DIVERー特殊潜入班ー

  • 2020.10.24 Saturday
  • 18:09

【出演】 福士蒼汰、野村周平、りょう 他

【放送】 2020年(フジ)

 

急増する犯罪組織に対抗するため、警察に秘密裏に設けられた潜入捜査チームの潜入捜査サスペンス。何が正義で何が悪か?冷酷非道のダークヒーローが悪を制す!原作は大沢俊太郎のコミック『DIVER −組対潜入班−』。

 

組織犯罪対策課が張っていた麻薬取引の現場から車で逃走した男がいた。伊達が車のタイヤを狙撃するも、停止した車にはもう男の姿はなかった。もっとも証拠品は全て押収し、現場にいた外国人や暴力団組員は逮捕された。組織犯罪対策課の鏡光一は得意になって背後に国際密輸組織の存在があるとして全容を明らかにするとマスコミに発表していた。しかし兵庫県警本部長・阿久津洋子から逃走した男の行方を問われて真っ青になる。その頃、多額の借金を抱えた青木という男が闇金から金の返済を迫られて暴行されていた。小指を落とされても仕事を求める青木に興味を示した海藤は青木に特殊詐欺の受け子の仕事を紹介する。実は青木は兵庫県警に秘密裏に設けられた潜入捜査チームの一員。特殊詐欺グループの実態を明らかにするべく海藤に近付いたのだ。

 

ドラマの面白さ云々を問う前に、全五話での連ドラに踏み切るべきかどうかを疑問に思うべきだった。このドラマが一話限りの二時間サスペンスドラマ等で放送されていたなら、全然印象は違っただろう。しかし五話という中途半端な長さ故にD班の活躍を味わう間もなく、いきなりクライマックスを迎えると言う構成は流石に性急過ぎてついていけない。結果、味気ない幕切れという余韻しか残せなかった。

 

実際、ストーリーはそう悪くない。警察の組織の中に警察では無いダークヒーローがいて、悪の組織に潜入して悪をも手のひらで転がすように騙して仕留める。警察には出来ないやり方は非常に興味深かった。五話完結にしてまで内容を凝縮して制作する必要があったのか甚だ疑問である。

 

それはともかくキャスティングの微妙さは如何ともし難い。それぞれ飛び抜けた魅力というものを感じず、全体的なインパクトも弱い。ダークヒーローなのだからもっと非道でも良いのにと物足りなさを感じた。

 

満足度は★★★

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SUITS Season2

  • 2020.10.21 Wednesday
  • 10:03

【出演】 織田裕二、鈴木保奈美、中島裕翔 他

【放送】 2020年(フジ)

 

勝つためなら手段を選ばない癖の強い弁護士と、完全記憶能力を持つ偽弁護士のコンビが様々な依頼を解決する痛快リーガルドラマ。2018年に放送された連ドラ『SUITS』のシリーズ第二弾!全米大ヒットドラマ『SUITS』の日本語リメイク版。

 

幸村・上杉法律事務所は俄かに慌ただしさを増していた。荷物を持って右往左往する面々。秘書の玉井伽耶子が検察の到着まで残り十五分を告げる。そんな中、この事務所のパートナー弁護士・甲斐正午は帰国した相棒・鈴木大輔(本名:鈴木大貴)と連絡を取っていた。甲斐が担当するアーティストが契約締結する直前に相手先の企業がスキャンダルをネタに契約金を減額すると言って来たのだ。大輔からの情報を得た甲斐は記者会見の席上で見事にこの件を収めてみせる。しかし大輔が帰国する事は事務所の代表・幸村チカには相談していなかった。事務所に甲斐とともに現れた大輔を目にした途端、チカは頭を抱える。何しろ大輔は弁護士の資格を持たずに他人の名前をかたって弁護士業務を行う偽弁護士。もう一人の共同代表者である上杉一志がもしも戻ってきた場合、大輔の存在は弱みになるので出来れば事務所に置いておきたくないのがチカの本音だった。

 

続編となる今回は事務所名に記されていながら前作では登場の無かった上杉弁護士からこの弁護士事務所を守れるかが大きなテーマ。そのため前作のように一つの案件にじっくりと関わるのではなく、それに関して上杉弁護士と甲斐陣営の攻防戦を加えていくストーリーになっている。またこれまで触れられなかった主要キャストの人間性などにも触れ、より一層人間性を増すような方向に梶を切り替えている。

 

軽快なノリで次々と新たな手の内を明かして状況を二転三転させながら戦っていくスタイルは前作同様であるものの、身内同士の争いがメインであるせいかどんな案件を解決したとしてもスッキリさというものがない。また何だかんだ細かな事案を持ち出しては身内を仲違いさせるやり方も不快感を与える。そもそも法律事務所の権力争い自体にピンとくるものが無いのだ。取り敢えずテンポが良いので何となく流して見ていたが、何故に続編が制作されたのかも甚だ疑問である。

 

満足度は★★★

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半沢直樹

  • 2020.10.18 Sunday
  • 10:33

【出演】 堺雅人、賀来賢人、古田新太 他

【放送】 2020年(TBS)

 

2013年に放送され、『やられたら倍返し』や土下座などで一世を風靡した『半沢直樹』の続編。銀行の派閥争いが過熱する中、証券会社に出向されていた元銀行員が戦いに挑んでいく。原作は池井戸潤著の『半沢直樹』シリーズ(『ロスジェネの逆襲』、『銀翼のイカロス』)。

 

東京中央銀行から東京セントラル証券へ出向を命じられた半沢直樹は営業企画部長として働いていた。一方、半沢が糾弾したことにより不正を暴かれた大和田常務の忠実な部下だった伊佐山泰二は半沢への恨みを募らせていた。大和田が誰もいない会議室で震えながら土下座をする惨めな姿を目の当たりにして、大和田をそんな目に遭わせた半沢を世界の果てまで追い落としてやると息巻いていた。一か月後、東京セントラル証券に大手IT企業『電脳雑技集団』から検索エンジンでトップを行く『東京スパイラル』を買収したいと申し出がある。買収のために必要な株を取得するには1500億円以上がかかる見込みで、東京セントラル証券がこれだけの大型買収案件を扱うのは初めてになる。この買収が成功すればアドバイザーとして東京セントラル証券は多額の収益が見込める。親会社の東京中央銀行から厄介な案件を押し付けられてばかりいた東京セントラル証券の社員達はいきり立つ。しかし慎重かつ公平に事態を見極める半沢に対して、銀行からの出向組はプライドばかりが高く、東京セントラル証券のプロパーとは相いれない関係にある。案の定、諸田は半沢の許可なくこれまで担当してきた森山雅弘をプロジェクトチームから外し、出向組メインのチームを立ち上げてしまう。ところが二週間後、電脳雑技集団へ半沢が諸田達を伴って出掛けると、けんもほろろに契約を打ち切られてしまった。

 

七年ぶりの半沢直樹の続編とあって期待度も大きかったが、その期待を裏切る事無くやり切った感がひしひしと伝わって来る圧巻の内容だった。前作では随所に敗北の証として登場した土下座の出番はやや少なめではあるものの、今回は『倍返し』から『恩返し』へと進化を遂げた。また顔芸のオンパレードになるほど歌舞伎役者が起用されるわけだと納得せざるを得ない。

 

しかしそんな表向きのインパクトでとどまらないのがこのドラマの特徴である。銀行内の派閥争いに出世欲に塗れた行員のあの手この手とそんな側面を見せつつも、IT企業の企業売買、そして何と言っても注目されたのが航空会社の立て直しについてと取り上げた題材の良さも光っている。特に航空会社経営に関してはリアルな例を目の当たりにしているだけあって、ただの絵空事では済まさず現実を真摯に伝えてくれる。銀行業界のドラマの枠を飛び出して社会派のドラマの側面も見せてくれた。

 

コロナ禍の放送となり、撮影が間に合わず止む無く一度スペシャル番組の放送となったが、こちらも裏話で盛り上げて貰えた。こういう切り返しも素晴らしい。前作に劣らぬ内容に、最後までじっくりと楽しめた。

 

満足度は★★★★★

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キワドい2人―K2―池袋署刑事課 神崎・黒木

  • 2020.10.17 Saturday
  • 18:31

【出演】 田中圭、山田涼介、椎名桔平 他

【放送】 2020年(TBS)

 

腹違いの兄弟がバディを組み、事件解決に乗り出す刑事ドラマ。原作は横関大著の『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』。

 

神崎隆一は池袋署刑事課強行犯係に配属されたキャリアの新米刑事。初出勤の日、長野で蕎麦屋『おやじのそば』を営む父親に連絡し、父親から貰った時計を手に張り切って出掛けて行く。緊張しながらも挨拶を終えた隆一は統括係長・末長光一から黒木賢司とバディを組むよう命じられるが、肝心の黒木はその場にはいなかった。黒木は検挙率No.1の腕利きの刑事だが、同僚達も黒木の行方を掴めていないと言う。同僚刑事の諸星一朗の情報に寄れば黒木は昨夜ガールズバーの店員・萱島麻衣とアフターに出たのを最後に足取りが掴めなくなったと聞いて隆一は愕然とする。真面目な隆一にとって刑事がガールズバーに通うなど信じられない事だった。隆一に与えられた最初の任務は黒木を探し出す事となった。

 

偶然バディを組んだ相手が腹違いの兄弟だったという設定の刑事ドラマで、性格が正反対であるが故に対立しつつも息の合ったバディに成長するストーリーではある。ただ序盤はそのキャラクター性が強調されているのに対し、終盤は二人が関わった過去の発砲事件の真相究明一辺倒となり、それぞれの個性は二の次となってしまう。重大な事件を扱っている割にはライトでコミカルな雰囲気を漂わせているため、事件が軽んじられる嫌いがある。また兄役の田中圭の演じ慣れた熱くなりやすいタイプの刑事であるのに対し、弟役の山田涼介が刑事らしさを感じない。それもまた狙いであるのかも知れないが、結果として二人のバディに温度差が生じ、どこかちぐはぐさを感じてしまうのだ。

 

警察には有り得ないの連続でリアリティはないに等しい。とは言えコミカルさを極めれば面白いエンタメドラマだったのかも知れないが、印象としてはライト感覚のミステリーが全盛だった頃の刑事ドラマにしか思えず、これと言った特徴は見当たらない。コロナ禍の制作だっただけに仕方ない面もあるが、安っぽさが鼻につく。人気や話題の人をキャスティングしてそれに頼ろうとしているだけのドラマにしか思えなかった。

 

満足度は★★★

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私たちはどうかしている

  • 2020.10.14 Wednesday
  • 10:26

【出演】 浜辺美波、横浜流星、観月ありさ 他

【放送】 2020年(日テレ)

 

無実の罪で殺人犯として逮捕され亡くなった母の汚名を晴らすべく、老舗の和菓子屋の御曹司と契約結婚した和菓子職人のラブミステリー。原作は安藤なつみのコミック『私たちはどうかしている』。

 

十五年前、大倉七桜は母親の大倉百合子に連れられ老舗の和菓子屋『光月庵』の門をくぐった。百合子は腕の良い和菓子職人で住み込みで働くことになったのである。当時体の弱かった七桜は度々寝込んでいたが、そんな七桜に菓子作りを勧めたのが跡取り息子の高月椿だった。同じ年頃の七桜と椿はすぐに打ち解けて仲良くなる。ところが一年程が経ったある日、目を覚ました七桜は椿の咲き乱れる庭の先にある母屋で椿の父――高月樹が血塗れで倒れているのを目撃する。傍には椿がいて、部屋から百合子が出て行ったのを見たと証言する。殺人の容疑をかけられた百合子は逮捕され、七桜はその日の内に『光月庵』を追い出された。あれから七桜は花岡七桜と苗字を変え和菓子職人として働いていた。幼い頃のトラウマから赤い色が使えないというハンディキャップはあったが、茶道家の娘――真由から贔屓にされている。真由は結婚式の引き出物は是非七桜に作って欲しいと思っていたが、婚約者の家でも贔屓の店があり、この仕事を受けるには和菓子対決に参加しなければならないと聞かされる。相手が『光月庵』と聞いて諦める七桜だったが、見知らぬ男から百合子の手紙を受け取って気が変わる。手紙には無実の訴えが書かれていた。母の汚名を晴らすため、七桜は和菓子対決に参加を決める。

 

ドラマの目的は七桜が十五年前の事件で殺人犯とされた母親の汚名を晴らし、真相を暴く事。そのために事件のあった現場――光月堂に乗り込む手段として椿が政略結婚をぶち壊すために依頼された結婚話を承諾するという話で、そこまで聞くとミステリー作品としての要素満載で、本格ミステリーかとも期待するのだが、実際にはミステリーよりは恋愛要素の方が大きく、椿の母親も怖い雰囲気を漂わせるだけで行動はそこまで鬼畜ではない。むしろ夫に愛されなかった女の哀愁の方が勝っていた。また最終回に関しては怒涛のような急展開の嵐。次々と覆されていく十五年前の真実はなるほどミステリーらしさを孕んでいるように感じるが、その一方で、主人公の目の前で主人公が何もせずともどんどん新たな真実が吹き出し、主人公がほぼ第三者として傍観しているだけというのも味気ない。自らの力で少しずつ真相を明かしていく楽しみがあっても良かったと思う。最終回に思い切り詰め込み過ぎている印象を受けた。

 

コロナ禍の中、出演者にコロナ陽性者が出るなど不幸に見舞われたドラマ制作だっただけに、放送回数を少なくまとめざるを得なかったのは仕方がない。リモート撮影に徹するドラマが多い中、ラブシーンがあったりと挑戦的に見える面もあり、制作陣がかなり頑張っていた感じが伝わって来る。

 

難点は椿役の横浜流星が和服が似合わないことだろうか。

 

満足度は★★★★★

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