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白い秘密

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
 
【出演】 田宮二郎、片平なぎさ、山村聡 他
【放送】 1976年(TBS)

事故で失明した少女を担当したのは母を死に追いやった脳外科医だった。運命の悪戯から始まった少女と脳外科医の心の触れ合いを描いたヒューマンドラマ。1970年代のTBSを支えた人気ドラマシリーズと言えば何と言っても「赤い」シリーズと「白い」シリーズだろう。「赤い」シリーズには宇津井健、「白い」シリーズには田宮二郎と当時絶大な人気を誇るスター俳優を軸に制作が始まったドラマシリーズである。このドラマは「白い」シリーズの第四弾として制作された。

母親の手術が終わるのを待っていた夕子に告げられたのは母親の死だった。手術を担当したのは脳外科医の三村。原因は三村の手術ミス。手術をすれば母親が助かると信じていた夕子は三村を恨むようになる。それから五年後、夕子は事故に遭い病院に運ばれる。夕子の処置にあたったのは奇しくもあの三村医師だった。しかし夕子は失明してしまい三村が母親の敵だと気付かない。絶望する夕子に三村は自分の正体を隠して親身になって接していく。

ドラマの焦点となっているのは夕子が三村の正体を知った時、どんな反応を示すかということ。母の敵として恨み続けるのか、それとも三村医師をそれまで通り信頼していくのかどちらの選択をするかである。三村医師への審判はドラマの終盤まで引っ張られる。当時のドラマ事情から察して結末は概ね想像出来るものの、ドラマの大半は三村の葛藤や夕子の障害と戦う姿が占めている。医師としての使命、責任、良心の呵責等々様々な面で葛藤する三村の姿はドラマを支える大切な要素であり、田宮二郎の魅力を存分に引き出している。

あくまで主演は田宮二郎であるが、「赤い」シリーズの山口百恵がそうであったように当時清純派アイドルだった片平なぎさが失明しながらも明るく前向きに生きようとする少女を好演し人気を博している。またどちらかと言えばそれまでの「白い」シリーズは大人のドラマというイメージが強かったが、片平なぎさを起用したことにより若年層にも受け入れられ易くなった。

満足度は★★★★★
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赤い衝撃

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【出演】 山口百恵、三浦友和、中条静夫 他
【放送】 1976年(TBS)

かつてTBSドラマで人気を誇った赤いシリーズの第四弾! 加害者と被害者の恋という悲しい宿命に加え、足の不自由な人間に対する世間の冷たい仕打ちなどを赤裸々に描いている。

主人公友子は女子陸上会では名の知れたスプリンター。父親は娘の栄誉が自慢で『うさぎ』と呼んで可愛がっていた。ある日、若い刑事・秀夫の撃った流れ弾が友子に当たり、友子は脊髄損傷により半身不随になってしまう。しかし秀夫と友子は周囲の猛反対を受けながらも愛し合ってしまうというストーリー。

主人公が幾重もの困難に立ち向かいながら強く生きようとする姿を描くのが信条の赤いシリーズだけに、当然話は一筋縄ではいかない。愛情は障害が多ければ多いほど強くなるとでも言わんばかりに押し寄せる壁の多さと言ったら・・・。

特にこのドラマの場合、障害者がぶち当たる生活の問題も多々取り上げている。まだバリアフリーという言葉さえなかった時代。車椅子生活の人間を受け入れる住居も少なく、どれだけ本人が独り立ちしたいと考えていてもそれを応援してくれる環境も無い。また本人がどんなにしっかりしていたとしても、予期せぬ出来事に対処出来ないハンディキャップは非常に大きい。ドラマではそんな足の不自由な人間の辛さなども描いている。

さて赤いシリーズお約束ともいえる出生の秘密はこのドラマにも健在。後半は殆ど友子の出生の秘密に関しての家族の話が中心になってくる。最初の愛し合う二人の激しい展開に比べると少々冗長気味に感じるのは否めない。旅をする場面などは無理矢理引っ張っているとしか思えなかった。

それでも十分視聴者を夢中にさせる魅力のあるドラマに仕上がっているのは流石だと思う。最近は短いスパンで放送されるドラマが増えているだけに特にそう感じる。

満足度は★★★★★
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赤い運命

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
 
【出演】 山口百恵、三國連太郎、宇津井健 他
【放送】 1976年(TBS)

1970年代半ばから1980年にかけてTBSにおいてタイトルに『赤い』とつけられたドラマが放送されている。それらを総称して赤いシリーズと呼び、当時は絶大な人気を誇っている。このドラマも赤いシリーズの中の一作。シリーズとしては第三弾となる。

前2作は宇津井健が主演を務めてきたが、前作の『赤い疑惑』で娘役を演じた山口百恵に人気が集中してしまい、それもあってこのドラマの主演は山口百恵が務める事になった。以降、山口百恵は赤いシリーズ作品の多くに登場し、赤いシリーズの顔となっている。

1959年に日本を襲った大型台風伊勢湾台風。大きな被害をもたらしたこの台風がドラマのそもそもの発端となっている。伊勢湾台風の混乱の中、数多くの者達が家族を失っている。弁護士吉野も台風の中、妻と生まれたばかりの赤ん坊と生き別れとなっていた。あれから十七年の時が経ち、ようやく子供が養護施設に引き取られていると知る。ところが何の運命の悪戯か吉野が訪れる直前に養護施設は火事に見舞われ、逃げ惑う中、職員の一人があろうことか吉野の娘・直子と同い年の娘・いづみの身元を示す品を取り違えてしまう。そのため吉野はいづみを引き取り、直子は懲役を終えたいづみの父親・島崎に引き取られることになってしまうというストーリー。

山口百恵演じる直子のあまりの健気さに何度涙したことか。それぞれの娘が取り違えられていることにはすぐに気付くのだが、吉野にしろ直子にしろ他人の気持ちばかり考えて、はいそうですかと本当の親子に戻れないのが何ともじれったい。今ではあまり見られなくなった半年スパンの放送だっただけに、微妙な心の動きが丁寧に描かれていてついつい夢中になって見てしまう。おかげで再放送までばっちり見てしまった。

またこの作品はただ取り違えられた親子の話だけでは留まらない。後半に差し掛かると島崎がただの悪人では無く、未だに戦争の傷痕を引き摺っていると判り、かなりシリアスで深い内容となっている。

とにかくじっくり見るには最高の名作ドラマだと思う。

満足度は★★★★★
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