火の粉

  • 2016.05.30 Monday
  • 08:49
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 ユースケ・サンタマリア、優香、佐藤隆太 他
【放送】 2016年(フジ)

引っ越して来た隣人に脅かされる家族の姿を描いた心理サスペンス。原作は雫井脩介著の『火の粉』。

梶間家の隣に武内真伍という男が引っ越してくる。梶間家の嫁の雪見は武内が庭でドーベルマンを放し飼いにしている事に不信感を募らせるが、引っ越しの挨拶にわざわざ梶間家へ足を運び通常では考えられない程の手土産を持参した武内に梶間家の家族は非常に好感を持つ。ところが梶間勲だけは武内を見た途端顔が強張る。しきりと命の恩人と頭を下げる武内に勲は戸惑いを隠せなかった。実は武内は三年前に勲が担当した一家三人殺害事件の被告人で、勲は武内に無罪を言い渡している。話を聞かされて武内に薄気味の悪さを感じる梶間家の面々だったが、勲の妻・尋恵だけは武内の身の上に同情し心を開き始める。一方、雪見は武内の家の前で様子を窺っていた関東日報の新聞記者・寺西から武内は有罪で勲が過ちを犯したと訴えられる。

序盤は武内の底知れない不気味さが際立ち、心理サスペンスと言うよりホラーと言った方が良いかも知れない。隣人は今にも壊れそうな梶間家。表面的には親子三代が同じ家に暮らす仲の良い家族に見えるが、何かあれば一触即発の事態を招きかねないそんな危うさを持った家族。本能的に武内の異様さを嗅ぎ取り、拒絶する雪見の存在や、心の中に抱えた秘密の根源である武内の存在に恐怖や焦りを抱く勲。そんな二人の存在も竹内の不気味さをより増幅させ、ぐっと惹きつけられる。

但し序盤から中盤にかけての武内が色々立ち回って梶間家に関わっていく様子は確かに面白い。ところが武内が梶間家に追い打ちをかける辺りから内容が急におかしくなったように感じた。梶間家の面々を洗脳するためにマッサージチェアは無いだろう。昼ドラから深夜枠に移行しただけに昼ドラ的『あまりのあほらしさに笑うしかない』要素を取り入れたのだとしても、あの辺りから興味半減。折角それまで積み上げてきた武内の恐怖が一気に地に落ちた感じがした。

マッサージチェアからの終盤は見ていられなかった。最終回は結局何なの?と尋ねたくなるようなまとめ方と言うより投げ方で、本当にこんな意味不明なラストで終わらせる気なのかと問いかけたい気持ちだった。武内はもはやサイコパスでは無く、ただの影の薄い人になってしまい、その前で梶間家の面々が上辺だけの笑顔を浮かべる。ただただ薄気味悪いだけのラストだった。せめてラストをもう少し何とかまとめられれば総合的に面白いと評価出来たのだが・・・。

満足度は★★★
 
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コメント
まったくだ…。
  • 銀色金魚
  • 2016/05/31 5:30 PM
>銀色金魚様

コメントありがとうございます。
どうやら同じ感想を持たれているようですね。

序盤が良かっただけに終盤の失速は残念でなりませんでした。
  • 梔子
  • 2016/06/01 11:50 AM
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