<< May 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

いつまでも白い羽根

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 新川優愛、酒井美紀、伊藤沙莉 他

【放送】 2018年(フジ)

 

看護師を目指す看護生達の姿を描いた群像劇。最終回では次クールの主演となる佐野史郎がカメオ出演している。

 

木崎瑠美は恵林医科大学付属看護専門学校に通う看護学生。しかし看護師になりたいわけでは無かった。実は瑠美の家は母親のパート収入だけしかなく、瑠美は国立大学を二校しか受けられなかったのだ。結果は不合格。母親の手に職を付けて欲しいという頼みを聞いて、仕方なく看護専門学校に入学したのだった。瑠美は今でも大学を目指している。ところが母親の本音は瑠美を早く働かせて、生活費を負担させる事にあると知って、瑠美は愕然とする。実習が始まり、瑠美と一緒に実習をする事になったのは不器用な山田千夏と、二人の子供を持つ主婦の佐伯典子、そして大学の法学部を卒業した経歴を持つ美女の遠野藤香の三人。実習は全員が合格するのが条件だけに千夏は自分のせいでみんなが不合格になるのではと不安を隠せなかった。また典子はやる気はあっても家庭の事情で休みがち、藤香は優秀だが協調性がない。何れも何かしら問題を抱えていた。そんな中、千夏に誘われて参加した合コンで瑠美は千夏の幼馴染み・日野瞬也を紹介される。千夏が瞬也に好意を持っていると察した瑠美は、瞬也にアピールするために千夏を悪く言う女に我慢が出来ずガツンと言う。そして瞬也には千夏を守ってやれと叱り付ける。ところが皮肉にも瞬也は瑠美に好意を持ってしまう。

 

看護師を目指す理由は人それぞれ。純粋に看護師に憧れる者が多いだろうが、その反面このドラマのヒロイン・瑠美のように希望する進路に行けなかったために仕方なく看護学校に通う者もいる。そして典子のように医者と繋がる手段として看護師という職業を選ぶ者も中にはいる。どんなきっかけであろうと看護師を目指したからにはその学校で看護師としての技能や知識を身に付けるのは並大抵の事ではない。このドラマは様々な事情から看護師を目指した四名(途中から三名)を軸に、看護学校での実態を紹介するだけでなく、彼女達を囲む人間ドラマにも目を向けていく。但し如何せん真面目に描き過ぎた嫌いはある。命を扱う医療の現場のリアルをドラマだからと言って大袈裟にしない点は好感が持てる反面、看護学校生だからこんなに真面目なんだと制作者の意図が入り込み過ぎて個性はあるもののどの人物もあまり魅力を感じないのだ。

 

またこの時間帯のドラマにはあるあるの納得のいかない締め括りにも問題が。タイトルから連想させられる一陣の清々しさはあるものの、ラストへ至るまでの過程や結末にもやもやしたものを感じずにはいられない。せっかく彼女達の頑張る姿をこれまで見せつけられて来たのだから、ありきたりでも良いから彼女達が無事看護師になれた姿を見たいものである。

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ

天才バカボン3〜愛と青春のバカ田大学

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 上田晋也、西田敏行、大塚寧々 他

【放送】 2018年(日テレ)

 

『天才バカボン』シリーズ第三弾!赤塚不二夫の傑作漫画『天才バカボン』の実写化ドラマ。一般人とはズレた個性の持ち主であるバカボンのパパが巻き起こす騒動を描いたホームコメディー。今回はバカボンのパパの大学時代の恩師の恋愛を絡めたストーリーになっている。

 

バカボンのテストの結果は0点。担任の先生からこの成績では中学も高校も大学も無理だと言われ、バカボンは落ち込んでしまう。そんなバカボンのテスト用紙を見たパパはバカボンにこれからは自分が思ったのと全て反対の答えを書けば100点になるとアドバイスする。テストは〇×式の二択問題だったのだ。パパの発想に喜ぶバカボンだったが、特訓だと言われて鍋料理で春菊ばかりを食べさせられる羽目に。食事の後、パパはバカボンに大学時代の思い出話を話して聞かせる。バカ田大学の合格発表の日、自信満々で発表を見に行ったパパは自分の番号が無かった事にショックを受ける。ところが大学側の不手際で掲示が上下さかさまだったと判明し、パパは見事1番の成績で大学合格を果たす。大学に入ったパパは様々な発明や研究を行っていたが、そんなパパに目を付けたのは紙一重教授だった。紙一重教授の研究は動物と会話する事。研究内容に興味を持ったパパは同志を集めて研究に明け暮れる。ところがそんなある日、紙一重教授の元気が無くなってしまう。どうやら黒百合女学院の助教授・純子先生に恋をしてしまったらしい。紙一重教授の恋を成就させるためにパパ達はあの手この手で協力する。

 

試験の回答が〇か×の二択というのもどうかと思うが、それはまあおいといて、今回はバカボンのパパの恩師・紙一重教授が中心となった内容で、バカボンのパパが予想を上回るはちゃめちゃぶりという本来の姿は成りを潜め、むしろ周囲の人を思いやるいい人になっている。何か違うと思いつつ見ていたが、あくまでちょっと良い話をバカボン一家にあてはめた感じであるのは否めない。

 

色々ツッコミどころは満載のドラマであるが、バカ田大学の扱いがやはり現代では原作通りの受け止め方は難しいと感じた。そのため今回のドラマのようにごく普通の大学(研究内容がちょっと異質ではあるが・・・)として表現するしか無いのかと原作を知っていると首を傾げるところである。パパが成績一位の優等生というギャップに笑いをそそられるものはあるにせよ、他の学生はこんなの普通に大学に通っているよなーという程度に留まってしまうのが残念である。

 

満足度は★★★

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ

鎖 女刑事 音道貴子

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 小池栄子、高橋克実、篠田麻里子 他

【放送】 2016年(テレ東)

 

男勝りな女刑事が男社会の理不尽さに晒されながらも、占い師一家殺人事件の謎に迫る本格ミステリー。原作は乃南アサ著の『鎖』。

 

占い師一家が皆殺しされる事件が発生する。遺体は何れも手を縛られ首を鋭い刃物で掻ききられていた。警察は早速捜査本部を立ち上げ、役割分担して捜査に当たる。現場に一番に到着した機動捜査隊の音道貴子も事件を担当する捜査員の一人として呼ばれ、星野秀夫刑事とバディを組む事に。ところが星野は貴子がバツイチと知った途端、急に馴れ馴れしい態度を取り始める。星野は以前から女癖が悪いと評判の男で、おまけに仕事に対する熱意も感じられない。占い師一家と取引の無い銀行の粗品が家の中にあったのを見た貴子は隠し口座があるのでは?と睨むが、星野はまるで感知せず、貴子の捜査を勝手に打ち切らせてしまう。星野の頭には貴子といい関係になる事しか無かったのだ。バーで星野に誘われた貴子はあっさり誘いを断る。すると星野は態度を豹変させ、貴子にあからさまなパワハラを行い始めるのだった。

 

時代が現代のため、呆れるくらい時代遅れの世界観を持つ刑事ドラマを見せられた気分になる。警察全体に流れる空気もそうだが、何が何でも男が上という概念が平気でまかり通るのが警察だと言わんばかりの世界観に、それに抵抗があったのかそれもやや昔の話で貴子にはそうした時期を乗り越えて機動になった豪傑という設定に切り替えている。しかしながら星野という明らかに糞な存在があり、仕事に熱心さを欠いた人間が刑事をやっている事に違和感を覚える。まして周囲は誰もが星野が女好きだと知っているのである。それで貴子と組ませる方に問題がある。そして星野と組んで星野の不利益になる事をバディとして決して口外しない貴子も、バディを変えて貰えるという選択肢を与えられながらもその選択をせずに違法な捜査に乗り出すのは如何なものかと感じた。男勝りとか豪傑とかいう以前に、星野からルール違反を押し付けられた時点で何らかの行動を起こすべきだったと貴子自身の行動に疑問を抱いた。結果としてそれが貴子自身が危険に晒される要因を作ってしまったのだが。

 

貴子が地道に築いてきた道があるから、彼女に信頼を寄せる人間がいる。しかしあくまで彼女は孤高の狼であり、馴れ合いはしない。男勝りというより、単純に頭固い不器用な人間と言うイメージの方が強かった。

 

さて事件に関してだが、占い師一家の凄惨な殺人事件の印象が本来なら強烈に記憶に残るものであるとは思うが、表現を和らげているせいかあまり記憶に残らない。貴子達警察はこの殺人事件の捜査で動いているはずなのに。その事件の裏にこんな事件もとてんこ盛りにした分だけ当初の事件が何だったのかがぼやけてくる。実際、中心となって来るのは貴子と事件を通じて知り合った女の生き様。事件物というよりヒューマンドラマを見せられた感じだった。

 

満足度は★★★★

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ

冬の駅

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 仲村トオル、余貴美子、浅利香津代 他

【放送】 1999年(日テレ)

 

二十三年前に男と駆け落ちした母親が死亡する。平凡な会社員が母の死の真相を調査する内に二人の女性の生き様に触れていくヒューマンサスペンス。

 

唐木信夫は豊岡警察署から突然母の死を知らされて困惑していた。母親の芳枝は二十三年前内藤という男と駆け落ちして以来会っていない。当時幼かった信夫は母が内藤に抱き付いている姿を見て、自らの意志で母を拒絶したのだ。悩んだ挙句、豊岡へ向かった信夫は電車で一人の女に声を掛けられる。その女は豊岡駅が近付くと突然派手に化粧をして、信夫と一緒に下車したのだ。結局、彼女とはそれ以上話す事も無く、信夫は一人豊岡警察署を訪れる。ところがそこで刑事から芳枝が他殺された可能性があると聞かされる。芳枝は海で溺死体となって発見されていて、浜辺には内藤所有の車と毛皮のコート、焚火をした形跡があり、遺体の体内からアルコール分が検出されている事からしても自殺か事故死に見える状況ではある。しかし事件直後から芳枝の現在の夫・内藤の行方が分からなくなっているのだと言う。

 

凍てついた冬を舞台に、全編が寂しさの漂う作品である。主人公の信夫が調べ始めたのは母の死の真相と言うよりは、生前の母の生き様。子供の頃はただ嫌悪しか抱かなかった母親がどんな生き方をしてきたのか、そして車中で偶然出会ったバーのママの生き様とも絡めて、母と子の切れない絆と子を想う母の想いの強さなどに触れていく。

 

子供と離れ離れになってしまった母親はどんな事情があろうと子供を手放した事には変わりない。勿論、子供を自分の人生から完全に切り離せる母親もいるだろうが、このドラマに登場する信夫の母親とバーのママは非常に母性の強い女性だった。だからこそ子供と離れ離れになった原因を作ってしまった自分が許せず、何かで自分を縛って罰せようとする。信夫の母親はそれが内藤との暮らしであり、バーのママはこの土地で生きる事だった。彼女達は自分が更なる幸せを求めようとはしない。ただひたすらに子供を手放した自分を罰し続けながら生きていく。それしか考えられないのだ。しかしそれは男には理解出来ない感情であり、そんな二人の生き様を垣間見た信夫の戸惑いがひしひしと伝わって来る。男と女の感情の違いが切なく描かれていて非常に印象的だった。

 

また慶弔休暇(ドラマ内では単に休暇とされている)だけで完結するのも、如何にも会社員らしい発想で親近感を覚える。

 

満足度は★★★★

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ

復讐捜査 〜警察犬と刑事の殺人追跡行〜

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 萩原聖人、本仮屋ユイカ、加藤雅也 他

【放送】 2018年(テレ朝)

 

コンビニ強盗殺人事件の犯人を追跡中、銃乱射事件が起きる。被弾しながらも奇跡的に生き延びた刑事は殉職した妹の育てた警察犬と共に事件解決を目指す。

 

警視庁捜査一課の刑事・三田園智史はコンビニで起きた強盗殺人事件の捜査のため現場検証を行っていた。被害者は学生アルバイトの青年。現場には犯人の物と思われるマスクが落ちていたため、智史の妹で警察犬訓練士の美穂にもまた相棒のハブ号と共に出動命令が下った。マスクの臭いを嗅いだバブ号は犯人が逃げたと思われる工場までやって来たが、犯人の隠れた場所まであと一歩の所で、現場で指揮をとっていた智史が待ったをかける。そこには一台のワンボックスカーが停車していて、その中に人の気配を感じたのである。声を掛けても全く応じようとしなかった。不審に思い警官達が近付いた所、車の中に潜んでいた男がいきなり銃を乱射する。智史は勿論、その場の全員が被弾し、美穂は殉職した。あれから一年、美穂を失った辛い現実から逃れるため、智史はその時の記憶の大部分を失ってしまった。退行催眠療法を行い、事件の記憶の中から犯人の顎に痣がある事を思い出す。智史同様、被弾しながらも命が助かったバブが事件のショックから立ち直れずにいると知り、智史はバブを家に連れ帰る。

 

警察犬と言ってもお馴染みのシェパードでは無く、今回登場するのはもふもふの大型犬・バブ。このバブが活躍する動物に目が無い人にはうってつけのドラマである。演技をするバブの愛らしさについつい目が細くなってしまう。キャリアの女警視が勤務中だと言うのにバブと遊んでしまう気持ちが良く判る。

 

さてストーリーに目を向けてみると、コンビニ強盗殺人事件自体かなり凶悪犯罪なのだが、中心となっているのがその捜査中に起きた銃乱射事件の方。この事件で自らも被弾し、妹を失った刑事のリベンジの内容となっている。二つの事件がクロスして発生したまでは良かったのだが、その顛末は非常に警察物ドラマではありがちな流れになっていく。もしももふもふの警察犬と、一緒に戯れる女性キャリア警視がいなければただの重苦しい刑事のリベンジストーリーとなり大して面白味は無い。また捜査の面で言えばかなりのザル。粗さが目立った。

 

テーマとなっているのは傷を抱えた者同士の絆。クライマックスシーンではそうしたテーマを感じる事はあったのだが、それ以外はあまりそうした絆を感じられない。むしろ上司と部下が何となくいい雰囲気になっている方に絆を感じた。

 

満足度は★★★★

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ


カウンター

ブログパーツUL5

にほんブログ村

search this site.

profile

categories

latest entries

archives

recent comment

links

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM