犯罪科学分析室 電子の標的

  • 2017.09.10 Sunday
  • 00:09

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 伊原剛志、佐藤めぐみ、手塚とおる 他

【放送】 2015年(テレ東)

 

ほんの些細な手がかりから東大法学部卒のキャリアが率いる犯罪科学分析室が難解な事件を解決に導く。奥多摩山中で発見された人骨から幼児誘拐事件まで彼等の活躍を描いた刑事ドラマ。原作は濱嘉之著の『電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央』。

 

奥多摩山中で人骨の一部が発見される。警視庁捜査一課は人骨の身元特定を調査するも、膨大な行方不明者リストを前に頭を抱えていた。ところが犯罪科学分析室の室長・藤江康央が既に身元は特定出来ていると言って現れる。人骨の切断面の特徴から、人骨はレーザーメスで切断されたものと断定。2012年に中国やマカオでも同じような死体が発見されていると言う。レーザーメスの納品先やそこに付着していた血液等々から犯罪科学分析室が捜査した結果、人骨は行方不明になっていたフリーの記者・加藤正一郎と特定された。その後、引き続き加藤を調べていた犯罪化学分析室の面々に編集者の西方は加藤がトラブルだらけの記者だったと証言する。

 

犯罪科学分析室の捜査はほんの些細な手がかりから驚くべき情報を入手し、その情報を元に事件を解決に導いていく。確かにこのドラマで見る犯罪科学分析室の活躍は格好良く見えるのだが、裏を返せばかなり地道な捜査の連続である。事件を解決に導くための手がかりを見つけるために彼等は懸命にその糸口を見つけようとする。例えばティッシュについた唾液や防犯カメラに撮影される範囲等々。その道のプロたちの集団のため専門知識は有り余るほどある反面、その専門知識が活かせる土壌が無ければ何にもならない。事件を解決する際は見事に決めるが、そこに行きつくまではかなり地味な作業である。勿論、画面にはその地味な部分はカットされ、一部だけが登場するだけなため、格好良い彼等だけが印象付けられるようにはなっている。

 

日本の警察が科学捜査を取り入れるようになってから刑事物のドラマも科学捜査を絡ませたドラマが溢れるようになった。このドラマもその一つであるのは否めない。要はどう他の似たようなドラマと差別化出来るかにかかっているのだが、このドラマの場合はキャラクター性にそれを頼っている部分が大きい。と言うか、それだけが頼りと言う気がする。実際、QRコードとかスマホの画像とかある程度知識のある人間には当たり前の知識を如何にも天才で無ければ気が付かない鋭い指摘と扱っている時点で、うーんと唸ってしまう。

 

展開は早いしストーリー自体はそう悪くないのだが、取り上げて面白いと勧められるドラマでも無い。

 

満足度は★★★★

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名探偵キャサリン

  • 2016.04.04 Monday
  • 01:02
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【出演】 シャーロット・ケイト・フォックス、谷原章介、高岡早紀 他
【放送】 2015年(フジ)

華道家元と対立していた女が殺害される。アメリカ副大統領の娘であるお嬢様が名探偵となって難事件を見事に解決する本格ミステリー。原作は山村美紗著の『花の棺』。このドラマはシャーロット・ケイト・フォックス主演のキャサリンシリーズの第一作目となる。

アメリカ副大統領のルイス・ターナーが公務で来日し京都を回っていた。案内役である外務大臣の浜口幸夫とルイスが友好的な関係を示した直後発砲音が轟く。SPは咄嗟の判断で要人達を車に乗せその場を去っていった。後にそのニュースが報道され、音は発砲音では無く爆竹だったと判明する。その日の内にルイスは帰国したが、同行していた娘のキャサリン・ターナーは日本に残る姿勢を崩さなかった。娘を心配するルイスのために幸夫はSPとエスコートをつけると約束する。その夜、何も知らない京洛大学の准教授・浜口一郎は伯父の幸夫から呼び出されて琵琶湖グランドホテルへ到着すると、華道協会主催のパーティー会場で幸夫からキャサリンのエスコート役と紹介され面食らう。そんな中、幸夫がボーイにぶつかった直後腕時計が紛失する事件が起きる。咄嗟に一郎はボーイがスリだと判断して呼び止めるが、騒ぎに気付いたキャサリンは幸夫の様子を見て腕時計をトイレに置き忘れたと推理する。

原作に登場するキャサリンがいたら、素直にこんな感じだろうと思えるキャサリンだった。勿論、容姿がそのままという点が一番大きいが、一般人からすれば少し我儘なお嬢様の雰囲気がキャサリンらしさを醸し出している。実は山村美紗のキャサリンシリーズは長編・短編を合わせるとかなりの数に上るが、キャサリンが名探偵役に起用されるドラマは少なく、他のシリーズのドラマとして制作される事が多い。キャサリンはあくまでアメリカ出身のお嬢様なので、日本人が演じるには難があるのである。他局にはなるが、苦肉の策で日本名を無理矢理キャサリンと呼ばせる設定にしたシリーズもあるにはあるが、どうしても原作のイメージからは遠くなってしまう。演技云々にはこの際目を瞑るとして、原作の世界観の再現に彼女の存在は不可欠である。

さて今回は華道界を舞台に友人の弔い合戦とも呼べる連続殺人事件の謎にキャサリンが乗り出していく事になる。相棒となるのはエスコート役を頼まれた浜口一郎。この組み合わせも背の高い同士でなかなかである。まあ、多少この二人の実年齢が高いのはご愛敬。

このドラマの見せ場は何といっても茶室トリック。この茶室トリックはあまりにも有名だが、実際にテレビ画面で見ると地味な印象を受けた。また犯人の犯行動機が犯人に一方的に同情するような話に作り上げられていない事に好感を持った。犯人から見れば犯罪を犯すに十分な動機でも、他人から見ればただの身勝手な事情。実際そういうものだろう。

満足度は★★★★
 
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南くんの恋人 〜my little lover〜

  • 2016.02.02 Tuesday
  • 09:38
 JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
 
【出演】 中川大志、山本舞香、有森也実 他
【放送】 2015年(フジ)

好きな人と仲が良かった頃に戻りたいと念じただけなのに、なぜか体が縮んで手のひらサイズに。身長差163センチの胸キュンラブストーリー。原作は内田春菊のコミック『南くんの恋人』。この作品は過去に三回ドラマ化されている。

堀切ちよみは密かに月兎ミカエラというペンネームでオンライン小説を執筆している女子高生。高校三年生にあがった日、隣に住む幼馴染みの南瞬一とぶつかり弾みでキスをしてしまう。昔はいつも良く一緒に遊んでいたくらい仲が良かった二人だが、今はすっかり疎遠になっていた。翌日、ちよみは思いがけずクラスメートの高木陸から告白される。突然の告白に浮かれるちよみだが、瞬一が美少女の野村さよりと相合傘で通り過ぎるのを見てショックを受けてしまう。ちよみは今でも瞬一の事を想い続けていた。

ストーリーは完全乙女チックなラブストーリー。主人公は平凡な女子高生のヒロインと格好良くて秀才の幼馴染みの組み合わせで、お互い憎からず想っているのに高校生になって幼い頃のようには恋する気持ちに素直になれず疎遠になってしまっていたが、ある日ヒロインが小さくなってしまったのを機に二人が急接近していくという内容。好きな人と一緒にいられるのは幸せな事だけど、自分の体が小さくて何もしてあげられなかったり、好きな人が他の女の子に迫られているのを間近で見てしまったりと、前途多難な切ない恋は正に少女漫画の王道を行っている。なお、ちよみが趣味でオンラインノベルを書いていたり、部活がダンス部だったりと現代っぽい設定がなされている。

演技はともかくとして、ちよみがイマイチ不細工なのが難点。クラスメート役の女の子達と比較しても見劣りする濃い顔に引いてしまう。またハスキーで高い声も耳につく。歴代のちよみ役が錚々たるメンバー(石田ひかり、高橋由美子、深田恭子)で、かつ癒し系だっただけに、その差は歴然である。

ところで小さくなったちよみと南くんが一緒の画面に登場するにはどうしても工夫がなされているわけだが、難しいのは判るが結構雑な処理が施されている場面が目立つ。特に胸のポケットからちよみが顔を出す場面では、ちよみに焦点が当たっている時はまだ良いのだが、カメラが引かれると途端に処理が粗くなる。下手をするとちよみの静止画を当てはめただけという場面もあり、それが気になって仕方なかった。

満足度は★★★★
 
内田 春菊
青林工藝舎
(2015-11-20)

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新・牡丹と薔薇

  • 2016.01.30 Saturday
  • 08:26
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【出演】 伊藤かずえ、逢沢りな、黛英里佳 他
【放送】 2015年(フジ)

2004年に放送され人気を博した『牡丹と薔薇』のリメイク版。誰にも断ち切れない深い絆で結ばれた姉妹の愛憎劇。高貴で控えめな牡丹と我儘で華やかな薔薇。牡丹と薔薇に形容された姉妹の物語。序盤では前作の出演俳優陣が様々な役で登場するファンサービスが見られた。

各話別のあらすじは別館の方へどうぞ

新・牡丹と薔薇

前作がある内容だけにどうしても比較してしまうのだが、爆発的な人気を誇った前作に比べるとストーリーの違いはあれどやはり見劣りがしてしまうのは否めない。前作で特に話題となっていたのが妹役の暴走アドリブ。今回はオーバーリアクションや過激な台詞の連発で何とか近づけようとしているものの、良くも悪くも役者が品行方正なのである。つまり用意されていた範囲内で演技しているため、強烈な印象を残せていない。

また全41話という短さもネックになっている。前作が60話+2時間スペシャルで放送された内容を、その2/3の長さでリメイクするには限界がある。確かにリメイク版と言っても設定もストーリーも大幅に変えているため別物として切り離して考えなければならないのだろうが、その割には要所要所で前作のストーリーをなぞるような展開になっているため、特に終盤などは総集編でも見せられているような急ぎ足でまとめた感じを受けた。

ぼたんと富貴子と二人の牡丹を用意したのは今回のドラマの一番の特色である。但しラストのまとめ方を見ると、必ずしもそれが成功だったとは思えない。結局、牡丹と薔薇の姉妹はあくまでぼたんと美輪子の姉妹の魂を差しており、後半から登場した富貴子の存在意味が無くなってしまう。また安易に人を殺し過ぎる面もいただけない。ドラマの中一体何人が亡くなっているのやら。しかも眞澄の父親の話は振っておいてあっという間に立ち消えになっている。それ以外にもぼたんがヴァージンじゃない問題とか、万華鏡のキーホルダーの行方とか、振りっぱなしで回収無しの要素が多過ぎる。

更に言えば牡丹と薔薇の姉妹以上に、眞澄や萌子を大切にし過ぎる嫌いがある。序盤の主役は確かに眞澄であったが、途中からは眞澄も萌子もあまりストーリーに絡まない状態に。それでも眞澄は最終話まで登場している。

全体的に見てややこじんまりしてしまった印象が強い。前半は『ザ・昼ドラ』を思わせるようなツッコミどころ満載で力を入れているものの、後半はそうした部分が極端に少なくなりあっけなく終わってしまった。それが非常に残念である。

満足度は★★★★
 
中島丈博,森下寿一
TENT HOUSE
(2004-01-21)

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青春探偵ハルヤ

  • 2016.01.24 Sunday
  • 14:40
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【出演】 玉森裕太(Kis-My-Ft2)、高島礼子、新川優愛 他
【放送】 2015年(日テレ)
 
頭脳明晰容姿端麗だが年中金欠の大学生が報酬欲しさに仲間達と共に探偵となって社会の様々な問題に立ち向かっていく探偵物語。原作は福田栄一著の『青春探偵ハルヤ』。
 
浅木晴也は工事現場のバイトで生計を立てている貧乏大学生。バイト代を貰っても大家に滞納している家賃を徴収されまともに食事も出来ない有様。ある日、大学へ行くと友人の窪寺和臣が困っている人がいると能見美羽を紹介する。彼女はミス東学(東京学院大学)でストーカー被害に遭っているらしい。心当たりは二人ほど。報酬は何と二十万円。背に腹は代えられず引き受けた晴也は早速情報集めに奔走する。美羽の部屋で見張っていた晴也は怪しい人影を見つけて追いかける。ところが話を聞いてみれば彼が見張っていたのは美羽の隣の部屋だった。

主人公が大学生なので、少年探偵団をちょっとばかり大人にした感じのストーリーで、探偵物としてはいささか物足りない感じが常に付き纏う。まだ大人にはなり切れない年齢なので、大人の探偵よりは行動範囲が狭く、プロとも言い切れないので情報の収集手段も限られてしまうのが難点である。その部分をひたすら静江に恋する残念な仕事仲間の磯部のしょーのないエピソードを入れたり、晴也の親友である和臣の合コンエピソードや、妹の楓花との電話のエピソードを入れてみたりと本編には関係のないエピソードの連発で持たせようとしているものの、カバーしきれるものではなく、結果として本筋が非常に陳腐で薄っぺらな探偵物語になってしまっている。

また一話完結のストーリーながら、水面下で進展する晴也と美羽の恋愛に関してもそこそこいい感じで進んでいくものの、友達以上恋人未満のままで終了。おまけにラストではその事で揉めていたにも関わらず、拍子抜けのオチをつけて問題をどこかに吹き飛ばしてしまう有様。まあ、関係性に決着が出ないのは仕方ないとしても、あのオチは流石にないだろう。意外性があると言えばあるものの、完全に肩透かしを食らった方の意外性であり、正直、あんなオチならいらない。

それはともかくとして喫茶店『アラバマ』のカウンター内に顔を照らすライトがセッティングされているのには笑えるの何のって。道理で高島礼子のアップが明るいと思った。角度を変えて撮影される場面でそのライトが丸見えになってしまう事に笑いが止まらなかった。

満足度は★★★

 
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超限定能力

  • 2016.01.13 Wednesday
  • 19:47
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【出演】 滝星涼、永野芽郁、ルー大柴 他
【放送】 2015年(フジ)

ある日突然人の降車駅が見えてしまう能力をもってしまった事が一人の大学生の人生観を変えてしまう。彼の成長物語。この作品は第27回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞している。

秋山舜太郎は大学に通うのが面倒で、ついどこでもドアがあれば良いのに・・・と考えてしまうどこにでもいそうな平凡な大学生。ある日、満員電車に揺られて大学に向かう途中、電車が揺れて頭を強く打ってしまう。目を覚ますと何故か周囲の乗客の頭に駅の名前が見えるように。大学に到着した舜太郎は親友の斉藤宜秀に人の頭の上に駅名が見えると相談するが、全く相手にされなかった。帰りの電車で頭の上の駅名と同じ駅で下車する乗客を見かけた舜太郎はこの駅名が降車駅を示していると気付く。便利な力に大喜びの舜太郎だったが、何故か駅名の見えない男性が一人。気になって後をつけると、その男性はビルから飛び降り自殺してしまう。

中途半端に生きているのに生まれた環境が恵まれていただけで勝ち組になる者もいれば、どんなに真面目に努力しても報われず負け組になる者もいる。このドラマに登場する舜太郎と宣秀はその両極端な例。しかしいつも自分の傍にいる宣秀を見ても、舜太郎は今の自分の生き方に少しも疑問を持たない。恵まれているのが当たり前だと思っているからである。このドラマはそんな舜太郎に友情の大切さを教え、中途半端な生き方を改めさせるストーリーである。

電車の座席に座っている人の降りる駅が判れば良いのに・・・。

という発想は電車を利用して通勤通学している人なら一度は考える事。そんな誰もが考えそうな事から始まり、主人公に生きる意味を見出す内容にまで発展させる発想は秀逸。そんな能力を持ってみたいものである。

満足度は★★★★

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オトナ女子

  • 2016.01.09 Saturday
  • 00:21
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【出演】 篠原涼子、吉瀬美智子、谷原章介 他
【放送】 2015年(フジ)

アラフォー女も恋をしたい。アラフォーになってもまだまだ女子と思われたい女性達のラブストーリー。

同棲中の年下の恋人・山岡伸治とラブラブの朝を過ごした中原亜紀は颯爽と会社へ出勤する。会社での亜紀は40歳独身の所謂仕事のデキル女。現在アラフォー女子対象の恋愛アプリ開発のプロジェクトを担当しているものの、亜紀のペースについていけない部下達は不平不満の嵐。翌日、亜紀はアラフォーに親しみのある恋愛ドラマの脚本家・高山文夫に監修を頼むと提案する。亜紀自ら交渉に出向くと、高山の正体は亜紀が電車で痴漢と間違えた相手だった。早速亜紀が企画書を見せると、高山は鼻で笑い、アラフォー女を馬鹿にする発言を連発。怒りを何とか抑えて企画書を押し付けて帰ると、今度は一緒に行った前川から報告を聞いた部下達が高山の意見に賛同し、亜紀のような女にはなりたくないと嘲笑するのを耳にしてしまう。

バブル期のラブストーリー全盛時代に流行ったドラマを、そんなラブストーリーに憧れて育った世代を出演させて再現したところ、出演者がもう若くはないのであまりはっちゃける事も出来ず、年齢を考慮したストーリーにしたらすっかり落ち着いてしまったようなドラマだった。アラフォー世代の大人の恋愛を語るというには軽めのノリであり、だからと言って冒険も出来ない。結局どっちつかずで、何となく中途半端な気にさせられる。かつては登場人物がみんな洗練されたお洒落な人々ばかりだったのが、お洒落な人のままでいようと頑張っているけど傍から見るとイタイ人という設定が大きな違いである。

アラフォーと言えばある程度人生経験を踏んでいて、どこか物事を悟ったような面が出てくる年齢。もう若くは無いのを実感していているから無理や冒険を避け、だからと言って女を捨てたくないから必死にアンチエイジングに拘りだす。世間はもう女は終わった的な見方をしていても、本人たちはそうは思っていない。まだまだこれからとは思わないものの、まだ賞味期限は切れていないと必死にしがみついている。このドラマではアラフォー女性をそんな風に見立てて、それぞれ異なる人生を歩んだ三人を主役にその恋愛模様や恋愛観を描いている。

確かにアラフォーで愛だの恋だの言っても難しいものがあるのは事実。若い人でも婚活が必要な時代に、アラフォーで人生の伴侶を探そうとなると結婚相談所でも行かないとなかなか相手に巡り合えなかったりする。そもそも周囲に自分の理想に釣り合いそうな男性が独身のままでいる事自体が不思議である。ところがこのドラマでは何故か主な三人がそれぞれ自分に好意を持つ相手が次々現れる。この時点でかなりリアリティが無いのだが、更にそれが昔のトレンディドラマの如く発展してしまう。ある意味アラフォーの夢を実写化したようなものである。とてもリアルなアラフォーのドラマとは言えない。

とは言うもののブサカワ猫のちくわには癒されたし、教師役の千葉雄大が童顔過ぎてビジネススーツの似合わなさ加減に笑えた。

満足度は★★★

中島 美嘉
SMAR
(2015-10-28)

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スペシャリスト4

  • 2016.01.02 Saturday
  • 02:14
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【出演】 草剛、南果歩、大杉漣 他
【放送】 2015年(テレ朝)

判るんですよ、俺。だって十年入ってましたから。

冤罪で十年間服役した元警察官が刑事に復活。服役中に学んだ犯罪心理を活かして事件を解き明かす痛快刑事ドラマ。『スペシャリスト』シリーズ第四弾!今回は犯罪を起こすための出資金を募るサイトが起こす事件に挑む。

街で爆弾騒ぎが起こる中、特別捜査係の面々は通行人の整理に当たっていた。しかしまたもや宅間善人だけは職務をさぼってのんびりと周囲を見回している始末。頭に来た主任の姉小路千波が注意した所、宅間はある三か所を千波に見せて間違い探しを強要する。困惑する千波だったが、実はこれが宅間の常套手段。彼の頭の中では既にこの爆弾騒ぎの首謀者が特定出来ていたのである。通常の光景にあり得ない行動を起こす人物がいる。近くで工事もしていないのに女子高生だらけの歩道橋で交通整理をする警備員、爆弾騒ぎに駆り出されて空になった警察車両の前でうろつく警察官、立ち入り禁止の建物の屋上で爆弾とは全く異なる方角を撮影する男。彼らこそが爆弾騒ぎの首謀者で、自分達の欲望を満たすために人々の注意をそらすための犯罪だった。

犯罪心理のスペシャリストである宅間が犯罪者の立場に立った考え方で事件を解決するシリーズも今回で四作目となる。前作では宅間が巻き込まれた過去の事件が解決し、これで終了かと思われていた所にまさかの続編。蓋を開けてみれば2016年1月から始まる連ドラの前哨戦ともいえる内容で、番宣目的のドラマと言えるだろう。

当初このドラマで扱っていた事件はパズル感覚の犯罪が多かったのだが、今回は原点に立ち返ってパズル的な流れを汲んだネット犯罪になっている。またドローン、3Dプリンターといったアイテムを登場させ、時事ネタを取り込んだ犯罪になっている。どちらにしろ登場してまだ日が浅い事もあり規制が整っておらず、何かと話題にのぼることが多かった。どちらも最新技術を用いた代物であると同時に犯罪にも使用される懸念がある。そんな部分にも軽くではあるが言及している。但し、主犯格としてとらえられた人物に関してはこれまでに登場した犯罪者とは比べ物にならないくらいの小物で肩透かしを食らったような気分である。

今回のドラマの内容はともかくとして、どうやら連ドラでは警察内部の闇の部分との争いが下地にある模様。警察内部の闇の話はもうお腹いっぱいの感が強いので、それよりは興味深い犯罪に挑む彼らの姿を中心にした内容を期待している。

満足度は★★★★

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黒崎くんの言いなりになんてならない

  • 2015.12.31 Thursday
  • 21:08
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【出演】 中島健人、小松菜奈、千葉雄大 他
【放送】 2015年(日テレ)

転校デビューを目指した女子高生が悪魔級ドS男子に目をつけられてしまう。悪魔と天使の両極端の男子に囲まれた青春学園ラブコメ。原作はマキノの人気コミック『黒崎くんの言いなりになんてならない』。来年映画の公開に先駆け、スペシャルドラマとして二夜連続放送された。

学校で地味で根暗と虐められていた赤羽由宇は過去と決別して新しい自分になるため晴美高校へ転校し、転校デビューしようと思っていた。ところが晴美寮へ到着してみると、いきなり副寮長の『黒い悪魔』こと黒崎晴人が寮生をしめている現場に遭遇してしまう。勇気を出して止めに入った由宇だが、黒崎に難癖をつけられ、おまけにカーディガンに絡んだ黒崎の長髪を思わずハサミで切ってしまったから堪らない。落とし前をつけろと言われて無理矢理キスをされた挙句、三か月言いなりになれと強要される。

ドラマはイントロダクションと言った内容で、由宇が転校デビューを図った所から、黒崎と白河の二人が由宇を本気で取り合うと決めた所までなっている。天使のように優しい王子様と悪魔のようなドS男子のイケメン二人に囲まれてこれから由宇の穏やかならぬ日常が始まる余韻を残して終了となり、完全に番宣目的であるのがありありと出ている。流石に番宣目的と頭に無いと、この内容で二夜連続は拍子抜けしてしまう。

内容的には少女漫画にありがちのストーリー。どちらかと言えば冴えない女の子がよりにもよってイケメン二人から言い寄られ、しかも両極端だからどっちつかずであっちにふらふら、こっちにふらふら。最終的にどちらを選ぶのかが焦点となる王道パターン。演じている面々もさほど悪くはないのだが、面白いかと問われれば微妙。胸キュンシチュエーションは要所要所に取り入れているので、はまる人ははまるだろうが、一般受けは難しそう。

満足度は★★★

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監獄学園ープリズンスクールー

  • 2015.12.30 Wednesday
  • 09:52
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【出演】 中川大志、柄本時生、高嶋政宏 他
【放送】 2015年(TBS)

昨年まで女の園だった高校に入学した男子生徒五人が学園内にある監獄に入れられて過ごす苦悩の日々を綴った学園ドラマ。原作は平本アキラの人気コミック『監獄学園』。

全寮制の私立八光学園は昨年までは女子高だったが、今年から共学となり、藤野清志、諸葛岳人、岩本真吾、根津譲二、安堂麗治の五人の男子生徒が入学した。しかし生徒数は圧倒的に女子生徒が多く、五人は学園内ですっかり孤立してしまう。女子生徒とお近づきになりたいと思っても無視されて、まともに相手にされない。まさか裏生徒会が男子生徒との接近を禁ずる警告を出していたとは夢にも思わなかった。そんなある日、キヨシこと藤野清志が授業中に消しゴムを落としてしまう。相撲好きの母親が買ってきた力士の恥ずかしい消しゴムだったが、それを目にしたクラスメートの美少女・千代が話しかけてくる。実は千代は大の相撲ファンだったのだ。千代と仲良くなって浮かれるキヨシとは裏腹に、全く女子生徒に縁のない他の四人は女子風呂の覗きを企んでいた。

ビジュアルに重点を置いてキャスティングされただけあって、見た目のインパクトは絶大!特に裏生徒会の副会長・芽衣子の完成度の高さは群を抜いていて、よくぞそこまで(特に胸)再現したと絶賛の嵐。また理事長役には高嶋政宏が起用され、まさかの尻好きのエロオヤジを真面目に演じるという偉業をやってのけた。

元々原作のストーリーの面白さはお墨付き。ドラマが始まる前クールではアニメが放送され、そちらの評価も高かった。鳴り物入りで始まったドラマだけにストーリーの変更が多かい序盤はがっかりする事も多かった。実写化の場合、どうしても表現的な問題がネックとなってしまうのは仕方が無いのだが、見ている側はそうした表現の枠の中でどれだけ原作に近づけるかを期待してしまう。所詮はこの程度・・・と落胆半分で見ていた所、ガクトの糞漏らしで見事に汚名挽回!漏らす音があまりに生々しく、かつお下劣な想像を掻き立てる効果音だったため、思わず「いやぁ!」と画面の前で叫び声をあげてしまうほど。回が進む毎にストーリーの改編もさほど気にならなくなり、ついに迎えたキヨシと緑川花の鼻血もんのキスシーンは大盛り上がり。いやぁ、あの場面を忠実に再現した制作側及び、演じた二人に感動した。

ラストでは何となく続きがありそうな雰囲気で終わったが、果たして続編は制作されるのだろうか?個人的には是非やって欲しいとものだが・・・。

満足度は★★★★★

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