一年半待て

  • 2013.01.14 Monday
  • 01:36
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 小柳ルミ子、樹木希林、勝野洋 他
【放送】 1984年(日テレ)

夫殺害の完全犯罪を目論んだ女の誤算とは?ヒロインの手記のようなナレーションで語られる完全犯罪の記録。原作は松本清張著の『一年半待て』。

結婚して八年目を迎える須村さと子は専業主婦としての生活に満足していた。ある日、デパートで買い物をしているとばったり古い友人の脇田静代に出会う。喫茶店でお茶をする二人の横では著名な弁護士・高森たき子が取材を受けている。さと子はこの巡り合わせに運命的なものを感じずにはいられなかった。静代と別れた後、夫に連絡したさと子は会社が倒産したと告げられる。

仕事をしようともせず一日中家でごろごろしている堕落した夫に妻が愛想をつかせるのは当然の成り行き。特に生活のために妻が働き出せば尚更である。専業主婦だった頃には家庭こそが全てだったのに、外で働く事で視野は一気に広がっていく。そうなれば堕落した夫に寄り添うのも馬鹿馬鹿しくなるのも判らなくはない。まして夫は金を勝手に持ち出し、浮気をし、妻や子供に暴力を振るう。良くある話ではあるが条件としてこれ程悪条件の男からもっと好条件の男に乗り換えようと思うのは女の本能的な行動でもある。

しかしこのドラマの面白い所はこのヒロインが企てた夫殺害計画があまりにも上手く行きすぎてしまう点である。自分で何か手出しをしたわけではないが、彼女の立てた計画通りに夫が堕落していく。勿論、そこには夫の性格を良く知り抜いた彼女の狡猾な振る舞いがある。また彼女に転がされてしまうのは夫だけではない。昔の友人や弁護士までもが彼女の思惑通りの行動を自らとってしまうのである。ところがあくまでヒロインは平凡な主婦なのである。ただ少しばかり人の性格を読み取る術に長けていただけに過ぎない。それでもここまで人が思い通りに行動するのはある意味爽快でもある。

但しこのまま終わってしまったのでは面白くない。そこはちゃんと毒っ気が用意されている所がミソ。世の中そんなに甘くはないのである。

満足度は★★★★★

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