だます女だまされる女

  • 2014.06.01 Sunday
  • 05:46
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 竹下景子、渡辺梓、永島映子 他
【放送】 2000年(日テレ)

消費生活相談員が悪質商法の被害者を救うべく女社長と対決するサスペンスドラマ。

美顔器の特別キャンペーンやシロアリ対策等々を謳った悪質な営業による被害は後を絶たない。消費生活相談員の日高晴奈はそうした被害者の相談に乗ってアドバイスする仕事をしている。ある日、北村サチと名乗る女性から自殺すると電話がかかってくる。危険を感じた晴奈がサチの住むアパートを訪れると、放心状態で食べ物を頬張り続けるサチがいた。晴奈の問いかけにようやくサチは我に返り、消費生活センターへ訪れると約束する。しかし晴奈の行為は消費者相談員には出過ぎた行為にあたり、センター長から叱られてしまう。そんな晴奈の心の拠り所となっているのはバイクの修理工である年下の恋人・笠松。帰りがけに彼と共に珈琲を飲むのが日課となっているが、未だその気持ちには答えられずにいた。一方、サチのアパートから出てきた晴奈を見掛けた佐々木晶子は晴奈の出現を苦々しく思っていた。実は彼女こそが女性相手に高価な下着を売りつけて私腹を肥やしている『インポートランジェリー』の社長だった。

違法すれすれの行為で無知な女性達に言葉巧みに罠に陥れる『インポートランジェリー』に騙された主婦・西条弘江の例を取り上げて、その悪質な詐欺行為と被害者家族の顛末を描いていく。

消費者生活センターへ届けられる案件は一件二件では無い。数多くの被害が届けられ、消費生活相談員はそれに迅速に対応していかなければならない。従って的確なアドバイスはするものの被害者に親身になって応対する行為は許されていない。また明らかな違法商法でも手出しが出来ない。しかしそこが消費者生活相談員の葛藤でもある。

悪質商法は人の心の隙間に入り込む。一見、幸せに見える専業主婦にも平穏な生活の中に鬱積したものを抱えている。そこへ付け込むのだ。騙される側の人間と騙す側の人間。悪いのは騙す側の人間ではあるが、騙される側の落ち度はある。だから被害者となった人間は全ては自分のせいと自責の念に駆られ、更に周囲の冷たい仕打ちで果てしなく心を病んでしまう。ドラマの中ではそこまで鋭く切り込んでいるわけではないが、垣間見える負のスパイラルが何ともやるせない。

勿論サスペンスなので、その悪質な手口紹介だけにはとどまらず、事件も発生しているのだが、そちらは比較的扱いが希薄である。

満足度は★★★★

橘朋実,愛絵理,YOSHIKI,澤近泰輔,藤本和則
エクスタシー
(2000-11-08)

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