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銭形警部

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 鈴木亮平、上川隆也、山寺宏一 他

【放送】 2017年(日テレ)

 

ルパンを逮捕する事に執念を燃やす警視庁国際捜査課の潜入捜査官・銭形警部を何と主役にした『ルパン三世』スピンオフドラマ。主演の鈴木亮平の入れ込み度合いが半端では無く、銭形警部を熱演している。WOWWOW×hulu×日テレの共同製作。尚、huluでは連続ドラマ『深紅の捜査ファイル』(全四話)が当日より配信スタートとなり、WOWWOWでは連続ドラマ『漆黒の犯罪ファイル』(全四話)が放送される。

 

上野のタワービルに爆破予告があり、警察が必死に爆弾の探索にかまけている中、すぐ近くにある東京帝国美術館では物騒なので警備員に帰宅命令が出ていた。排水管までくまなく捜査をしても爆発物は出て来ない。捜査に加わっていた刑事の国木田晋太郎も桜庭夏希も半ば諦めの境地だった。予告時間二分前となり警察官に退避命令が出る。その時、警備が手薄になった東京帝国美術館では何者かが館内へ侵入し、赤外線センサーを悠々飛び越えて警備システムのハッキング作業を行っていた。固唾を飲んでタワービルを見守る警察官達が見たのは夜空に上がる花火だった。事態に驚いた東京帝国美術館の警備員が席を外したのを見計らって防犯カメラ、赤外線センサー等々全ての警備システムが停止され、侵入者は易々と時価十五億円とも言われるガリバール作の名画『ジャスミン夫人の肖像』を手に入れる。緊急事態に気付いて警察が駆け付けた時には『お宝はいただいた ルパン三世』と書かれたカードだけが残されていた。また警備員の一人が殺害されていて、警視庁ではルパン三世を窃盗と殺人の容疑で逮捕しようと躍起になっていた。ところが捜査会議に突然国際捜査課の銭形幸一乱入し、警察に異議を唱える。断じてこれはルパンの仕業ではないと。

 

鈴木亮平演じる銭形警部の完成度の高さが絶品である。特殊メイクを施す事無く素のままで衣装だけを銭形警部風にしただけなのだが、声音がアニメ版の銭形警部のイメージそのもの。良くここまで低音の発声が出来たと称賛に値する。しかもゲストとしてアニメ版『ルパン三世』で銭形警部を演じている山寺宏一が登場するとあってはファンには生唾ものである。

 

但し銭形警部の完成度に力は入っているのだが、その他のキャラクターに目を向けると拍子抜けも良い所。特に桜庭。銭形警部の監視役として常に行動を共にする仲間の一人となるが、刑事臭を一切感じない。国木田に関してもまあ同じ事が言えるが、この脇を固めるはずの二人に落胆を隠せない。おまけに永遠のライバルであるルパン一味が全く登場しないというのも、ルパンが登場すると主役を全て持っていかれるという難点があるための措置なのかも知れないが、『ルパン三世』から派生したドラマだけに肩透かしを食った感じは否めない。面白くないわけではないのだが・・・。

 

まあ、ルパンを切り離してこのメンバーで連ドラをする番宣としての効果はあったのではないだろうか?

 

満足度は★★★★

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君を愛した時間

【出演】 ハ・ジウォン、イ・ジヌク、ユン・ギュンサン 他

 

家が隣の幼馴染みとかつて婚約までした元恋人のピアニスト。恋愛に臆病になった三十代女性が新たな恋の訪れに心が揺れるラブストーリー。

 

理性と美貌を兼ね備えたオ・ハナは34歳を迎えた日、朝から仕事でトラブルが発生しててんやわんや。何とか無事解決したと思ったら、今度は恋人のチュ・ホジュンからプロポーズと思いきや二股を宣言されてしまう。二股をかけていた相手はハナの後輩でユン・ミンジ。頭に来たハナはミンジの企画した斬新な靴の企画を「何となく気に入らない」とこき下ろして没にしてしまう。酔っ払ったハナは何故自分を愛さないのか幼馴染みのウォンに尋ねる。ウォンには昔ハナに例え無人島で二人きりになっても絶対に愛さないと宣言された過去があった。ハナが荒れた事情を知ったウォンは結婚式場へ向かうハナを励まそうと同行するが、新郎のホジュンが二股を棚に上げてハナをストーカー扱いしたことに腹を立て、思わず殴ってしまう。式場は騒然となり、ハナが皆に謝罪する羽目に。二人で酒を飲んだハナとウォンは35歳までにどちらが先に結婚するか、500万ウォンの賭けをする。

 

三十代半ばのヒロインがかつて駄目になった恋愛をやり直すのか、幼馴染みとの友情を恋愛に発展させるのか、二人の男性の間を行ったり来たりしながら幸せの決断をする軌跡を描いたラブストーリーなのだが、おそらくこのドラマを少し見ただけで大方の人間はこの勝負は最初から成立していない事に気付くだろう。宣伝では三角関係という謳い文句となっているが、むしろ幼馴染みとの恋愛を成就させるための一つの試練という扱いになっており、何だか巻き込まれてしまった側が可哀想な感じさえするドラマだった。

 

心の中に互いの恋愛感情を秘めたまま友達関係を続けてきたハナとウォン。初っ端から二人の間には誰も入り込めない雰囲気があり、これじゃ別の人との恋愛を求めても無駄だと思ったらその通りだったという流れ。先が読めるだけに何が起きても「ああ、やっぱりな」で済まされてしまう。ベタなストーリーではあるものの、ハナとウォンの関係が非常に爽やかに描かれているので嫌味がないのがこのドラマの魅力である。

 

またハナは当初悲惨な恋愛の結末ばかりを迎える三十代半ばの惨めな女性のように見せているのだが、だんだんストーリーが進んでくると美人で仕事は出来て二人の男性から想われている非常に羨ましい女性だと判ってくる。そうなるとちょっと腹立たしさを感じるのも否めない。

 

満足度は★★★★

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リテイク 〜時をかける想い〜

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 筒井道隆、成海璃子、浅野温子 他

【放送】 2016年(フジ)

 

タイムトラベルが可能な未来から2016年にリテイク(タイムトラベル)してきた人間が出没するようになる。そんな人々が現代で起こす事件を戸籍監理課の二人の奮闘を描いたお仕事ドラマ。

 

競馬場で二人の男女がある人間を探していた。彼等は法務省民事局の戸籍監理課の職員、新谷真治と那須野薫。ようやく彼らが発見したのは真っ白な服に眼鏡をかけた男だった。その男は何やら厚い本を見ながら馬券を一点買いしていた。二人の職員はすかさず彼に声をかけて彼が幽霊、所謂タイムトラベラーであることを指摘する。タイムトラベラーの特徴として理由は判らないが着ている服が全て漂泊されてしまうのだという。現に男の被っている野球帽は真っ白だが中日ドラゴンズのマークがついている。男が言うには一攫千金目当てに未来からリテイク、つまりタイムトラベルしてきたらしい。2016年から2017年にかけて競馬は大穴が続出。それを目当てに2016年にやってきたわけだが、元の時代に戻る方法はない。「金さえあれば・・・」と甘い考えを持つ男二人の職員は残酷な現実を突き付ける。タイムトラベラーには戸籍がない。そのため社会保障はされず、結婚も出来なければ海外へ行くことも出来ない。実はこの二人はそんなタイムトラベラーを確保し、施設へ収監して保護するのが仕事なのである。

 

今から五年後にタイムマシンが完成し、それを使って多くの人達がタイムトラベルでこの時代にやってくるようになる。人は過去に大なり小なり悔恨を残しながら生きている。取り返せない過去を変えたいと願う人々が辿り着いたこの時代で彼らは何をしようとしているのだろう?戸籍監理課の仕事はそんなタイムトラベラーを単に施設に収監する事だけだが、その任務に当たる新谷真治はタイムトラベラーがこの時代にリテイクしてきた目的を知り、彼らの思いに向き合ってしまう心優しい人物。それ故にタイムトラベラーに任務以上の思い入れをしてしまい、そこに様々なドラマが生まれてしまうのである。

 

しかしそもそも何故未来人がリテイクしてきていると知っているのだろう?

 

このドラマをそんな疑問を持ちながら見ていると非常にミステリアスである。戸籍管理課が発足されたのは未来人がリテイクしている事実を把握しているからである。しかもリテイクが行われる際の事情も非常に良く知り得ている。現代においてタイムマシンは開発されていない。この時代にタイムマシンの話をしても信じる人は殆どいないだろう。それなのに事情を詳しく知っているのは誰かが未来人と接触しているはずである。ではその事を知らせた未来人とは誰なのか?

 

最近のタイムリープブームで過去の何かを変えようと起こるドラマネタは結構出尽くしていて、現代にリテイクしてきた未来人と起きるドラマはあまり目新しさを感じるようなストーリーではない。しかも現代人からの目線でのドラマであるためリテイクに対してどちらかといえば否定的に捉えている。タイムリープした人のこれから何かを起こしてやる!という期待感がない分、タイムリープ物が好きな人にも興味が半減する内容である。但し前述したように誰が現代に未来人の存在を知らせた未来人なのかというドラマには現れない疑問を持つという間接的な興味が湧くドラマである。ただ如何せん主役が地味過ぎであるのは否めない。

 

満足度は★★★★

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探偵少女アリサの事件簿

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【出演】 本田望結、田中圭、名取裕子 他

【放送】 2017年(テレ朝)

 

孤島の屋敷で次々人が殺害されていく。優れた洞察力と推理力を持つ少女が連続殺人事件を解き明かす。原作は東川篤哉著の『探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて』。本田望結の初主演ドラマ。

 

絵画の贋作に端を発した殺人事件を見事に解決したのは名探偵・綾羅木孝三郎。警察の人間が彼に感謝の言葉を投げて去っていった後、部屋には可愛らしいエプロンドレスを身に纏った少女・綾羅木有紗が入って来る。実は事件を解決したのは孝三郎ではなく娘の有紗だったのだ。しかし孝三郎には次の仕事が待っている。一人日本に残していく有紗を心配した孝三郎は有紗を叔母の綾羅木瑤子に預けていく事にするのだが、瑤子とはあまり良い関係を築いているわけではない有紗は露骨に嫌な顔を見せる。瑤子は有紗を連れて孤島にある屋敷へとやって来るが、その夜瑤子は謎の死を遂げる。

 

ドラマは前半と後半に分けられていて、前半は外とは隔離された屋敷の中で起きる連続殺人事件を扱ったクローズドサークル系ミステリー。後半は事件の背景にある事情を明らかにする内容となっていて、有紗が探偵役として活躍するのは前半のみとなっている。後半からはもう一人の主役が活躍する。

 

クローズドサークルの醍醐味はその場にいる人間の中に犯人がいて、我が身を守るために他者を疑わなければならないという極限状態での人間ドラマである。今回は11歳の少女が探偵役のため、名探偵と言えどタフとは言い難い。子供らしさを失わないために天才的な推理力は持たせているものの、その反面精神的な脆さを浮き彫りにしている。それは理に適っていると言えるのだが、従来の探偵物と比較すると物足りなさを感じてしまうのは否めない。またミステリー要素はやや弱く、難解な内容ではないのは子供が探偵役であるが故なのだろうか?子供向けのエンターテイメントと割り切ってしまえば見られる内容である。

 

さてこのままシリーズ化するかどうかは主演の本田望結の成長次第だろう。成長期だけに急激に身長が伸びてしまえば続編は難しい。主演交代となるのも一つの手ではあると思うが・・・。

 

満足度は★★★★

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越後・会津殺人ルート

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【出演】 高橋英樹、原沙知絵、勝村政信 他

【放送】 2014年(テレ朝)

 

お馴染十津川警部と亀井刑事のコンビが活躍して事件を解決する西村京太郎原作のトラベルミステリー第61弾!連続女性殺人事件の容疑者となったのは十津川警部だった。十津川警部を罠に陥れた事件の真相を暴く。原作は西村京太郎著の『越後・会津殺人ルート』。

 

十津川警部が夫婦揃って新潟旅行へ行こうとしている最中、突然休日返上の命令が下る。理由は殺害された女性・原田由紀の所持品から十津川警部の名刺が発見されたため、被害者と顔見知りの可能性があるので十津川警部の部署に今回の事件を任せたいという上層部の意向だった。現場へ急行した十津川は被害者の女性に全く面識はなかった。名刺と共に発見されたメモには猪苗代と新潟の宿泊先が書かれており、また電車の切符も発見された事から、被害者は二日間の日程で旅行を計画していたことが判明する。十津川は亀井警部達に現場の捜査を任せ、自らは被害者が乗車するはずだった浅草発鬼怒川温泉行の切符を持って特急『スペースきぬ』に乗り込む。旅行に同伴者がいないか調べるためだった。車掌の話では隣の席の乗車券も売れているとの話だったが、一向に同伴者は現れない。ところが突然公衆電話から十津川の携帯に電話がかかり、ボイスチェンジャーを使ったと思われる声で「やっぱり『特急きぬ115号』に乗ったんですね」と聞こえてくる。

 

十津川警部が容疑者となってしまうと必然的に亀井刑事が指揮をとる側に回ると判った一作だったが、こういう捜査の形態って警察内での規則に則っているのだろうか?とふと考えてしまう。そもそもこのシリーズは事件解決のために管轄外の地域まで平気で足を伸ばしてしまう等おかしな点がそこかしこに見られるので、今更そんな些細な事を取り上げるのも無粋なのだが・・・。

 

それはそうとストーリーは過去に起きた交通事故が発端となり、捜査をかく乱する河合記者が登場するなど事件の全容を明かすにはかなり手の込んだ内容となっている。おまけに最後の最後に判明する動機の点で言えば驚愕に値する事実が隠されており、そこに行き着くまでの二転三転する展開も非常に面白い。マンネリ化しているこのシリーズの中でも秀作だと言える。

 

但し亀井刑事が直接事件に関わって来ないとやはり人情的な部分が希薄となるのが欠点。十津川警部主体のストーリーはさくさく進むので気軽に見られるのは良いが、そこに登場する人々の人間ドラマがあまり重要視されない。今回のドラマでもその点が非常に強く出ていた。

 

満足度は★★★★★

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