターの女が、もろタイプの高校生に恋をする。女の本音が生々しく露出する大人のラブストーリー。原作は新田章のコミック『恋のツキ』。

 

平和子はもうすぐ32歳になるフリーター。現在、恋人の青井ふうたと同棲生活をしているが、生活費は折半で、当たり前のように家事一切は和子が担当している。姉のサチからは結婚を急かされているが、実際和子はふうたとの関係に冷めている部分があり、ただこの年齢から新しい相手を見つけるのは難しいと言う理由で続けているようなものだった。ある日、映画館のバイトの際、和子は手に怪我を負った美少年に目を留める。彼の容姿は和子のモロタイプだったのだ。映画が終わっても眠り込んでいる彼に気付いた和子は、彼が落とした学生証を拾う。何と彼・伊古ユメアキはまだ十五歳の高校一年生!突然目を覚ましたユメアキに動揺した和子は学生証を渡しそびれてしまう。

 

ドラマ内では性的な場面がかなりの頻度で登場する。それも愛の営みという意味で美しく幻想的に描かれているのではなく、だからと言って性的興味を煽るようなエロティックでも無く、ただただ生活の一部として描かれているのだ。言ってみれば欲望に忠実で本能的。そうする事で三十路過ぎの等身大の女を生々しく表現している。

 

ストーリーは決して面白いとは言い兼ねる内容である。同棲中の彼氏には結婚の意識は薄く、自分本位でただ和子に甘えているだけのように見える。共働きなのに家事は全て和子が担当。折半のはずの家賃は和子が支払い、バイトをしながら就職活動をしている和子への気遣いも無い。それでも和子はこの男を逃したら後がないとずるずる関係を続けている。三十代は二十代と違ってフットワークはそんなに軽くない。和子もそれを感じているから不満を抱えつつも、この場に留まっているのだ。恋愛にしろ、仕事にしろ、どんな生き方をするにしてもまず一歩を踏み出さなければ何も始まらない。和子にとっての一歩は恋だった。しかもその相手は高校生。良くあるストーリーではあるが、和子の後ろ向きな気持ちや葛藤がドラマ本編の中で腹立たしいくらいに鬱々と語られる。こうした心理描写が好きな人には受け入れられるドラマかもしれないが、共感出来ないと辛いものがある。

 

さてこのドラマの特徴としては、和子と伊古の二人が映画好きという共通点があり、それを活かしてドラマ自体が映画的な映像を作り上げている事にある。テレビドラマとは一味違った味わいがあるので必見!

 

満足度は★★★

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金沢〜東京・殺人ルート 2時間33分の罠

  • 2018.10.09 Tuesday
  • 21:08

【出演】 高橋英樹、財前直見、黒川智花 他

【放送】 2018年(テレ朝)

 

お馴染十津川警部と亀井刑事のコンビが活躍して事件を解決する西村京太郎原作のトラベルミステリー第69弾!仕組まれた犯罪。インターネットを通じて無関係な人間を利用して誘拐・殺人犯罪計画を遂行する犯人を捕まえろ!原作は西村京太郎。

 

亀井刑事は過去に逮捕した強盗犯の墓参りのため金沢を訪れていた。強盗犯の娘である園子は毎年足繁く墓参りにやって来る亀井への感謝の気持ちから、新幹線のグリーン車の切符をプレゼントし、亀井はその切符で帰路につく事に決める。園子から渡された新幹線の切符は11号車のC1。ところがいざその席に座ろうとすると、見知らぬ若い女性が自分の席と変えて欲しいと言って来る。その女性が持っていた切符は12号車、つまり最上級車両グランクラスのC1の席だった。何でも婚約者と途中で落ち合うつもりでいたが、婚約者が11号車のD1の席を購入してしまったのだと言う。差額もいらないと言う女性の申し出に少々躊躇しながらも亀井は切符を交換し、東京へと向かった。途中の駅で亀井の隣の席にアタッシュケースを持った会社員風の男性が座る。すると男は「約束を守れ」といきなり亀井にアタッシュケースを押し付けて去って行った。アタッシュケースの中身は三千万円。しかもその男は刺殺されてしまう。

 

色々ツッコミどころはあるものの、そもそも何故に亀井刑事を事件の目撃者に仕立て上げたのかが疑問である。勿論、そうしないとと津川警部と亀井刑事が事件に絡む事が出来ないのでシリーズ物にするには仕方が無い事ではあるのだが、このシチュエーションにはやはり無理がある。亀井は人情派と言えど刑事は刑事。普通に考えて目撃者にわざわざ警察の人間を選ぶ事自体が不自然極まりない。わざわざ警察に事件を捜査して下さいと頼んでいるようなものである。

 

というか、今回のトリックの重要な点は着物姿の女性、つまり園子の事だが、彼女が買った新幹線のチケットを後ろから盗み見る行為を強要された事にある。正直、あれだけ人の多い券売機の前で頼まれたからと言ってうまい具合に着物の女性の後ろに並ぶ事が可能だろうか?大体、券売機にチケットを買いに来た着物の女性が一人とは限らない。ネットでそんなビジネスを請け負ったというのも苦しい言い訳だ。

 

現代は色々便利になったせいでトリックを作りづらいのは判る。しかしあまりにも無理矢理感が否めないのも事実。確かに心情的には入っていける部分もあるのだが、お粗末なシチュエーション作りに落胆する方が大きかった。

 

満足度は★★★

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誘拐法廷〜セブンデイズ〜

  • 2018.10.08 Monday
  • 23:18

【出演】 松嶋菜々子、丸山隆平、杉本哲太 他

【放送】 2018年(日テレ)

 

強姦殺人の罪で死刑判決が濃厚の男を無実にしなければ娘の命は無い。娘を誘拐された驚異の勝率を誇る敏腕弁護士がフリーの弁護士と共に事件の真相を暴く。原作は韓国映画『セブンデイズ』。

 

裁判で無罪の判決が下される。その瞬間、弁護士の天吹芽依子はふうっと息を吐き出した。彼女は驚異の勝率99.9%を誇る敏腕弁護士。そのニュースは即座にネットに流された。現在の夫で警視庁幹部の相澤吾郎とは離婚協議中。実は一人娘の真依の親権を巡って対立している。真依の学芸会の日、舞台に真依が見当たらなかった。不安になる芽依子に電話がかかってくる。死刑判決が濃厚と思われる国光事件で無罪を勝ち取れと言うのだ。真依は誘拐されたのだ。芽依子は早速国光事件について詳細を調べ始める。惨殺されたのは高嶺有香という二十歳の女子大生。被害者の自宅に残された足跡や指紋から前科五判の国光瑛二が逮捕された。国光は被害者の学生証を所持していたのだ。しかし国光は一貫して無罪を主張している。この事件は何と相澤が担当していたらしい。国光の国選弁護人を担当しているフリーの弁護士・宇津井秀樹を訪ねて国選弁護人を代わって欲しいと頼みにいくが、宇津井は一緒に弁護しようと申し出る。

 

シングルマザーの敏腕弁護士の娘が誘拐され、そこからストーリーが二転三転していく。事件に関しても真相は全く掴めていないままだったり、そもそも何故誘拐という大罪を犯してまで無実を勝ち取りたいのか等々、このドラマは様々な謎を含んだまま進んでいく。勿論、大前提は誘拐された我が子を救うために無実を勝ち取る事が大前提なのだが、多くの謎を含んだこのドラマは次第に混迷し何処へ進んでいくのかが判らなくなっていく。こういうスリリングなストーリーはただの法廷ドラマより遙かに面白い。

 

ただ見ていると何か違和感を覚えるのだ。ヒロインの言動がどうも韓国ドラマっぽいと思ってみていたら、案の定原作は韓国映画だった。ドラマを成立させるには純粋に日本の価値観だけでは難しい気がするので、それも致し方の無いところなのかも知れない。そして敏腕弁護士という割にはやり口がスマートで無いのもどうかと・・・。

 

さて最後の最後に誘拐犯の目的が明かされる。まあ、これは大体想定内ではあったが、もやもや感が否めない。いや、それどころかこれで大団円と捉えて良いのかとさえ考えてしまった。

 

満足度は★★★★

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指定弁護士

  • 2018.10.05 Friday
  • 13:50

【出演】 北川景子、北村一輝、えなりかずき 他

【放送】 2018年(テレ朝)

 

失言の多い衆議院議員に国有地払い下げ問題が勃発。二度も不起訴となった衆議院議員を起訴するため指定弁護士を引き受けた女性弁護士とパートナーの検察官の活躍を描いたリーガルドラマ。

 

女性蔑視の問題発言の連発に衆議院議員・田金清造はワイドショーを連日賑わせていた。三塚法律事務所に所属する弁護士の一ツ木唯はこのニュースに非常に関心を持っていた。国会前では田金を議員辞職させろとデモが勃発し、とうとうそれに押される形で大阪地検特捜部が動いた。しかし証拠はなく、田金も田金の秘書も不起訴になった。そんな中、唯にこの件に関する指定弁護士にならないかと話が持ちかけられていた。指定弁護士の仕事は負け戦。負けて当然の弁護を引き受ける弁護士は殆どいない。唯が所長の三塚に相談すると、三塚は負けて当然だから経歴に傷がつくわけではない、むしろ世間に名前を売る好機になると説き伏せられて、指定弁護士の話を受ける決意をする。就任後すぐに唯は田金が口利きをしたと見られる資金の流れを発見するが、相手が衆議院議員だけに一筋縄ではいかない。案の定関西財務局に出向いて話を聞くと、上からの命令で有耶無耶にされたと判明する。唯の動きを快く思わない京都地検は検察官の橘慎二を唯のパートナーとして派遣する。

 

正義に目覚める正統派のヒロインの活躍を描いたリーガルドラマで、例え負け戦であっても最後まで諦めない姿勢に好感の持てるヒロインである。また相棒となる橘も検察官として職務を全うしつつも、ヒロインの真っ直ぐな姿勢に惹かれて協力していく流れもなかなかだった。検察は威厳を保つために自らが不利になるような方向には動かない。指定弁護士は既に検察が行った捜査の粗を探すような仕事のため、言わば弁護士は指定弁護士になった時点で負け戦に放り出されたようなものなのである。おまけに同じ弁護士でありながら被告側に立つ弁護士とも対立しなければならず、指定弁護士の立場は針の筵。最後まで真実を明らかにする姿勢を崩さなかった一ツ木唯&橘のコンビは、それによって出された結果がどうであれ爽やかだった。

 

政治家には様々な立場や駆け引きがある。どう見ても悪役としか見えない政治家と言えど政治家は政治家。ゆくゆくの利益を見据えて違法な手段に出る事が全く無いとは言えない。今回の唯の対峙する問題は田金議員の行った国有地払い下げ問題について。確かにやっている事は法的に悪事なのかも知れないが、見方を変えればそうするしかない選択だったともいえる。そんな政治家の苦しい部分にも脚光を当てていて、必ずしも勧善懲悪にならない所が興味深い。

 

あら、唯ちゃん、気付いちゃった?

 

これは唯の先輩弁護士の口癖。実はこの弁護士の立場と言うのがドラマを見ているだけでは良く判らない。唯を口車に乗せて指定弁護士にさせる等調子のよい人であるのは判るのだが、度々登場するこの人は何者?と何度も首を捻った。結果、最後まで釈然としないままだった。

 

満足度は★★★★★

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激アツ!!ヤンキーサッカー部

  • 2018.10.04 Thursday
  • 16:57

【出演】 竜星涼、浅香航大、勝村政信 他

【放送】 2018年(テレ朝)

 

元サッカー日本代表の岡野がバラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』出演の際に語った母校の話があまりにも面白過ぎて、「漫画にして欲しい」、「映画にして欲しい」と研究員二人(メインキャスト)が言ったのを真に受けて、まさかのドラマ化!前後編に分けて二週連続で放送。

 

後にサッカー日本代表となる岡野雅行が中学三年生の時、大好きなサッカーで日本代表になる夢を持ち、サッカーに打ち込める環境を求めていた。そのため両親にサッカー留学をしたいと申し出るが両親は良い顔をしない。その話を耳にした叔父は島根にある全寮制の松王高校ならその夢が叶えられると提案する。松王高校を卒業した生徒は礼儀正しい好青年ばかりなのだと言う。そんなところを叔父は高く評価していたのだった。叔父の言葉を信じた岡野は晴れて松王高校に進学する。しかしいざ学校に登校してみると想像とは大きく違っていた。廊下には至る所に目つきの悪いヤンキーが屯をなし、突然教室から椅子やら人間が廊下に飛び出して来る。教室は喧嘩上等のヤンキーばかり。血気盛んで気に入らない事があればすぐに喧嘩をおっぱじめる。担任の剛田が竹刀を持って怒鳴り散らした事でどうにか全員席につくが、すぐに岡野は悟った。この学校はヤンキー達の更生施設だと。叔父が出逢った卒業生は全員更生後の姿だったのだと。愕然とする岡野に剛田はこの学校にサッカー部は無いから別の夢に変えてくれととどめを刺す。この日から岡野の地獄のような日々が始まった。

 

まるで漫画にあるような筋書きの青春物で、これを地でやってのけたのかと思うと岡野の偉大さやサッカーに掛ける思いの強さが伝わって来る内容である。ヤンキーの更生施設のような高校のエピソードは話としては確かに嘘みたいで面白いのだが、それ以上に岡野自身のサッカーへの熱い思いが生んだ一つ一つの軌跡がとても感動的で、最後に残るのは楽しいという気持ちより良い話だったという気持ちだった。漫画や小説では無く、こういう青春時代を送った人が本当にいたんだと驚かされる。

 

また驚いたのはキャスティング。突発的に思いついて制作したにしては演じている俳優陣が豪華で、全力でネタ話をドラマ化してきたなとその本気度が最高に笑えた。

 

満足度は★★★★

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