ママとパパが生きる理由。

  • 2015.01.03 Saturday
  • 20:34
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 吹石一恵、田中哲司、青木崇高 他
【放送】 2014年(TBS)

ともに癌と診断され余命宣告を受けた夫婦が幼い子供達のために前向きに生きる姿を描いた闘病日記。原案は芽生著の『私、乳がん。夫、肺がん。39歳、夫婦で余命宣告。〜私は、”私の命”をあきらめない』。1クールの前半を別の連ドラ(『MOZU2』)が放送されていたため、全6回と放送回数は短い。

専業主婦の吉岡柊子はSEの夫・賢一との関係も良好で、二人の子供達にも恵まれ幸せな家庭を築いていた。ホノルルマラソンを目指して毎朝マラソンに余念がない。ある日、マラソンを終えて帰宅した柊子はシャワーを浴びようとして胸にしこりがあるのに気付く。しかし大して気にせず、いつものように長女の亜衣を幼稚園まで送り届け、家事に従事していた。その翌日、マラソンの最中に胸に違和感を覚える。急に不安になった柊子は思い切って婦人科のクリニックで診察を受ける。結果、腫瘍が認められ、詳しく調べるために乳腺科での再検査を勧められる。一方、賢一は中国への急な出張が決まり一週間は帰れないと言う。仕方なく柊子は由宇を連れて検査を受けるが、診断結果は悪性腫瘍。しかも既に肝臓への転移していた。

原案となった書籍は作者の実話で、アメーバブログに綴られた癌宣告を受けた夫婦の闘病記を書籍化したもの。当人は昨年他界しているが、その明るく前向きな夫婦の姿に多くの人々が感銘している。このドラマはその実話を元にドラマ化したもの。

幸せな家族を突然襲った癌の恐怖。治療をしても治るかどうかも判らない不透明さが、当人だけでなく家族までもを絶望させてしまう。しかし病気だと言って何もかもを諦めてしまえばそこまで。残された時間、どう過ごしていくかが大切なのである。このドラマでは最後まで生きる事を諦めず前向きに生きた柊子の姿を通して、家族との心温まるエピソードを中心に描いていく。そのため闘病日記とはいうものの病に苦しむ場面は全体に少なめである。あまり長々と闘病中の姿を見せられるのは見ている側も滅入ってしまうため、これはあくまでドキュメンタリーではなくドラマなので全6話の短さは丁度良い長さに感じた。

ドラマ中、特に気になったのが柊子と母親の関係。仕事を持ち常に多忙な母親の下で育った柊子は、何かあると柊子の意見を聞かず自分の意見を主張する母親に壁を作って生きている。他人から見ればしっかり者と見られるが、それは多忙な母親に面倒をかけさせまいとする心理の裏返し。その結果、柊子は悩みや不安を全て自分の中で抱えてしまうようになってしまった。そんな母と娘の関係が奇しくも柊子が癌を患った事で和解していく。疎遠になっていたのは決して相手を嫌悪していたからではない。ただ自分の気持ちが相手に伝わらなかっただけ。長い月日の蟠りが解けた瞬間が非常に感動的だった。

満足度は★★★★

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