灰色の記念碑

  • 2013.11.25 Monday
  • 00:30
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 古谷一行、黒田福美、阿藤海 他
【放送】 1993年(フジ)

二軒並んだ家の間にある境界を巡って双方の家族が対立。過敏になる妻に翻弄される男の苦悩の日々を描いたホームコメディ。

平凡なサラリーマンの志田は会社帰りに川に浮かぶ浮きをぼんやり眺めるのが日課となっていた。ある日、妻の民子が「大変だ!」と言って息子と共に帰宅する。いつもの事と聞き流そうとした志田だが、血の付いた破れたシャツを見せられて尋常じゃないと気付く。何でも双方の息子達が遊んでいて隣家との境界にある梅の花を取ろうとした所、鉄条網に引っ掛かって隣の家の息子が怪我をしたと言う。隣の家の主婦は危険なので一刻も早く双方の負担で鉄条網を取り払おうと提案。早速翌日から工事を開始する。しかしブロック塀が嫌いという理由で志田は大して深刻には考えていなかった。一方、民子は隣家が勝手に境界線を変更して志田家の庭に攻め入るのではないかと危惧し、予防策として釘を立てかけて牽制する体勢を見せる。

家を構えれば大なり小なり隣人トラブルはつきもの。一軒家の場合は境界の土地を巡ってトラブルになる事もある。紙面上では隣家との境界は線一本で済むが、実際に住んでいる住民にとってはそうはいかない。塀には幅があり、塀を境界線上に立てるのか、それともどちらかの家の土地に立てるのかでまた問題となる。双方が互いに譲歩する気持ちを持っているならばまだ良い。しかし大抵の場合、これから先の自分達の生活に有利になるように話を運びたいのが心情である。隣人トラブルはそんな気持ちの表れから始まるもの。

今回のドラマで最大の関心事は塀の高さ。隣同士とは言っても土地の高さが違うので、互いの家から見た塀の印象は異なる。1段ブロックを増やすか減らすかという傍から見れば些細な違いが双方の家族には大問題になる。特に家にいる時間の長い主婦にとってはこの違いが大問題と捉えがち。だからついムキになって喧嘩に発展してしまう。このドラマではそんな双方の家族の様子をコミカルに描いている。

さて二つの家族は和解できるのか?

後半に向かうにつれ事態は意外な方向へ発展する。夫達のお馬鹿な行動に思わず大爆笑。隣人トラブルは結局の所互いの価値観の違いから起こる摩擦。少し譲歩する気持ちさえあれば大事にはならないのである。つくづく隣人トラブル等馬鹿らしいと思わせてくれる面白いドラマだった。

満足度は★★★★★

オムニバス,Puffy,ゴスペラーズ,Crystal Kay,小田和正 with 山弦,Miss Monday Feat.Martin,Skoop On Somebody,アブラーズ,AJI,クレモンティーヌ,Salt & Sugar
ソニーミュージックエンタテインメント
(2004-02-25)

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