赤の追想

  • 2015.10.20 Tuesday
  • 00:10
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 樋口可南子、杉本哲太、原田芳雄 他
【放送】 1988年(フジ)

別れた男に語る真実の愛の行方。原作は泡坂妻夫著の『赤の追想』。このドラマは現代恐怖サスペンス枠の一編として放送された。

別れた愛人・桐男と思い出のレストランへ呼び出した加那子は桐男から失恋したと言い当てられる。その言葉通り、加那子はある青年との別れを経験していた。一年前、突然の落雷に打たれた青年・航一を助けた加那子は航一からの執拗なアプローチを受ける。航一はまだ学生で既に三十路を過ぎた加那子とは年齢差がある。しかしこれまで自堕落な恋愛しかしてこなかった加那子には手も触れようとしない純粋でひたむきな航一の愛情は新鮮で、いつしか加那子にとっても忘れられない相手となっていた。

とっくに別れた男を突然呼び出すには何らかの理由がある。

実はそれを先に考えてしまうと航一と加那子の愛の顛末が想像出来てしまうのだが、まあそれはともかくとしてこのドラマは常に死や永遠の別れを感じさせる節がある。桐男と加那子の久々の再会は楽しげで、別れたとは言え長らく付き合った男女だけあってどこか判り合っている。だから桐男は加那子の嘘にはすぐに気付くし、加那子も口にしたくない事をわざと桐男に推測させようとする。一種の駆け引きなのかも知れない。

それにしても不憫なのは加那子である。この女性は自立をしたいい女でありながら男運は極めて悪い。桐男にしろ、航一にしろ、結局は加那子を不幸にしかしていない。恋愛をする度に不幸になっていく。救いは加那子が正しく生きている事だろう。

満足度は★★★

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