思い出の青函連絡船

  • 2013.05.10 Friday
  • 13:50
 JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 高橋英樹、中山仁、山口果林 他
【放送】 1993年(テレ朝)

青函連絡船廃止から七年。かつての摩周丸の船長が船内で起きた未解決事件に挑む。土曜ワイド劇場の人気シリーズ『杉崎船長シリーズ』の第五弾。原作は今井泉著の『碧の遺稿』。

摩周丸が出航して二時間後、船内に積んであった公金の入った貨物が素人同然の手段でこじ開けられ、複数あったジェラルミンケースの中から少しずつ現金が抜かれる事件が起きた。被害金額は二億円。異変を知った杉崎船長と船員が手分けをして船内をくまなく探すが、犯人らしい人影も盗んだ現金も見つからなかった。結局、その事件は未解決のまま青函連絡船の廃止が決まり、今でも杉崎の心残りとなっていた。七年後、摩周丸のイベントの手伝いを頼まれて杉崎は妻と共に函館を訪れていた。

何故に児島がいる!

このシリーズの主な登場人物と言えば杉崎夫妻と杉崎を慕う部下の児島。しかし今回のドラマでは函館に呼ばれたのは杉崎だけ。ところがどう嗅ぎつけたのか杉崎が誘ってもいないのに、まるで当たり前のように杉崎夫妻の宿泊する旅館に現れ、図々しくも夫妻の食事からおこぼれを貰う有様。本当に神出鬼没なキャラクターである。

さて今回は青函連絡船の船長時代の汚点となっている未解決事件を杉崎が調べる一方で、あの事件に関わっていた元刑事が杉崎を犯人だと疑っていると判明。結局、杉崎は自分の汚名を晴らすためにも事件を解決しなければならなくなる。それに関与が疑われるのが、杉崎が結婚前に付き合っていた女性。ところがこの女性、序盤から如何にも怪しげな行動をとり、疑って下さいとでも言っているような挙動不審ぶり。サスペンスではこうした如何にも怪しい人物を登場させるのも良くある事だが、それにしても怪し過ぎる!まあ、こういう場合大抵事件と無関係であるのもサスペンスならではのお約束だろう。

杉崎船長のシリーズは必ず夫婦の危機と安泰を絡ませたストーリーにするのが特徴。今回もその線は崩してはおらず、事件の真相も決して人間の悪意だけが事件を起こすものではないと語るような結末を用意している。がちがちのミステリーを望む人には物足りなさを覚えるかも知れないが、人間の温かさを大切にする内容がこのシリーズの良さである。

満足度は★★★★
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