小泉今日子原作『戦う女』 Chapter3「ありふれた恋の話」

  • 2015.04.11 Saturday
  • 23:05
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 門脇麦、吹越満、大和田健介 他
【放送】 2014年(フジNEXTライブ・プレミアム)

大人になることをひとつずつ許してゆく時期だった気がする。

小泉今日子のエッセーを元に五話のドラマを作り上げた企画の第三話。原作は小泉今日子著の『戦う女 パンツ編』。

泉チヨコは昼間は保育園の保育士として働き、時折小さな事務所の賄いとしても働いている。同世代のタケとは現在同棲中。しかし彼氏のトランクスをホームウェアとして履いてしまうくらい馴染み切ってしまい、仲は良いけどときめきを感じなくなっていた。仕事の後、BARで飲んだ帰り、タクシーから下りたチホは事務所の所長・中西から不意打ちでキスをされて有頂天になる。子供じみたタケとは違う大人の魅力を備えた中西にチヨコは恋をしていた。ある日、思い切って下着屋に入り、大人びた黒いパンツを買ってしまう。

どんなに激しい恋もいずれはその激しさは失せていく。そんな時ふと初めてこの人を好きになった時のときめきや切ない気持ちはどこへ行ってしまったのかと思う事がある。決して嫌いになったわけじゃない。大切な人だと意識はあっても恋愛を始めた頃のように好きでは無くなってしまっている。恋は永遠でない。でも女はいつだって恋をしたい。

このドラマのヒロインはまだ二十代前半の女性。社会人として働いているし、同棲もして男と女の事も一通り知っている。大人の女性ではあるけど、世間から見ればまだまだひよっこで危なっかしさを持っている。そんな彼女が人生経験豊富な男性に憧れてしまうのは仕方がないのかも知れない。同世代の彼とは殆ど同じ目線で同じ物を見てきている。ところが年上の男性は自分がこれまで全く知らなかった世界を持っていて、余裕さえ感じる。同棲中の彼とのなれ合いの関係を続けるより、新しい恋に夢中になる気持ちも判らなくはない。ドラマではそんなヒロインの新しい恋の相手への気持ちの揺れを彼女が購入した黒いパンツにかけて描いている。

保育園の園児の一人が第一話に登場した子役の女の子だった事に思わず「あっ」と声が出てしまった。第一話のヒロインだけあって無邪気な笑顔が魅力的である。タイトルにもあるようにストーリー自体はありふれた恋の始まりと顛末を描いた内容なのでそんな物だろうなと何の感情も持たずに見てしまう。

満足度は★★★

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