小泉今日子原作『戦う女』 Chapter1「ママのいないあいだに」

  • 2015.04.09 Thursday
  • 16:47
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 門脇麦、山中崇、小菅汐梨 他
【放送】 2014年(フジNEXTライブ・プレミアム)

私はそんな母にとって、動く着せ替え人形だったのだと思う。

小泉今日子のエッセーを元に五話のドラマを作り上げた企画の第一話。原作は小泉今日子著の『戦う女 パンツ編』。1時間枠だがドラマは前半だけで残りは女性陣(門脇麦、YOU、友近、エリイ)によるトークで更生されている。

母親は編み物をしながら娘のミユに毛糸のパンツを脱ぐのを許さなかった。ミユの格好をコーディネイトするのは母親の役目。ミユの好みは取り入れられない。でもそれが当たり前だとミユは思っていた。ある日、父親が車にガソリンを入れると聞いて母親は突然買い物に行くと言い出す。しかも自分が買い物をしている間、父親にミユの面倒を押し付けるつもりなのだ。実は父親は不倫相手に会うつもりでいた。母親が一人で買い物に行ってしまった後、父親は大切な先生が来るとミユに言い聞かせる。

思いがけず父親と不倫相手のドライブデートに付き合う事になってしまった5歳の少女。これまで彼女にとって母親の言う事は絶対で、それに従ってきた。でも少女は見てしまった。父親の不倫相手の履いている大人のパンツを。自分の履いている野暮ったい毛糸のパンツなどではない。毛糸のパンツを履くのを自分の意思で拒んだ時、少女は母親から解放された解放感を得ると同時に、何かを失くしてしまった喪失感に苛まれる。このドラマはそんな少女の気持ちを父親の不倫相手である下着ショップの店主に絡ませて描いていく。

ちょっとした一歩を踏み出したストーリーなので、特にそこに何かを突き動かす感動があるわけではないが、スカートの下にパンツだけの状態の爽快感を知る者なら誰もが共感する内容である。風がスカートの中を吹き抜ける心地良さは絶品。そこには自由がある。

ドラマ中、特に目を惹いたのは少女と不倫相手が一緒に屋外で排泄する場面。勿論、本当にやっているわけではないのだが、その最中の表情をアップにするというのも斬新である。

満足度は★★★★

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