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越後・会津殺人ルート

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 高橋英樹、原沙知絵、勝村政信 他

【放送】 2014年(テレ朝)

 

お馴染十津川警部と亀井刑事のコンビが活躍して事件を解決する西村京太郎原作のトラベルミステリー第61弾!連続女性殺人事件の容疑者となったのは十津川警部だった。十津川警部を罠に陥れた事件の真相を暴く。原作は西村京太郎著の『越後・会津殺人ルート』。

 

十津川警部が夫婦揃って新潟旅行へ行こうとしている最中、突然休日返上の命令が下る。理由は殺害された女性・原田由紀の所持品から十津川警部の名刺が発見されたため、被害者と顔見知りの可能性があるので十津川警部の部署に今回の事件を任せたいという上層部の意向だった。現場へ急行した十津川は被害者の女性に全く面識はなかった。名刺と共に発見されたメモには猪苗代と新潟の宿泊先が書かれており、また電車の切符も発見された事から、被害者は二日間の日程で旅行を計画していたことが判明する。十津川は亀井警部達に現場の捜査を任せ、自らは被害者が乗車するはずだった浅草発鬼怒川温泉行の切符を持って特急『スペースきぬ』に乗り込む。旅行に同伴者がいないか調べるためだった。車掌の話では隣の席の乗車券も売れているとの話だったが、一向に同伴者は現れない。ところが突然公衆電話から十津川の携帯に電話がかかり、ボイスチェンジャーを使ったと思われる声で「やっぱり『特急きぬ115号』に乗ったんですね」と聞こえてくる。

 

十津川警部が容疑者となってしまうと必然的に亀井刑事が指揮をとる側に回ると判った一作だったが、こういう捜査の形態って警察内での規則に則っているのだろうか?とふと考えてしまう。そもそもこのシリーズは事件解決のために管轄外の地域まで平気で足を伸ばしてしまう等おかしな点がそこかしこに見られるので、今更そんな些細な事を取り上げるのも無粋なのだが・・・。

 

それはそうとストーリーは過去に起きた交通事故が発端となり、捜査をかく乱する河合記者が登場するなど事件の全容を明かすにはかなり手の込んだ内容となっている。おまけに最後の最後に判明する動機の点で言えば驚愕に値する事実が隠されており、そこに行き着くまでの二転三転する展開も非常に面白い。マンネリ化しているこのシリーズの中でも秀作だと言える。

 

但し亀井刑事が直接事件に関わって来ないとやはり人情的な部分が希薄となるのが欠点。十津川警部主体のストーリーはさくさく進むので気軽に見られるのは良いが、そこに登場する人々の人間ドラマがあまり重要視されない。今回のドラマでもその点が非常に強く出ていた。

 

満足度は★★★★★

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キルミー・ヒールミー

【出演】 チソン、ファン・ジョンウム、パク・ソジュン 他

 

多重人格者の青年と精神科研修医の女性の純愛ストーリー。七人の人格を演じ分けるチソンの演技が見物!

 

スンジン財閥の御曹司であるチャ・ドヒョンは幼い頃パーティー火災で九死に一生を得た過去を持つ。成長したドヒョンはアメリカで平穏な大学生活を送り、大人しく模範生でアメフトでも頭角を現す彼は周囲から博愛主義者のように思われていた。ある日、連絡が取れなくなった友人のジェニファーの様子を見に行くと、ジェニファーは父親からDVを受けていた。ジェニファーを庇おうとしたドヒョン自身も暴力を振るわれるが、その際奇妙な光景が頭に浮かぶ。それは幼い自分が誰かに暴力を振るわれる映像だった。暴力に怯えるジェニファーのせいで不法侵入者として逮捕されたドヒョンは帰宅した直後、突然暴力的になりジェニファーの父親を叩きのめす。実はドヒョンは多重人格者で暴力を振るわれた事実が彼の攻撃的な人格を呼び覚ましてしまったのだ。これまでにも何度も目を覚ますと知らない場所にいる等前例があったため、ドヒョン自身多重人格である事は認識している。アメリカまで駆け付けたアン弁護士にドヒョンは自分の病気を母と祖母が理解出来るかどうか不安を告白する。

 

序盤は主人公が多重人格(解離性同一性障害)のためそこから次々と登場する人格が巻き起こす騒動が楽しく、特にトラブルメーカーであるアン・ヨナや海と酒が大好きなフェリー・パクが登場する際は完全にコミカル路線を突っ走っていく。ドラマ自体は苦悩する主人格ドヒョンのシリアスな内容が主体となっているものの、人格交代がもたらす騒動の爆発力が凄い。次に何が起きるのか判らない面白さに目が離せなくなる。またそれぞれの人格が判りやすいように服装や化粧、アクセサリー等で差別化を図っているが、それ以上に主演のチソンの表情が人格ごとに全く異なるのは見事である。顔を上げた際にアン・ヨナの顔になっていると思わずにやにやしてしまう。

 

さてこのドラマには多くの謎が隠されている。ドヒョンは多重人格による記憶の欠如以外にも幼い頃の記憶がない。その記憶の中にはオープニングで紹介されるスンジン財閥の不幸な過去が関わっている。どうやらドヒョンの多重人格もその辺に原因があるようだが、その失われた記憶にどんな真実が隠されているのかを発見するのもこのドラマの一つの面白さになっている。一転二転する展開に混迷を極める事実。そしてやっとの思いで解き放たれた真相には驚愕するばかりである。

 

満足度は★★★★★

NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
(2016-04-02)

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富士ファミリー2017

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 薬師丸ひろ子、小泉今日子、吉岡秀隆 他

【放送】 2017年(NHK)

 

富士山の麓にある時代遅れのコンビニで働く一家のほのぼのとしたホームコメディー。昨年放送された『富士ファミリー』の続編。

 

コンビニ『富士ファミリー』は相変わらず小国家の面々が支え合って営業している。しかし少しずつ変化が訪れていた。長女の鷹子は長年の恋人・春田雅男とようやく結婚し、近くのマンションで新婚生活を始めている。故人である次女のナスミは夫の日出男が再婚し、後妻の愛子との間に娘も誕生し、そろそろ成仏しようかと考えていた。また三女の月美は息子の大地を心配するあまりつい友人関係に口を出してしまい、大地からそっぽを向かれる始末。また祖母の笑子も友達に故人が多くなり友人がいないと嘆いていた。そんなある日、鷹子はふと雑誌の記事に目を留める。世界の偉人百選に『キティ・トーヤマ』の名前があったのだ。彼女の本名は遠山霧子。鷹子の中学時代の友人だった。霧子には霊感があり、予言は百発百中。ところが三十五年前の霧子の予言には鷹子が今年死ぬと書かれていたのだ。恐ろしくなった鷹子は雅男に出張を止めて欲しいと頼み込む。

 

何か大きな変化があるわけではないが、同じような毎日を過ごしているように見えて何かが少しずつ変化している。それは誰にでも言えること。そんなささやかな変化をコミカルに繋いだのがこのドラマである。どのエピソードを取ってもどこか親近感を覚える。今回のエピソードはどちらかといえば誰しもがやってしまう失敗を取り上げ、それをしゃかりきになって解決に乗り出すという熱さはなく、ただゆったりと流れる時の中で自然体で受け止めていく姿勢が良い。

 

また毎度笑わせてくれる騒動の種の笑子バアさん。年齢的にも友達がいなくなっていく寂しさを噛み締める時期ではあるのだが、それをただ寂しいだけの老人と片付けず、ほんのちょっとしたきっかけで新たな友達を作れる可能性を示してくれるのも一興である。年を取れば頭が固くなりとかく頑固になるもの。またこれまで歩いてきた軌跡をちょっと脚色して自慢したくなる気持ちも判らなくはない。でも少しだけ正直になれば気持ちは判り合えるものであるのも事実。色々なエピソードの中で笑子バアさんに新たな友人が出来たエピソードが一番印象的だった。

 

満足度は★★★★

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スーパービュー踊り子連続殺人事件

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 高橋英樹、上原美佐、雛形あきこ 他

【放送】 2012年(テレ朝)

 

お馴染十津川警部と亀井刑事のコンビが活躍して事件を解決する西村京太郎原作のトラベルミステリー第57弾!スーパービュー踊り子号で発生した毒殺事件の謎に挑む。原作は西村京太郎著の『スーパー雷鳥殺人事件』。尚、このシリーズ第一作目から出演してきた愛川欽也は今回で降板。愛川欽也が演じる亀井警部はこの作品で見納めとなる。

 

十津川警部以下警視庁捜査一課の面々がフラメンコを楽しみながら打ち上げをしていた夜、自暴自棄になって泥酔した男・佐々木貢が店付近で絡まれるという騒動が起きていた。翌日、スーパービュー踊り子に乗るため新宿駅を訪れた十津川警部と亀井刑事は相変わらずやさぐれた佐々木が同じ列車に乗り込むのを見かけて苦笑する。ところが定刻通り出発した車内で佐々木は苦しげな様子の男から遺書を預かった直後、男は絶命。早速十津川と亀井が捜査に乗り出す。死んだ男の所持品から池辺興産社長・池辺康夫と判明。ぞんざいな態度の刑事に腹を立てた佐々木は遺書を預かったことを打ち明けなかった。その日、ホテルに着いた佐々木は遺書に目を通す。そこには一千万円を渡すから自分を殺した犯人を見つけ出して欲しいと池辺からの依頼が書き込まれていて驚愕する。

 

このドラマを見て真っ先に不思議に思ったのは、何故佐々木が伊豆へ向かったのかという事である。何かそこに佐々木の思い入れがあるとかなら別なのだが、実際そんな気配は微塵もない。何故だろうと考えていると原作で佐々木が乗ったのはスーパー雷鳥で、行き先は東尋坊。それで納得。スーパー雷鳥は既に廃止になっており、そのため同じ『スーパー』と名前の付いた踊り子に改変されたものと思われる。まあ、仕方が無いと言えば仕方が無いが・・・。

 

それはともかくとしてこのドラマは何かとツッコミどころが多過ぎて困る。そもそも佐々木が見ず知らずの男から遺言状を預かったという大前提すらツッコミたくなる要因である。いつもの事ながら、警視庁捜査一課全員が東京から遠く離れた地へ全員集合して犯人逮捕に出かけるのもおかしな話だし、事件の説明をしている間に犯人が全く逃走する気配を見せないのも変である。それより今回もっと注目してしまったのが事件解明の場面。背景に警察や関係者がずらりと顔を揃える中、事件の説明をしている十津川警部と亀井刑事を見つめているかと思いきや、背後の人々の目線はそれぞれ別方面に向かっている。中でも森本レオはどこか明後日の方角を向いて立っていて、自分の台詞の番が来た途端カメラ目線で台詞を話す。これには大笑いだった。

 

満足度は★★★

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しあわせの記憶

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 渡辺謙、北川景子、二階堂ふみ 他

【放送】 2017年(TBS)

 

事業に失敗し家族を捨てて出て行った父親が元家族のために立ち回る。新しい人生に踏み出していく家族の物語。

 

津島家は女ばかりの三人家族。かつて父親の三浦太郎は弁当屋を営んでいたが、倒産したショックからパチンコ屋に入り浸る堕落した生活を送るようになり、更には長女の夏波に浮気の現場を抑えられてとうとう離婚して家を出て行った。それが五年前のこと。あれから夏波は事業を起こして社長となり一家の生活を支えている。しかし妹・冬花は大学を卒業しても就職先が見つからずフリーター暮らし。朝っぱらからだらしない冬花に夏波の叱咤が飛び、冬花は夏波の細かさにうんざりしていた。ある日、母親の純子が口紅をして出かけたのを見て娘二人は興味津々。一方、太郎はアパートで猫のサオリと暮らしているが、会社を解雇された上に家賃滞納によりアパートまで追い出される羽目になり、困った挙句夏波の会社を訪ねていく。

 

新春スペシャルドラマだけあって差しさわりのない前向きなストーリーで最後は大団円と決まっているのだが、ちょっと良い家族の話となるとどうしてここまで尖った点が一切ない角を丸くしたような話にまとまってしまうのだろう。劇的なドラマがあるわけでもなく、ゆるゆるとぬるま湯の中で進行していく内容は確かに心をほんわかさせる程度の効果はあるものの、これといって特徴があるわけでもなく何となく過ぎ去っていく日常の一ページをドラマ化したような内容である。勿論、ホームドラマだからそれで良いと言われてしまえばそれまでなのだが、見ていると退屈で最後まで見ても印象に残る部分が殆どない。人が新しい人生を踏み出そうとするには悩んだり葛藤したり、勇気を出したり、すんなりと前に進める人ばかりとは限らない。このドラマに登場する家族はそれぞれ何かを抱えているにも関わらずそうした場面があまり強調されていない。印象に残らないのはそれが大きいように感じた。

 

本当に淡々とした内容なので、強いて挙げれば父親が家族のために奔走する姿が少しお茶目だった程度の印象しかない。最後も何となくすっきりせず、うーん、こんなものなのかな?と首を傾げてしまう。

 

満足度は★★★

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