ファースト・クラス

  • 2014.12.28 Sunday
  • 11:42
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 沢尻エリカ、木村佳乃、倉科カナ 他
【放送】 2014年(フジ)

ファッション雑誌編集部からファッション業界へ足を踏み入れた一人の女の生き残りを賭けたシンデレラストーリー。今年の春に放送された『ファースト・クラス』の続編。腹黒い女達の辛辣な本音がバシバシ飛び出し、女同士の意地と見栄とプライドのぶつけ合う様は前作よりグレードアップ。今回は悪女の数も増えて更に濃いいドラマに。

ファッション雑誌『ファースト・クラス』編集部の面々は『TATSUKO YANO』の春夏コレクションのファッションショーへ取材に現れる。ステージの上にはずらりと並んだモノトーンの服を着たモデル達。しかしかつてファッション業界をリードしてきた一流デザイナー・矢野竜子はブランド名を提供しているだけで、デザインは他人任せ。そのせいかどれも目新しさは無く、編集部の感想もこき下ろすものばかり。会場には瀧川蘭子の姿もあった。蘭子は長年『TATSUKO YANO』の経営に携わって来たが、最近突然退社して新たなパートナーの間宮充と共に新会社を立ち上げている。それもあって今や『TATSUKO YANO』は経営危機に直面していた。銀行にも融資を渋られた竜子は打開策としてクリエイティブディレクターに廣木リカを採用する。リカは傾きかけたファッションブランドを立ち直らせるプロ。早速、今年の秋冬コレクションを一週間後に発表するので、デザイナーやアシスタントデザイナーにすぐにデザインを提出するよう指示する。またリカ自身が採用した吉成ちなみにも同じ課題を課す。

前作が深夜枠での放送ながら話題になったのは悪女達の心の中の毒舌がテンポ良く垂れ流しされ、尚且つその毒舌がアニメやゲーム、そして芸人ネタ等々その道に精通していないと判らないマニアックな言葉を絡めてくる突飛さにあった。勿論悪女達が仕向ける姑息なやり口にヒロインのちなみが足元をすくわれ、それを唯一正統派のちなみが次第に増えていく仲間と力を合わせて乗り越えていくシンデレラストーリーがメインであるのだが、シンデレラより意地悪なお姉さん達の方が何かと目に付くのが面白かった。

今回はその悪女達の数が増えた事もあって、それぞれ毒舌の特徴を出すため短歌に博多弁に凪子新聞等々多方面にちらばせているのだが、これが完全に裏目に。何しろ本音を垂れ流す悪女が前作に比べて小物なのである。数はいても小物で、結局ちなみを苦しめるのは本音を垂れ流さない経営陣同士の業界生き残りをかけた争い。本音を垂れ流す悪女達も所詮そういった経営陣のコマに過ぎず、聞こえてくる本音もどこか馬鹿っぽく前作のような切れ味がない。

さてちなみの相手役として登場するのが間宮充。勿論、ちなみにはカメラマンの恋人がいるので恋愛関係には発展しないが、栄光を手中に収めていた充が最後は何もかも捨ててちなみに尽くしていく。ところが二人が良い雰囲気になった途端、すっかり忘れ去られていた恋人が最終回に登場し、美味しい所を全て浚っていく展開に。この展開は幾ら何でも可哀想過ぎる。ちなみが恋人がいない間に新しい恋人を作る薄情な女にしないための措置であるのかも知れないが、ここでEXILEよりジャニーズに乾杯のリアルな現実が垣間見えてしまう。

期待をかけてゴールデン枠に進出したものの、女達の殺伐とした争いは幅広く受け入れられる内容ではない。それよりはむしろほっとしながら見られる裏番組のラブストーリーに視聴者が流れてしまったのもごく自然な結果と言える。唯一ミッツ・マングローブの登場には爆笑した。

満足度は★★★

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