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東京駅お忘れ物預り所6 大井川鐵道SLかわね路〜2分間の空白!!

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 高嶋政伸、櫻井淳子、宮本真希 他

【放送】 2013年(テレ朝)

 

東京駅にある『お忘れ物預り所』に勤務する職員が大井川のケアハウスで殺人事件に巻き込まれるトラベルミステリー。『東京駅お忘れ物預り所』シリーズ第六弾!

 

五年に渡る東京駅改装工事が完了した翌年、東京駅遺失物係の嶋田夫妻が知人の殿山を訪ねるため大井川鉄道に乗ると聞いて、同僚の望月幸平と村尾由希子も同行することにする。大の鉄道ファンである幸平にとって未だに走るSLを見るのは何よりの楽しみだったのだ。車中で幸平はふと網棚の上に東京土産の紙袋を乗せて読書する女性に目が留まる。目的地の家山に到着した際、彼女が紙袋を忘れて下車しようとしたのを見て、幸平は慌てて声をかける。彼女は柴田美奈子と言って偶然にも殿山が暮らすケアハウス家山に勤務する介護福祉士だった。入所者は生き生きと暮らしているが、実際には経営は火の車で正岡という男がこのケアハウスを買収しようと目論んでいた。翌日、朝早く幸平と由希子が吊り橋を渡って散歩と洒落込んでいる最中、介護スタッフの村川吾郎の遺体を発見する。

 

ケアハウスは終の棲家。そこで暮らす人々はかつては様々な方面で活躍した人達だが、年を取り、自分に残された僅かな人生をその場で謳歌させようと集まってきた人達の第二の我が家と言える。そんなケアハウスで発生した殺人事件。まあ、きな臭い買収の話がドラマの開始当初から絡んでくるため、買収絡みのトラブルによる事件なのだろうと容易に想像がつくが、このドラマの場合事件の真相に辿り着くまでの道のりがあれもこれもと盛り沢山であるのが特徴である。真相が次から次へと噴き出す解決編はなかなか面白いものがあった。

 

さてこのドラマで注目すべき点はかつての二時間サスペンスドラマの主役級、或いは準主役級の顔ぶれがずらりと揃っている所である。特に山本學、松原智恵子といえば土曜ワイド劇場の初期の頃(まだ二時間ではなかった時代)にも度々出演する常連で、今のようにシリーズ物が定番で決まったメンバーが必ず顔を出すのではなく、単発のドラマ中心にその都度異なる役柄を演じていた非常に印象に残るベテラン俳優である。その俳優陣が三十年以上経った現在も元気に出演している様を同じ放送枠で拝めるのは驚くと同時に懐かしくもある。

 

満足度は★★★★

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残された車!首都高速7号変死事件

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 松尾嘉代、原日出子 他

【放送】 1988年(テレ東)

 

首都高速7号線で男の変死体が発見される。元愛人の看護婦が彼の妻に追い詰められていく女のサスペンス。原作は夏樹静子著の『残された車』。

 

車で溢れかえる首都高速7号線で停車した車の中で運転していた桂木が死亡しているのが発見される。警察は桂木が運転中に心筋梗塞の発作を起こして死亡したものと判断する。それから数週間後、看護婦の佐々井百合江は夜中に何度もかかってくる無言電話に悩まされていた。無言電話の嫌がらせの主は桂木の妻。彼女は無言電話だけでなく、ここ最近百合江をつけ回したり、商店街で桂木が亡くなった四月二十一日のアリバイを聞き回ったりと百合江の神経を逆撫でする行動をとっていた。憤慨した百合江は桂木の自宅で話し合いの場を持ち、桂木へ送った何通ものラブレターを突き付けられてとうとう愛人であったことを認める。しかし桂木の死亡する一か月前に別れており、既に百合江には製薬会社勤務の恋人もいる。ところが桂木の妻は百合江こそが犯人で、百合江が筋弛緩剤を使って桂木を殺したと思い込んでいた。

 

女癖の悪い夫を持った妻の狂気のサスペンスで、執念深い妻に追い詰められていく一人の女性を通して事件の真相を突き止めていくストーリーになっている。もっとも事件の真相に行き着いたのは妻でも無ければ百合江でも無く、桂木の高校生の娘と点が面白い。愛人と妻の戦いの様相を示してはいるものの、一番の被害者はヒロインではなく桂木の娘だったのではないだろうか。常軌を逸した母親とのその後の生活を思うと、彼女の苦労は計り知れない。

 

また興味深いのはラストで桂木の妻の執念が百合江にもたらした変化。散々精神的に追い詰められて妄想まで見るようになった百合江はまるで桂木の妻の執念が乗り移ったように、恨みの矛先を桂木の妻では無く恋人へと向けていく。愛する男に裏切られる女の狂気が連鎖していくそんな恐ろしさを秘めたドラマである。

 

女の執念は怖い。だからこそ男は女に誠実であれとでも言わんばかりの内容だった。

 

満足度は★★★★

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黒い十人の女

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 船越英一郎、成海璃子、佐野ひなこ 他

【放送】 2016年(日テレ)

 

既婚者でありながら九人の女を愛人にしているテレビドラマプロデューサーを愛人たちが奪い合うラブコメディー。このドラマは以前に映画化をされている本格サスペンスなのだが、脚本にバカリズムを迎えコメディー路線をひた走っている。

 

テレビ局受付の神田久未は帰宅途中にドラマプロデューサーの風松吉に誘われたのを機に付き合い始めるが、風松吉が既婚者だと知って愕然とする。真面目な性格の久未は不倫愛に悩み、相談した友人達から後押しされて松吉との関係を清算しようとするが、なかなか言い出せずずるずると関係を続けてしまっていた。そんなある日、見知らぬ女から電話で呼び出される。電話の相手が松吉の妻だと思って戦々恐々で指定されたカフェへ出向くと、予想に反して現れたのは舞台女優の如野佳代で、彼女もまた松吉の愛人だった。何でも同じ境遇の久未に興味を持って呼び出したらしい。しかし久未を驚愕させたのはそれだけではなかった。後からやはり愛人の弥上美羽が現れ、松吉の愛人は全部で九人いるというのだ。

 

このドラマのウリと言えば、何と言っても初回からぶっ放したカフェ・オ・レ地獄だろう。ドラマ中の台詞でも言われているが、普通頭に来た登場人物が相手にかける飲み物と言えば水と相場は決まっている。ところがこのドラマに限っては水ではなく、カフェ・オ・レ。しかも全て水野美紀がその役を一人で担っているから驚きである。初回で思わず度肝を抜かれるのは間違いなし!である。

 

但し、初回にかな〜り演出に力を入れた割には二回目以降が失速気味。台詞のテンポの良さはあるものの、視聴者を引き付ける爆発力には欠ける。また愛人が多過ぎるのもあって存在感に大きく差が出てしまっている。勿論、ストーリー上脚光を浴びやすい人物とそうでない人物はいるものの、これだけ女優が顔を揃えば華のあるなしが顕著。むしろこれだけ顔を揃えていれば女優同士の迫力ある緊迫したぶつかり合いを期待してしまうのだが、結果から言えば最終回で若村麻由美が圧巻の演技を見せて独り勝ちの構図となってしまった。唯一太刀打ち出来たのはカフェ・オ・レ地獄という付加要素のある水野美紀くらいだろうか。女優ばかりがい過ぎるのは結構問題である。

 

そうはいうもののコメディーだけあって面白いストーリーであるのは確かである。またドラマというよりコミック的に寄った印象もある。尚、プロローグの意味深な場面の真相には見事にやられた。

 

満足度は★★★★

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監察医・室生亜季子 最後の解剖

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 浜木綿子、水野真紀、西村和彦 他

【放送】 2007年(日テレ)

 

デザイン事務所でチーフデザイナーが変死体で発見される。デザイン事務所の関係者を狙った連続殺人事件。火曜サスペンス劇場の人気シリーズ『女監察医・室生亜季子』シリーズ第三十五弾!最終回スペシャルとなったこのドラマはこれまでにこのシリーズに登場した俳優陣が登場し、フィナーレに花を添えている。

 

川越で三代続いた開業医で地域の監察医を務める室生亜季子は日頃の勉強の成果が認められ心療内科医として大学に迎えられることになった。昨今、患者の多くが心にストレスを抱えており、それが体の不調に繋がっているのが心療内科を学んだ動機だった。ある日、亜季子と看護師は主婦モデルの山崎美雪に誘われてファッションショーを見に行く。ところが美雪は楽屋で倒れてしまう。鉄欠乏性貧血だった。翌日、室生医院で美雪が母親で『MARIKOアトリエ事務所』のオーナーの武藤マリコの事を相談していると、事務所でチーフデザイナーの東野かよが変死体となって発見されたと連絡が入る。第一発見者はマネージャーの吉田。主治医の話ではかよは窒息死。かよには気管支喘息の持病があるのだが、状況から他殺か病死か区別が難しいという。司法解剖の結果、かよの臓器の状態は典型的な窒息死の様相を見せていたが、他殺とも病死とも判別出来なかった。

 

今回はついに亜季子にも魔の手が伸びる!これまでは比較的亜季子はセーフティーゾーンで探偵をしてきたが、命を狙われる場面が登場するのは非常に珍しい。しかも亜季子を庇った浜田警部が犯人の手によって生死を彷徨う事態に!こんなスリリングな場面があるとは流石最終回スペシャルである。

 

さて第一の殺人事件となった東野かよの事件で亜季子が殺害方法について推理をする場面がある。この時点では犯人が誰かは一切特定出来ないはずなのだが、残念なことにこの推理を再現した際に着ている衣服で犯人が判ってしまう。勿論、犯人の顔も出ていなければ胸元だけしか画面には登場しない。ただ注意深く見ていると衣服に見覚えが・・・。

 

それはさておきストーリーはこのシリーズにしては練られているし、犯人の動機についても切なさを漂わせるもので、同情する部分が大きい。昇進した浜田警部と亜季子はどうやら相変わらずのようで、このまま微笑ましい関係が続いていくのだろう。

 

満足度は★★★★★

竹内まりや,山下達郎
ワーナーミュージック・ジャパン
(2007-03-07)

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とげ 〜小市民 倉永晴之の逆襲〜

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 田辺誠一、加賀丈史、西田尚美 他

【放送】 2016年(フジ)

 

不条理な世の中を変えようと立ち上がった一人の役所職員の物語。原作は山本甲士著の『とげ』。

 

わにのくに市の市長・常盤栄太はどんな市民の声に耳を傾けると市民に力説してはいるものの、本音は市民の言い分はくだらないから市民相談室が城壁となって城を守れと勝手を抜かす自己中心男。市役所の市民優先のエレベーターにも平然と自分だけ乗り込むという権力を振りかざす実に嫌な奴だった。そんな常盤の言いなりとなる市民相談室室長の鳥塚は早速主査の倉永晴之に窓口で相談にきた市民を追い返せと強要される。そうは言われても市民相談室に寄せられる相談は多岐に渡る。相談室だけでは解決できない案件もある。困惑する倉永の前に常連のクレーマー赤目こと白銀佳代が早速現れ、「わに公園にわにが出たから捕獲しろ」と文句を言ってくる。この案件に対応するために倉永は早速他部署に働きかけるがたらい回しにされた挙句どこもまともに取り合って貰えなかった。

 

人は目の前にある厄介毎から目を反らし、自分に火の粉がかからないように逃げていく。

 

そんな市民意識を変えて良い街を作ろうと一人の市役所職員が立ち上がるまでの姿を描いたストーリーなのだが、ラストはともかくとして、そこに行き着くまでの主人公・倉永の身に降りかかる不条理極まりない状況が半端なく胸がむかむかする。これがあったからこそ倉永が立ち上がったという理由づけには違いないのだが、あまりの理不尽さに目を覆いたくなるほど。世の中というのは正義を振りかざした人間を反組織的と切り捨て、徹底的に痛めつける。このドラマではそんな図式が当たり前のように存在し、それが根底となって役所が、町が成り立っているのだと、泥水でも飲まされるような錯覚さえ覚える。そんな状況に耐え続けた倉永が反撃に出て、ようやく辿り着いた答えには明るい希望が満ちているかも知れない。ただそこに行き着くまでの状況の酷さに見ているのが辛かった。

 

さてそんなむかむかするストーリーとは別に主演の田辺誠一が倉永役を体当たりで熱演している。考え方は尖っていても口調は穏やかではまり役だったのではないだろうか。またそれぞれのキャラクターは非常に個性豊かで、中でも臨時職員の小浜や変わり身の早い(早過ぎる)長田は目を惹いた。そして何と言っても大御所・鹿賀丈史の常盤栄太の存在感は圧巻。所謂嫌な奴の一人ではあるのだが、口を開けば何処か間の抜けたような雰囲気が漂い憎めないキャラクターである。

 

それにしてもここまでしなければ町を変えていくことが出来ないというのはどうなのだろうと考えさせられるドラマだった。

 

満足度は★★★★

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