東京駅お忘れ物預り所6 大井川鐵道SLかわね路〜2分間の空白!!

  • 2016.12.05 Monday
  • 20:26

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 高嶋政伸、櫻井淳子、宮本真希 他

【放送】 2013年(テレ朝)

 

東京駅にある『お忘れ物預り所』に勤務する職員が大井川のケアハウスで殺人事件に巻き込まれるトラベルミステリー。『東京駅お忘れ物預り所』シリーズ第六弾!

 

五年に渡る東京駅改装工事が完了した翌年、東京駅遺失物係の嶋田夫妻が知人の殿山を訪ねるため大井川鉄道に乗ると聞いて、同僚の望月幸平と村尾由希子も同行することにする。大の鉄道ファンである幸平にとって未だに走るSLを見るのは何よりの楽しみだったのだ。車中で幸平はふと網棚の上に東京土産の紙袋を乗せて読書する女性に目が留まる。目的地の家山に到着した際、彼女が紙袋を忘れて下車しようとしたのを見て、幸平は慌てて声をかける。彼女は柴田美奈子と言って偶然にも殿山が暮らすケアハウス家山に勤務する介護福祉士だった。入所者は生き生きと暮らしているが、実際には経営は火の車で正岡という男がこのケアハウスを買収しようと目論んでいた。翌日、朝早く幸平と由希子が吊り橋を渡って散歩と洒落込んでいる最中、介護スタッフの村川吾郎の遺体を発見する。

 

ケアハウスは終の棲家。そこで暮らす人々はかつては様々な方面で活躍した人達だが、年を取り、自分に残された僅かな人生をその場で謳歌させようと集まってきた人達の第二の我が家と言える。そんなケアハウスで発生した殺人事件。まあ、きな臭い買収の話がドラマの開始当初から絡んでくるため、買収絡みのトラブルによる事件なのだろうと容易に想像がつくが、このドラマの場合事件の真相に辿り着くまでの道のりがあれもこれもと盛り沢山であるのが特徴である。真相が次から次へと噴き出す解決編はなかなか面白いものがあった。

 

さてこのドラマで注目すべき点はかつての二時間サスペンスドラマの主役級、或いは準主役級の顔ぶれがずらりと揃っている所である。特に山本學、松原智恵子といえば土曜ワイド劇場の初期の頃(まだ二時間ではなかった時代)にも度々出演する常連で、今のようにシリーズ物が定番で決まったメンバーが必ず顔を出すのではなく、単発のドラマ中心にその都度異なる役柄を演じていた非常に印象に残るベテラン俳優である。その俳優陣が三十年以上経った現在も元気に出演している様を同じ放送枠で拝めるのは驚くと同時に懐かしくもある。

 

満足度は★★★★

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京都殺人授業 第一講座「雨の中の義経」

  • 2015.02.11 Wednesday
  • 22:28
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【出演】 橋爪功、京野ことみ、藤真利子 他
【放送】 2013年(TBS)

歴史はいつも天気が作る。

気象歴史学を研究する一風変わった歴史学者が歴史学の見地から殺人事件に秘められた謎を究明する歴史ミステリー。

ある雨の夜、京都の老舗呉服店『赤間呉服店』の専務・渋谷洋三郎が何者かに電話で呼び出され、竹やぶの中で撲殺される。翌朝、散歩中の女性が渋谷の遺体を発見。近くには血塗れのビニール傘が落ちていた。早速現場に駆け付けた中京南署の刑事達が捜査を開始する。赤間と聞いて渡辺結刑事はふと平家の末裔の姓の一つが赤間である事を思い出す。しかし歴女の結の話に耳を傾ける人間はいなかった。渋谷の自宅を調べに行った結は薬王寺菊馬の『間違いだらけの日本史』という本を見つけて憤慨する。日本史を愛する結にとってこの本の内容は歴史への冒涜以外の何物でもない。何気なく中を見ると『源義経は平清盛の隠し子だった』という頁が折れていて、赤線が引かれていた。警察は赤間家の家族に事情聴取を行う。

主役の北山丈晴は気象歴史学を研究する歴史学者。しかし気象学と歴史学を関連付けた研究は非常に斬新な切り口ではあるが、当の北山はその面白さを他人に伝える努力は一切しない。そのせいで学生達からの評価は最悪。おまけに自分のスタイルを決して崩さない頑固な面があり、それが原因となって離婚も経験している。

このドラマはそんな変わり者の北山と北山を唯一崇拝している歴女の刑事・結のコンビが事件を解き明かすストーリーになっている。北山は殺人事件自体に興味があるのではなく、あくまで興味があるのは歴史と気象のみ。たまたま殺人事件の捜査の際に歴史上の人物を使った例えがあった事から事件へと首を突っ込む羽目に。但し北山の言葉は全て歴史に起因しているため理解出来るのは結一人。そのため警察は北山が何を言っているのかさっぱり判らないという結果になってしまう。

おそらくシリーズ物にする前提で制作されたドラマと思うが、二年が経過した現在続編は制作されていない。京都を舞台に歴史を扱うという内容は情緒ある設定ではあるし興味深い。そこに気象を絡ませて新しさを求めたのは判るが、残念ながら気象に関わる部分が希薄であまり活かされていなかった。

満足度は★★★★

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浅草下町通交番 子連れ巡査の捜査日誌

  • 2014.09.02 Tuesday
  • 22:38
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【出演】 山口智充、田中美里、中山忍 他
【放送】 2013年(テレ東)

交番を訪ねてきた関西弁の派手な女が遺体となって発見される。浅草を舞台にシングルファザーの巡査が殺人事件の謎に挑む下町人情派ミステリー。

浅草下町通交番に勤務する佐武純平は男手一つで娘・はなを育てるシングルファザー。ある日、交番に真っ赤なレインコートを着た派手な女性がファミリーレストラン『あさくま』の場所を尋ねにやって来る。しかしあさくまのオープンは明後日。落胆したその女性ははなにビニール傘と飴玉を渡して去っていく。後日、道端で女性の遺体が発見され東浅草署捜査一課の柳田課長と等々力刑事が駆けつける。等々力刑事は女性ながら昇級試験を全て一発で合格している出世頭。現場の警備に当たっていた純平は散歩中の犬を追いかけて現場へ入った所、遺体が数日前に交番を訪ねてきた女性である事に気付き、捜査中の柳田達にその事を告げる。またその際、洞察力を働かせて彼女が関西方面の住人である事も述べる。柳田はその能力を高く買い捜査本部に純平を呼ぶが、等々力は職務を弁えない純平の起用に反発を覚える。

子育てのために昇級試験を受けず延々交番勤務の巡査である純平と、警官ならば上を目指すべきと上昇志向の強い等々力刑事。まるで正反対の価値観を持つ二人が組んで殺人事件の解決に乗り出していく警察主体のドラマで、当初は等々力が一方的に事件にしゃしゃり出てくる純平に懸念を示していたが、純平の人柄や、柳田が認めた警官としての能力の高さに次第に心を許していくと言う流れに。勿論、これには柳田の狙いもある。この先キャリア官僚となっていくであろう等々力に、巡査をただの兵隊と使い捨てるのではなく、兵隊を上手く使いこなす人間になって欲しいという願いがこめられている。

純平は任務に忠実な警官なのだが、どうも警官らしく見えないのは声の通りがやけに良過ぎるせいかも知れない。体型はそれなりにがっちりしているので制服を着ればそれなりに見えるし、娘を溺愛する優しいお巡りさんならば精悍さが足りない分も補えているはずなのだが、非常に耳障りの良い声質がやや上品に聞こえてしまう。

ところでストーリーはと言えば、浅草の人情味溢れる要素を入れただけの可もなく不可もなくという内容で、大して目を惹くような展開にはならない。また等々力刑事といい関係にも発展しないので抑揚のない平坦なまま終わってしまった感じがする。

満足度は★★★

ジャンクフジヤマ
ビクターエンタテインメント
(2013-06-05)

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温泉(秘)大作戦12

  • 2014.08.24 Sunday
  • 00:36
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【出演】 森口瑤子、藤田朋子、国生さゆり 他
【放送】 2013年(テレ朝)

旅館経営のスペシャリスト集団が旅館経営の立て直しを図る傍ら事件を解決する温泉旅館立て直しサスペンス。金銭面だけでなく、様々な方面のスペシャリスト達が再建を目指して駆け回るのだが、何故か事件に巻き込まれてしまうという何とも皮肉な二時間サスペンス。『温泉(秘)大作戦シリーズ』第十二弾!このドラマは土曜ワイド劇場三十五周年記念ドラマとして放送された。

北海道洞爺湖のほとりで松本農園の経営者・松本と原田加代子の結婚式が行われていた。加代子は元城ノ内オフィスのエースで、今は藍染教室の先生をしている。松本の亡き前妻が藍染が好きだった事から二人は知り合ったと言う。丁度洞爺サンパレスから依頼を受けていた事もあり、城ノ内オフィスの面々は全員結婚式に出席してた。ところが加代子が突然苦しみだし死亡。元刑事の岩田幸平はその場をしきり、式場内に全員を足止めするが、結婚式中に松本の娘達三人とその夫は途中で帰ってしまったため後で事情聴取する事になる。加代子を身内同然に思っていた城ノ内愛子の憔悴ぶりは酷かったが、仕事は仕事として星野さつき達に洞爺サンパレスの仕事に就くように指示を出す。鑑識の報告では加代子はヒ素中毒。控室の新婦の湯呑からヒ素が検出された。その事を先に帰った三姉妹に告げると、三姉妹はみな一様に異様な反応を見せる。

今回は立て続けに起こるヒ素中毒連続殺人事件の謎に城ノ内オフィスの面々が挑むことになる。先輩社員の弔い合戦のような面もあり、いつもは東京のオフィスでゆったりと構えている城ノ内愛子も足を使って事件の調査に当たる。但しヒ素中毒と言っても、どういう経緯でヒ素が体内に入ったかは丸わかりなので、要は犯人と思しき動機のある人物を特定する事に焦点が絞られている。サスペンス要素はあるもののミステリーでは無いのはいつもと同様。

またホテル再建の方はと言えば、苦しい財政状況が浮き彫りになり、その結果支配人はホテルの経営を安価にする方向にばかり目を向けている。それが起因してホテルで出される料理もおいしさより安さをメインとし、味で言えば文句なしの料理長の純子の実家である松本農園ではなく安さを売りにする農場からの野菜の仕入れを強要されている。結果、野菜に限っては洞爺湖温泉郷特有の野菜を出せずにいる。他にも家具が古臭かったり、ホテル内の温泉遊園地が古いままとなってしまっている。これら問題をさつき達はどう支配人を説得していくかが見所の一つとなっている。

三姉妹の姉妹の絆がテーマとなっているのだが、過去のトラウマを抱えて仲違いしているとは言え、この三姉妹の反応には少々首を傾げてしまう。お互いを信じられず疑いの目を向けたまま生きているという設定なので、三姉妹同士が対立し合うのはともかくとして、他人に対する反応のちぐはぐさが目に付く。反抗的になるのかと思えば途端に友好的な態度を取る。態度が一定していないので不自然さを感じずにはいられなかった。

満足度は★★★

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裁判長っ!おなか空きました!

  • 2014.03.31 Monday
  • 01:19
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【出演】 北山宏光(Kis-My-Ft2)、佐藤二朗、戸次重幸 他
【放送】 2013年(日テレ)

メインキャストは何と裁判官・弁護士・検察官だけ。とんでもなくふざけた事件をおふざけ満載の裁判が裁く!裁判所を舞台にしたワンシチュエーションコメディ。裁判なのに放送時間はたったの15分間。にも関わらずドラマ終了後に主要登場人物の三名が親睦を深めるために一緒に北海道へ出掛けた際の映像まで流されるとは・・・。

毎回、正義感が強い新人弁護士の新田正義が被害者のために検察官と口頭による熱いバトルを繰り広げるのだが、その論点が完全にアウト!被告人がガンダムのゲームをしていたというだけで、何故にガンダムのマニアックな論争に発展するのか理解不能。検察官が「アムロのように戦闘態勢に入れば・・・」と言えば弁護士は「アムロは好戦的な性格ではなく、むしろ戦闘を嫌うタイプであり・・・」etc・・・。そうかと思えば突然検察官の陳述中に弁護士が乱入して意味不明な発言。理由は言ってみたかったから。

おいおい、殺人事件はどこへ行った?

そして何故か裁判長の言葉を毎回聞き間違えて「チッ」と舌打ちする新田。微妙な空気に包まれる中、新田の言葉を待ち続け、たった15分間未満のドラマだと言うのにそこで何の弁論も無いままただ時間だけが過ぎて行くのが何とお約束!えっ、その聞き間違いから『クイズダービー』ネタへ飛躍しちゃう?ある回ではラジオ体操だけでドラマが終了って、どんな裁判なんですか!

とにかくツッコミ所満載のお馬鹿なドラマであるのは間違いない。

それにしてもこの手のドラマには戸次重幸&佐藤二朗の上手さが際立つの何の。ツッコミ、スルーの仕方、間の取り方など絶妙である。

そして何と言っても驚くべき事項はこのドラマが年を跨いで2クール放送された事だろう。それ自体が事件である。

満足度は★★★★★

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スペシャリスト

  • 2014.03.06 Thursday
  • 16:15
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【出演】 草剛、南果歩、斉藤工 他
【放送】 2013年(テレ朝)

冤罪で十年間服役した元警察官が刑事に復活。服役中に学んだ犯罪心理を活かして事件を解き明かす痛快刑事ドラマ。土曜ワイド劇場には珍しく主演に草剛を起用!

宅間善人は滋賀中央刑務所に服役して十年になる。罪状は殺人未遂で懲役十五年。ところが十年間意識不明だった被害者が目を覚まし、犯人は宅間ではないと証言する。事件から十年が経ってようやく宅間の冤罪が証明された。十年間の雑居房暮らしの間に宅間はその刑務所に服役する囚人達を観察し、全ての罪状や犯行手口を記憶する、言わば犯罪心理のスペシャリストになっていた。その能力を買った京都府警副本部長の高倉は京都府警に復職させ、彼のために『特別捜査係』という部署を作る。集められたのはおばさん刑事の姉小路千波を始めとする何れも癖のあるメンバーばかり。特に姉小路は現場100回、刑事は足で稼ぐという古い時代の熱血刑事。マイペースで定時帰りを死守する宅間のやる事なす事気に食わない。

今回扱う事件は四つの一件無関係な事件。ところが宅間はこの事件が全て繋がっていると言い出す。

犯罪心理を熟知したムショ帰りの刑事と時代遅れのオバサン刑事のまるで正反対とも思える二人がタッグを組み、犯罪者を追い詰めていく異色の刑事ドラマで、事件概要を聞いただけでその裏の裏まで読む程に犯罪に熟知した宅間が面白いように難事件を解明する様は見事言うか、痛快でもある。それに対して昔ながら捜査しか頭にない姉小路は宅間のマイペースで常識のない態度を腹立たしく思いつつも、その才能を次第に高く評価していく。

しかしこの二人には大きな共通点がある。それは犯罪者を憎む気持ち。宅間は十年前のあの事件から時間がずっと止まったままで、姉小路も夫が殉職した事件からずっと時間が止まり、犯罪者を憎み続ける事で刑事という仕事をこなしている。そうした背景がしっかりと設定されている所を見ると端から続編を考えて制作されていると見える。

おばさん刑事と言っても姉小路を演じる南果歩が可愛らしいので、あまりおばさんっぽくはみえない。また草剛は声が低音で聞きやすいので、犯罪の解説を行うには適している。事件自体もそれほど複雑ではないものの、意外性を盛り込んで面白く仕上げている。

満足度は★★★★★

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立証 離婚弁護士 香月佳美

  • 2014.02.18 Tuesday
  • 06:13
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【出演】 富田靖子、渡辺いっけい、浅見れいな 他
【放送】 2013年(テレ東)

離婚の苦い経験を糧に弁護士となった女が強姦事件の真相を究明する社会派サスペンス。原作は深谷忠記著の『立証』。

弁護士の香月佳美は鈴原弁護士の事務所で二年間イソ弁として働いた後、独立を目指して事務所を探していたが、東京の地価の高さと貯金残高の少なさからなかなか思うような物件にありつけずにいた。鈴原から頼まれてクライアントに関わる人間・諏訪竜二のアパートを訪れると突然目の前でアパートが爆発。奇しくも第一発見者となってしまう。二カ月前の陽華大学で行われたシンポジウムに鈴原の付き添いとして佳美が付き添った事がそもそもの発端だった。佳美は大学教授の針生田耕介の誠実な話に好感を持った。ところが突然針生田は強姦未遂で逮捕されてしまう。針生田の妻・珠季は鈴原に弁護を依頼してきた。そこで鈴原は佳美をこの案件の担当に任命する。その後、鈴原が針生田に接見している間に女子大生の上原とOGの桧山が事務所に押し掛け、針生田を告訴すると宣言する。その頃、珠季は自宅で前田結花宛に諏訪竜二名義で百万円を振り込んだATMの利用明細を発見していた。

心機一転、新しい事務所を立ち上げた佳美の最初のクライアントは奇しくも針生田を告訴した側の桧山。彼女は実際に被害に遭ったわけでもないのに、上原から委任状を貰って佳美に針生田を再度控訴したいと依頼する。しかし佳美は委任状と良い、当の被害者である上原があまり乗り気でない様子がどうしても気になって仕方がない。そこから佳美は様々な疑惑がある一つの接点から始まっている事を突き止めていく。

手を下さずとも罪は裁けるのか?

それがこのドラマの最大のテーマとなっている。例え犯罪には手を染めていなくても、犯罪を誘発するよう働きかけた人間の罪を問えるか否か。心情的には罰したい。しかし法的には罰せられない。そんなジレンマを佳美がどうカタをつけるかが見所である。実際、そうした人間はいる。自分は高みの見物で、誰かが傷付くのを笑っている人間。周囲から見ればそうした人間も犯罪者である。法律では裁けない以上何も手出し出来ないのが現状。このドラマはそれに抗った側面が見られる。考えさせられる内容である。

離婚問題の泥沼で男に偏見を持つ女性弁護士という一風変わったキャラクターが主役のドラマで、その他彼女に対して悉くぶつかる埼玉県警の警部補・門倉が何かと絡み、次第にその関係性が変わってくるのも本筋とは別に楽しみでもある。

満足度は★★★★

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みちのく麺食い記者 宮沢賢一郎2 完黙

  • 2014.01.26 Sunday
  • 13:54
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【出演】 高嶋政宏、渡辺いっけい、遠藤久美子 他
【放送】 2013年(テレ東)

東京と弘前。遠く離れた地で起きた二つの殺人事件が三味線で繋がっていた。みちのくを舞台に麺食い記者が殺人事件の謎に挑む。ご当地の麺類を紹介するグルメ番組の側面を持つミステリードラマ。原作は相葉英雄著の『完黙』。

大和新聞の弘前支局に赴任した新聞記者の宮沢賢一郎は大の麺好き。自称『麺食い記者』。赴任早々常盤パネルの弘前工場で殺人事件発生の知らせを受けて現場へ急行する。現場には既に同僚の女性記者・青山が到着していたが遺体は人事課長の浜田で刺殺された以外何も情報を入手できずにいた。賢一郎はすかさず救急隊員から『喫茶ともえ』のマッチが血溜まりに落ちていた話を聞き出す。その頃、東京の公園で草野の遺体が発見される事件が起きていた。現場には『8』とダイイングメッセージが残されていたという。たまたま弘前に立ち寄っていた警視庁捜査二課の管理官・田名部はそのまま足止めされ、急遽草野の事件を担当する事になる。田名部が捜査を開始すると、青山を連れてラーメン屋をはしごしていた賢一郎がひょっこり現れる。実は二つの事件の被害者はスコップ三味線で繋がっていた。

ええっ!仕事中に温泉に入っちゃうの?

殺人事件の情報を整理するために一旦休憩するのは良しとしよう。頭をリラックスさせる必要があるのも理解出来る。だからと言って何故に温泉?しかも混浴って・・・。同行している青山は若い女の子なのに〜!!タオルで必死に体を隠して入浴する青山をよそに隣でのうのうとリラックスする賢一郎のデリカシーの無さはどんだけ?

それにしても流石麺食い記者。ラーメンの味で事件を解決してしまうとは・・・。ひょっとしてこの事件は麺類に精通している賢一郎でなければ解けない事件だったのではないだろうか?幾ら警察でも裏メニューのラーメンにまでは気が回らないはず。麺食い記者ならではの特色を良く活かしたドラマだった。

満足度は★★★★

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事件救命医〜IMATの奇跡〜

  • 2014.01.16 Thursday
  • 23:56
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【出演】 玉木宏、田中圭、貫地谷しほり 他
【放送】 2013年(テレ朝)

IMATとはハイジャックや人質立てこもりなど重大事件で人質や警察官が負傷する事態に備え医師を現場に派遣するチームの名称。爆破事件で父親を亡くした二人の少年が、一人は犯罪者を憎んで警官となり、一人は一人でも多くの命を救うために医師の道を選んだ。やがて二人はSITとIMATのメンバーとして顔を合わせる事になる。凶悪事件に立ち向かう彼等の活躍を描いたヒューマンドラマ。

1989年、遊園地『東京スカイランド』に遊びに来ていた日向晶は父親とはぐれて園内を探し回っていた。その時、背後で爆発が起きる。爆風が収まった後、晶が目にしたのは大量の人々が血塗れで地面に横たわる光景だった。その中には晶の父親も混じっていた。

成長して救命救急センターの医師となった日向晶はIMATの研修を受けていた。IMATは警視庁の要請を受けて事件現場に急行する医師チームの事。しかし同僚の美山ゆかりがテキパキ対応するのに対して晶はぼんやりと立ち尽くすばかり。そんなIMATの様子を見ていたSITの影浦琢磨はIMATをお荷物としか見ていなかった。そんな中、公園で起きた爆破事件の犯人が瀕死の状態で搬送されてくる。爆破犯を憎む琢磨は犯人の状態など構わず捕らえようとするが、晶は犯人だろうと患者だろうと命を救うと言い張る。しかし琢磨はその時一瞬見せた晶の目が自分と同じ目だった事を見逃さなかった。実はこの二人は東京スカイランド事件で共に父親を失っていた。

爆破事件が起因となっている話なので爆破事件が登場するのは当然の事なのだが、あまりにも爆破を起こし過ぎ。冒頭の遊園地での爆破事件から始まり、公園の爆破事件に後半はあちこちで爆発が連発する。その度に続々と増えていく被害者の数。ところが重点の置かれているのはあくまで犯人の命をどうするかに偏っていて、他の被害者に関してはすっかりおきざりにされた感じがある。IMATを売りにしているのなら、せめてもう少し人の命を救う場面にも重点を置いて欲しかった。

ここで重要となるのが心理カウンセラーの行う心理テスト。この結果を最後に明かす事により、晶の隠された性格が浮き彫りになってくる。まるで続編が存在するようなラストであるため、もしかすると予め続編ありきで制作されたドラマなのかも知れない。どこかちぐはぐで事件は解決しても後味はあまり良くないドラマである。

それにしても玉木宏の髪型が変!単に似合わないだけなのかも知れないが、ヘルメットを外した後の姿がトホホな状態に・・・。

満足度は★★★★

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クロコーチ

  • 2014.01.08 Wednesday
  • 10:33
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【出演】 長瀬智也、剛力彩芽、渡部篤郎 他
【放送】 2013年(TBS)

政財界のスキャンダルを握り、大金を強請る悪徳刑事と新人キャリアの女刑事のコンビが三億円事件の真相に迫る異色の刑事ドラマ。原作はリチャード・ウー&コウノコウジがタッグを組んだ『クロコーチ』(画:すぎむらしんいち)。尚、当初レギュラーメンバーの一人であった香椎由宇は妊娠のため途中降板となり、急遽芦名星がバトンタッチして続行している。

警察官を装った男が現金輸送車から三億円を奪った事件が世間を騒がせた。あの事件は未解決のままお蔵入りとなっている。

昭和二十五年、あるマンションで県会議員の郷田が愛人・赤松リナを性行直後に撲殺してしまう。そこへ現れたのがコートを纏った長身の男・黒河内圭太だった。彼は動揺する郷田に「人を殺すのは初めて?」と聞き、部屋の中を強盗の仕業に見せかけて手際良く工作する。実はこの黒河内は神奈川県警捜査二課の刑事で、知能犯罪を専門とした刑事だった。翌日同じく神奈川県警の捜査一課に警部補の清家真代が赴任する。見た目は若い普通の女の子だが、実は非常に優れた記憶能力を持っており、既に過去十年分の事件の捜査記録を頭に入れていた。早速、リナの殺害現場で捜査していると、そこに黒河内が現れ、容疑者と見られる郷田のアリバイを全て証明してしまう。捜査一課は黒河内と清家を組ませて、捜査に当たるように指示を出す。

黒河内は「県警の怪物」とも呼ばれる様々な政財界のスキャンダルを握る警察の闇。捜査一課はかねてより黒河内を快く思っていない。低い声で「せいか〜い」と言う等、常にどこか人をおちょくったような箇所が見られるが、腹の中で何を考えているのか黒過ぎてまるで掴めない人物。ドラマではこの黒河内の敷いたレールの上を新人キャリアの清家が転がされつつ、三億円事件の真実へと迫っていくと言う内容。勿論、三億円事件は未解決事件であり、ここで明かされる真相は一つの仮説に過ぎない。

三億円事件を扱った警察の暗部を照らし出す内容は題材として面白い。しかしその反面、三億円事件があまりに遠い昔の出来事であり現代ではあまり実感として得られない点、サスペンスタッチではあるものの警察の暗部を映し出す暗い内容である点、原作がある分だけストーリーは練られているがテレビドラマにするには複雑過ぎる点等々の幾つもの壁が常に立ちはだかり、どうも今一つ夢中にはなれなかった。

また黒河内は全てにおいて腹の中が見えない人物である故に、何故に三億円事件に拘るのかが最後まで明かされない。確かにそれは理に適ってはいるのだが、あまりにも視聴者との壁を作ってしまったため、最後の最後で黒河内の熱い信念が判明しても後の祭りという感じが否めなかった。

それはさておき非常に濃いキャラクターの黒河内を長瀬智也がノリノリで熱演している。その分行動を共にする清家役の剛力彩芽の方は完全に飲まれてしまっている。理知的なイメージで演じているのは判るが、元々印象の薄い女優だけに更に印象が薄れてしまい、ドラマの中で重要な役割を担っているにも関わらず、蚊帳の外でも良さげなインパクトしか残せていない。主演の二人の力量差がはっきりと表れたドラマとなってしまった。

満足度は★★★

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