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遺産相続弁護士 柿崎真一

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 三上博史、森川葵、酒井若菜 他

【放送】 2016年(日テレ)

 

金持ちの故人を狙って遺産相続の依頼を受ける遺産相続専門弁護士のコミカルなリーガルドラマ。

 

遺産相続専門法律事務所『ラストリクエスト』の弁護士である柿崎真一は『よこはま・たそがれ』を歌いながら墓を暴いていた。実は歯科医のガールフレンド・水谷美樹の患者が墓の中に遺言状を隠していると聞いたためだったが、ようやく見つけた遺言状もホテルでお楽しみの最中、美樹が受取人に書かれた自分の名前をペンで訂正した時点であっさりその苦労も徒労に終わる。そこへ丸井華が突然乗り込み、明日の仕事と称した金持ちの喪中欄に丸の書かれた新聞を持ってくる。柿崎の仕事は弁護するだけでなく、葬儀に駆け付けて自ら仕事を取って来る事も含まれているのである。今回目を付けたのは山岸秀雄。告別式に顔を出した柿崎はあっさり喪主の娘・倫子に門前払いを食らうが、そこへおあつらえ向きに派手な女が遺体を持ち出そうと現れる。倫子と女はその場で取っ組み合いの大喧嘩。告別式どころの騒ぎでは無くなってしまう。女は故人が亡くなる六時間前に籍を入れたれっきとした妻。柿崎に依頼する。

 

完全にコメディーに走ったお色気ありのリーガルドラマで、設定がかなりイっている。初めからコメディーと構えていればそれなりに見られる内容だが、展開の速さと突飛さで押し切ったドラマである事は間違いない。辻褄の合わない部分や常識的にどうなの?といった疑問を全て目まぐるしい展開で吹き飛ばされる。独特な世界観を持つアウトローな弁護士(?)ドラマである。

 

一話完結で毎回依頼人の遺産相続に関わる案件に応対していくのだが、金のためなら何でもやるその精神は見上げた根性である。しかし裏を返せば人間が腐っているとも言え、決して真面目に考えてはいけない。これはあくまで弁護士エンターテイメントドラマなのだと見ている自分に言い聞かさないとだんだん腹が立ってくるくらいふざけている。適当に流し見するくらいが丁度良いだろう。というのも主役の柿崎真一がかなりのイロモノであるだけでなく、その周りの人々もそれに輪をかけたイロモノなのである。柿崎の弁護士事務所の周囲に住む人々のイロモノ度合いが半端では無く、出演者は楽しそうなのだが、見せられる方は堪ったものじゃない。おまけに依頼人もかなりイッちゃってる依頼人も多いので、一体どこに救いを求めれば良いのか判らなくなる。だからと言ってそのコミカル部分が突き抜けて面白いかと言えばそうでもない。センスの問題なのだろうが、笑いも中途半端なので取り立てて次回も見たいと思わせる魅力に乏しいのが現実である。

 

マジで暇潰しという感想しか持てなかった。

 

満足度は★★★

出雲咲乃
スターダストレコード
(2016-08-31)

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望郷

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 広末涼子、伊藤淳史、濱田岳 他

【放送】 2016年(テレ東)

 

湊かなえの短編小説集『望郷』から珠玉の三篇を実写ドラマ化したオムニバスドラマ。

 

●みかんの花

一島一市の白綱島市の閉市会が催される。来賓として呼ばれたのは白綱島市出身の小説家・桂木笙子だった。観客席にいた富田美里は壇上の笙子を見た途端怒りのままに野次を飛ばし始める。実は笙子は二十年前に駆け落ちしたまま一度も帰郷しなかった美里の姉なのである。笙子は当時たまたま富田家に立ち寄った東京の青年・奥寺健一と駆け落ちを匂わすような書き置きをして島を出て行った。都会の生活に憧れていた美里は自分を置き去りにした笙子をずっと恨み続けていた。

 

●海の星

浜崎洋平は小学六年生の時に「煙草を買いに行ってくる」と言い残したまま父親が失踪している。あれから二十年が経ち、今は東京で妻の友美と息子の太一と三人で暮らしている。ある日、高校時代の同級生・真野美咲から手紙が届く。そこには父親の事で相談したいのでどうしても会いたいと書かれていた。不意に父親が失踪した後の母親との思い出が頭を過る。母親は夫の死を決して信じず、毎日探し歩いていた。

 

●雲の糸

父親を殺害した母親のせいで、周囲からいじめを受けていた少年時代を送ってきた磯貝宏高は、高校卒業後島を出て職場の先輩にギターを勧められたのをきっかけに歌手・黒崎ヒロタカとしてデビューする。曲がヒットして一躍人気アーティストの座を手に入れた宏高だったが、現在七年ぶりの故郷の地で海に落ち、意識不明となっていた。

 

故郷は懐かしいばかりではない。人は故郷に対して様々な思いを抱いて生きている。中には故郷での思い出が嫌な思い出ばかりで二度と帰りたくないと思う者もいるだろう。或いは故郷に戻りたくても戻れない者もいるだろう。故郷を持つ人間にスポットを浴びせ、その人に知られざる故郷の一面をもたらすのがこのドラマである。

 

三作とも全く異なるシチュエーションながら、何かしら主人公は知らない真実がある。そんなミステリアスな雰囲気を漂わせつつ、展開されていくのは鬱陶しいくらいの人間ドラマ。三作それぞれに味のあるストーリーになっているのだが、元が短編のオムニバスドラマのためあまり壮大なドラマでは無い。ごく平凡な日常に少しばかり目先が変わった程度の謎が明かされることで、屈折していた主人公の気持ちが前向きになるという程度のもの。大きな衝撃は無いが、静かな余韻を残していく。

 

ドラマを見て一番強く感じたのは人は必ず誰かに守られているという事。それがどんな形であろうと、直接的なアプローチが何も無かったとしても、知らない内に人は守られている。それに気付いて欲しいというメッセージがひしひしと伝わってくる。ちょっとワンパターンな傾向も無きにしもあらずなのだが、興味深い内容だった。

 

満足度は★★★★★

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バスケも恋もしていたい

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【出演】 藤ヶ谷太輔、山本美月、川栄李奈 他

【放送】 2016年(フジ)

 

高校時代にバスケットボールを通じて出会った仲間達の恋と友情を描いた三夜連続青春ラブストーリー。

 

土屋朝光は高校時代バスケットボール部のキャプテンだったが一度も試合に出た事がないまま最終戦を迎えていた。レギュラーメンバーの発表の日、最後に名前を呼ばれたのは土屋だった。土屋の親友でエースの高松優基は発表前に監督からメンバーの相談を受けていて、バスケの実力はともかくチームをまとめる力に長けている土屋をレギュラーメンバーに入れるのに賛成していた。ところが実力では土屋より上の後輩・矢吹瞬は自分がレギュラーから外された事に納得出来ず、クレームをつける。決断を迫られる土屋の前に現れたのが、いつも土屋の一人練習を見ていた少女・羽鳥紗枝だった。彼女の言葉に触発されるように土屋はシュートを試みる。

 

バスケットボールのBリーグが開幕するのを記念して制作された男女四人の青春ラブストーリー。三夜連続放送とは言っても毎回三十分の放送で、しかも高校時代から社会人へと続いていくため、かなり無理をして詰め込んだようなドラマである。開幕記念なのでバスケットボールに纏わる話題が登場するのはともかくとして、何しろ時間がないため肝心な所ですっ飛ばされ肩透かしに終わる感が半端ない。放送時間だけでなく、撮影時間もなかった即席ドラマにしか思えない。

 

また中心となる四人の内、山本美月と藤ヶ谷太輔の高校生姿が厳しい。特に山本美月が演じる紗枝は高校時代読書好きの大人しい女の子という役柄なのだが、口を開いた途端イメージが総崩れ。山本美月の喋り方が全く役柄に合っていなかった。

 

ストーリーもとにかくバスケットボールを絡ませておけば良いだろう的な発想で進んでおり、良くありがちなシチュエーションを取り敢えず入れてお茶を濁した感じである。そのためドラマ自体が薄っぺらい。幾ら深夜の時間枠でもこれはないだろう。出演する俳優陣の人気に頼るだけで良いのかと疑問を感じる。

 

満足度は★★

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THE LAST COP episode0

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【出演】 唐沢寿明、窪田正孝、佐野史郎 他

【放送】 2016年(日テレ)

 

昨年、二時間ドラマとして放送されたアクション刑事ドラマ『THE LAST COP』が今秋から連続ドラマとして放送開始となる。連ドラ放送前に『三週連続ラストコップ祭り』と称して、前作を振り返ると同時に連ドラ告知を行う告知ドラマ。

 

三十年の昏睡状態から生還した京極浩介と望月亮太がバディを組んで既に一年が経つ。二人は悪党のアジトを突き止め、今まさに突入しようとしていたが、いつもの事ながら浩介の打ち出した作戦は亮太が単身囮となって飛び込む作戦ばかり。既に亮太は浩介の無茶ぶりのせいで全身骨折という惨憺たる有様。文句を言う亮太の前で、浩介は二人がバディを組むようになった過去を振り返るのだった。

 

一応ドラマにはなっているものの、初回は完全に過去の二時間ドラマを振り返る内容で、後は浩介&亮太のコントの傍ら連ドラの告知を行うという、脱力感満載のドラマ。三週連続の放送とはなっているが、二話では浩介の娘の結衣が実の父が浩介である事を知るストーリーで、三話では連ドラでは登場予定のない佐野史郎が演じる遠藤警視正を登場しなくて良いようにするための前振りストーリーとなっている。episode0と言うのは本来放送される以前のエピソードを語るものであり、告知と前作の後日談的内容をepisode0に設定するのはどうかと思うが、二時間ドラマの方は目を瞑り、連ドラを本編と考えるならばepisode0扱いも頷ける内容である。

 

まあ、それで最後の最後に衝撃の事実が判明するわけだが、年齢差にうーんと首を傾げる始末。浩介が三十年ぶりに目を覚ましたという設定に合わせて、娘役の佐々木希を三十代にせざるを得なかった事情は判るのだが、佐々木希が実年齢よりやや若く見えるだけにちょっと無理がある。それに加えて今回の衝撃の事実。そもそも三十年目に目覚めると言う設定に無理があったのではないだろうか?

 

とは言うもののハチャメチャぶりは健在。連ドラになってもこのままのテンションを保持して欲しいものだが、やはり連ドラとなると刑事物だけに一話完結が関の山。刑事ドラマは一話完結で一話見逃してもOKなのが主流となっているが、昨今では見逃し配信等もあるし、録画で見る人も増えている。それならば一話完結と言わずになかなか解決しない事件をこの二人に担当させたいものである。

 

満足度は★★★

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ノンママ白書

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 鈴木保奈美、菊池桃子、内山理名 他

【放送】 2016年(フジ)

 

少子化ストップの影響でワーママ(ワーキングマザー)推進の波が押し寄せる昨今、ノンママ(子供を産まない選択をした女性)達は肩身の狭い想いをしながら生きている。五十歳に突入しようとするノンママの悲哀と少しの希望の物語。香山リカ著の『ノンママという生き方〜子のない女はダメですか?〜』が連動書籍となっている。

 

八月九日夜、大手広告代理店『ジニア広告』の企画制作部チーフの土井玲子は人事部の同僚・大野愛美とフリーライター・葉山佳代子とともに行きつけのBARで飲んでいた。そんな中、愛美がぽろっと次の人事を漏らしてしまう。何と玲子が部長昇進との噂が流れていると言うのだ。実は半年前からそんな噂が流れているのは玲子も知っていた。同期の本城は企画制作部の部長。キャリアから言えば玲子が部長になってもおかしくはない状況にはある。翌日、愛美が言った通り、本部長から玲子へ企画制作部の部長昇進の内示がでる。本城もまた本部長代理に昇進。現場を離れたくないという思いからプレイングマネージャーになる事を部下に宣言する。

 

女性に気になるキーワードを会話の中に取り入れて時代感をだしつつ、新しい物には飛びつくものの中身は全く判っておらず取り敢えず今風感に満足し、かつ自分達が活躍してきた時代の古いワードはしぶとく記憶しているというアラフィフ女性の生態を顕著に示している。特にポイントとなっているのは女性の社会進出を推進するために施行された男女雇用機会均等法。これにもろぶち当たったのが丁度アラフィフを迎えた女性達。女性も男性同様働ける権利を得たこの世代の女性達は後進の女性達が社会人として働くための地盤を築けと要求され、仕事と家庭の両立より、仕事か結婚かの選択を迫られた。ところが現在は少子化の影響で働きながら子育てをするワーキングマザー、略してワーママが推奨される時代となった。時代が変わったと言われればそれまでなのだが、アラフィフのノンママにとっては見過ごせないゆゆしき事態である。後進の女性達のために必要以上頑張って道を切り開いてきたはずが、お前たちが子供を産まないから少子化になったとでも言わんばかりのワーママ推進の風潮に肩身の狭い思いをしているのである。そんな彼女達の悩みや考え方、現状との付き合い方、そしてそろそろ考えなければならない老後の話等々を、会話の中に織り込んでいくドラマである。

 

ヒロインの土井の勤める会社の体質はどうも古臭いのが難点。そういう企業もあるだろうが、ここまで男万歳の企業というのも現代では珍しいのではないだろうか?正直、土井の部下連中の好き勝手な発言は降格なりの処分対象に値するくらい酷い。もう社会人としてどうなの?と問いたくなるくらいのレベルである。それがまかり通ってしまう会社の体制にそもそも問題があるような気がする。

 

ところでドラマが面白いかと言われると、微妙である。確かに内容的にアラフィフの女性には親近感を得られる部分も多いと思うが、所詮は雑談レベル。一個人の主張として取り上げるのは面白いと思うが、それ以外の世代に興味を持たれるかは別の話。そもそも現代の風潮に合わない人々の話なのだからこれをドラマにした所でどうなの?と疑問に感じた。まあ、今回のドラマは主演に鈴木保奈美を起用することが目的であるため、アラフィフが中心の話になってしまうのは仕方ない事なのだが・・・。ラストの折り合いの付け方も中途半端な逃げ方をした感じが否めなかった。

 

満足度は★★★

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