わが町5

  • 2013.02.11 Monday
  • 23:22
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 渡辺謙、川上麻衣子、有森也実 他
【放送】 1994年(日テレ)

間違って誘拐された子供の誘拐事件を追う下町の刑事達の活躍を描いた刑事ドラマ『わが町』のシリーズ第五弾。原作はエド・マクベイン著の『キングの身代金』(87分署シリーズ)。今回は、警察の威信をかけて犯人逮捕を優先するか、それとも誘拐された子供の命を尊重するかで難しい選択を迫られる警察の体制を問う内容となっている。

縁日の賑わいの中、西月島署の刑事・森田吾郎は幼い息子の太郎が初めて『ママ』と喋ったと大喜び!妻の繭と太郎を連れて職場の同僚達に自慢し、親馬鹿ぶりを発揮していた。丁度その頃、浅倉製鋼は個人株主の坂田から持ち株を2億円で買い取ってくれなければ、ライバル社へ売り渡すと脅迫され、経営陣は頭を悩ませていた。そこへ一本の電話がかかってくる。浅倉社長の息子の裕之を誘拐したので身代金1億円を用意しろというものだった。しかし実際に誘拐されたのは運転手の久保の息子の孝だと判明。その途端、浅倉の妻は態度を変え、犯人の忠告を無視して警察に連絡する。

子供の誘拐事件と言う事で、本庁と西月島署の合同捜査となる。勿論そこで対立が起きる。本庁から来た指揮官は子供はどうせ死んでいると高を括って犯人逮捕を優先するように指示を出す。一方、息子を溺愛する吾郎は例え少しでも生きている可能性があるなら人命を優先すべきだと指揮官に真っ向から反発する。ところが結果は吾郎の惨敗。しかしここからが下町の人情ある西月島署の刑事達の本領発揮。粘り強い捜査で吾郎の汚名挽回を全員が一丸となって協力する。

それぞれの登場人物の思惑が誘拐事件をきっかけに露呈していくのが面白い。誰も悪気はないのである。それぞれが置かれた立場で正しいと思った行動を起こし、代わりに何かを切り捨てていく。全てに完璧な人間などいない。何かをするために何かを切り捨てるのは自然の摂理でも、傍から見ればその行動は非人道的と思われる事もある。その反面その人にとって何が大切なのかを考えるとそうした行動に出た気持ちが判らなくもない。そうした人間を多面的に見ている構成がなかなか面白かった。

満足度は★★★
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