<< May 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

小京都ミステリー 京都山口殺人旅行

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 片平なぎさ、柳生博、堀内正美 他
【放送】 1991年(日テレ)

手掛かりは絵葉書に描かれた五重塔。フリーライターとカメラマンのコンビが行方不明になった知人を探す『小京都ミステリー』シリーズ第四弾!原作は山村美紗著の『京都・山口殺人旅行』。山村美紗作品が原作のため、今回のドラマでは久々にドラマ内に山村紅葉が登場している。しかも何と海外に拠点を置く新鋭の芸術家というレアな役でオレンジのタンクトップ姿を披露する。

小京都企画が好評の柏木尚子はフリーライターの看板を掲げて早一年が経とうとしていた。今やテレビ出演の依頼が来る程の売れっ子ぶり。ある日、尚子の父の友人だった山川から連絡が入る。山川は五年間のNY転勤を経て東京に栄転となったのだ。赤坂の料亭で再会した尚子に山川は家族の話を聞かせる。山川が再婚した妻・麗子は昨年ノイローゼの末自殺していた。当初は慣れない異国の地の孤独による自殺と見られていたが、実際には山川の妻になる事によってピアニストを断念した事が彼女にとっては過剰なストレスとなっていたのだ。山川はその事を深く後悔し、尚子にも娘のみどりも麗子のような悲劇を繰り返して欲しくないと願っていた。翌日、麗子の墓参りに行った山川と尚子は何者かによって墓が荒らされ、遺骨が盗まれていた事に唖然とする。山川はすぐに麗子の兄の勉の仕業ではないかと考えるが、その日を境に山川の行方が判らなくなる。

今回はちょっと趣向が変わって行方不明者を探すストーリーになっているのだが、その行方を追う先々で浮き彫りになるのが行方不明となった山川の人間性と亡き妻への深い愛情。山川の年齢設定は不明だが、ヒロインの尚子の父親と同じくらいの年齢と考えるとおそらく五十代と推定される。しかし人に対する愛情というのは決して若さだけの特権では無い。妻を失ってからも尚も失われない愛情と、そしてその愛情の深さ故に妻を死に至らしめてしまった悔恨。サスペンスでありながらラブロマンスの世界へ踏み込んでしまったような錯覚さえ覚える内容である。

但し事件の裏側を覗いてしまうと、そんなラブロマンスはどこへやら。あまりにも世俗的な現実を突きつけられてしまいそれまでの雰囲気は台無しである。まあ、それがリアルな現実なのかも知れないが、出来る事ならそのままラブロマンスの世界に浸っていたかった。

ところでドラマには放送当時の時代背景がそのまま映し出されるものである。勿論、このドラマも例外ではない。何気ない風景にもその時代の特徴というのが必ず収められている。それを一番感じたのがスーパーで買い物をする風景。陳列棚に商品が並ぶ光景は現在と大して変わりはない。買い物をする主婦の服装や髪型に関してもそう古臭さは感じなかったのに、何故か違和感がひしひし。その原因を考える事数分。気付いたのは買い物カートの存在。誰も買い物カートを使用していないのだ。小さなスーパーならばカートのない所もあるが、ドラマ内に登場したスーパーは結構売り場面積の広いスーパーだっただけに、今からするとかなり不自然さを感じた。こんな風に現在との違いを考えながら見るのも意外と面白いものである。

満足度は★★★★★

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ

コメント
コメントする








   

カウンター

ブログパーツUL5

にほんブログ村

search this site.

profile

categories

latest entries

archives

recent comment

links

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM