果つる底なき

  • 2014.08.01 Friday
  • 11:49
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 渡辺謙、菅野美穂、段田安則 他
【放送】 2000年(フジ)

ある会社の倒産は仕組まれた罠だった。正義感溢れる行員が己の信念のために会社の倒産の裏にある真相を暴く社会派サスペンス。原作は池井戸潤著の『果つる底なき」。この小説は第44回江戸川乱歩賞を受賞した。

二都銀行の行員である伊木はかつて勤務していた緑町支店へと乗り込んでくる。緑町支店時代に担当していた東京シリコンが倒産の危機にあると聞きつけての行動だった。東京シリコンの社長・柳葉は担当者を前に必死に追加融資を懇願するものの、緑町支店の行員は融資を頑として断る。伊木の足掻きも徒労に終わった。ところが柳葉がエレベーターに乗った瞬間、伊木の顔色が変わる。エレベーターの階数表示が上がり始めたのだ。慌てて屋上へ出た伊木は間一髪柳葉の自殺を思いとどまらせる。しかしその後、柳葉は車の中で遺体となって発見される。覚悟の自殺だった。柳葉の告別式の日、目の敵にされた二都銀行の行員達は式場への立ち入りを拒否されるが伊木だけは遠くから手を合わせていた。その時、伊木の後任として東京シリコンの担当者となった坂本から「東京シリコンの倒産には裏がある」と電話がかかってくる。しかし坂本はその電話の最中、アシナガバチに刺されて死亡する。

原作とは異なり伊木は妻子があり、妻は病気がちで入院生活を余儀なくされている。そのためヒロインとなる柳葉奈緒とは心を通い合わせながらも東京シリコンの倒産の真相を追う協力者である立場を貫く事になる。

但し殺人事件ではあるものの、殺人事件自体には特別あまり重みを置いていない。そのためサスペンスタッチではあるがミステリー要素は希薄である。昨今、ドラマ化でヒットした同作者の『半沢直樹』等と比べると軽快さと面白味に欠けるが、自らが元銀行員であるだけあって銀行内部の事情に精通している内容である。とは言ってもドラマ化するに当たりかなり脚色が見られるので、細かな部分で原作の味が出しきられていないのかも知れない。

満足度は★★★★
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