善の研究

  • 2015.02.10 Tuesday
  • 09:50
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 笠智衆、斎藤とも子、牟田悌三 他
【放送】 1981年(テレ朝)

人生の最後に人のために何か一つ良い事をしたい。老い先短い老人が決意した善行を描いたストーリー。このドラマは傑作推理劇場の一編として放送された。原作は赤川次郎著の『善の研究』。

江の島の住宅街を走る山下耕三は突然心臓の発作に見舞われ、通りがかりの若い女性に助けられた。近くの喫茶店まで運んでもらった耕三は喫茶店のマスター親娘に自分が常々死ぬまでに何か良い事が出来ないかを考えていると語る。そんなある日、耕三は電車の中で親切な女性に再会。ところが乗り合わせたチンピラが彼女に目を付け悪戯する。耕三はただ見ている事しか出来なかった。チンピラの正体は喫茶店付近の家の次男だった。喫茶店で話を聞くと長男は一流大学を出た秀才だが、次男は働きもせず遊び暮らし、毎晩のように親に暴力を振るう害虫のような男だという。耕三は人生の最後に次男の殺害を決意する。

原作は短編小説ながらそのオチの威力は凄まじかった。ドラマも原作に沿って進められ、原作の世界を忠実に再現されている。主人公は心臓病を抱える孤独な老人。他人の前でつい見栄を張って自分の過去を自慢したりと何の変哲もないどこにでもいそうな老人なのである。だからこそストーリーのオチが生きてくる。ドラマなので老人が孤独であるのが最初から判ってしまうのが難点だが、その点を差し引いても非常に秀逸なストーリーである。

果たして老人が行った善行とは、本当の意味での善行だったのか?

但し喫茶店の娘は余計だったかも。無理に出番を作って出演させているのが見え見えで、正直いなくても問題ない。おそらく絵的に花が欲しかったのだろうが・・・。

満足度は★★★★★

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