わが町3

  • 2012.10.28 Sunday
  • 00:07
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 渡辺謙、有森也実、平田満 他
【放送】 1993年(日テレ)

警察に届けられたのは殺人予告だった。東京下町の刑事達の活躍を描いた刑事ドラマ『わが町』のシリーズ第三弾。原作はエディ・マクベイン著の『レディー・キラー』(87分署シリーズ)。オープニングでは江戸情緒溢れる隅田川の花火大会の解説がとくとくとナレーションで語られている。

隅田川の花火大会に人々が酔い痴れる中、森田吾郎を始めとする西月島署の刑事達は血塗れの刃物を持った男を追っていた。犯人を追いつめて吾郎が少しずつ間合いを狭めていると、同僚の刑事の拳銃が火を吹いた。後の調べで犯人の体内から覚せい剤が検出され、拳銃を放つべきではなかったと攻める吾郎に同僚は自分の行為が正当であったと一歩も引かない。ある日、西月島署に野球のユニフォームを着た小学生の男の子が手紙を持って尋ねてくる。そこには新聞の切り抜き文字で『たか子を殺す』と記されていた。受け取った警察官は慌てて捜査一課に持ち込む。

下町情緒溢れる街並みの中で刑事達もまたその町で日常生活を送っている。愛する妻と生まれたばかりの子供にべたべたの吾郎の姿や、妻と晩酌を楽しむ同僚の刑事の姿などを所々に織り込みながら事件に取り組む刑事の姿を描いており、刑事の職務から離れた部分では普通の生活を送る人間的な面を強調している。がちがちの刑事ドラマとは異なりどこかユーモアや人情を感じる部分にこのシリーズの良さがある。

さて今回の事件は殺人予告から始まる奇妙な事件。男の子に手紙を渡したのは警察官の服を着た男だと言うが、まるで見当がつかない。おまけに『たか子』が誰かも判らない。以前、拳銃で撃たれた時にクロさんが譫言で『たか子』と口にしていた事を刑事達は咄嗟に思い出すが、それも空振りに終わる。やがて男の子はある警官が手紙を渡した男に似ていると証言する。しかしその警官は優秀な警官で、その警官を取り調べるか否かでまたもや吾郎とストイックな同僚の刑事が対立してしまう。

信条の違う刑事同士衝突はあっても、それはあくまで刑事として真剣であるから故の衝突。分かち合える部分が見つかれば次第に分かり合える。ラストでは人と人との繋がりを様々な人々が移り住む下町の情景になぞらえて締め括っている。こうしたナレーションも味があって良いのかも知れない。

満足度は★★★★
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