山陰但馬殺人事件

  • 2016.04.28 Thursday
  • 15:45
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 片平なぎさ、余貴美子、芦川よしみ 他
【放送】 1995年(日テレ)

幼い娘を残して亡くなった母親の死は自殺なのか?それとも他殺なのか?母を恋う少女のためにフリーライターとカメラマンのコンビが一肌脱ぐ。『小京都ミステリー』シリーズ第十四弾!

雑誌記者の柏木尚子と相棒のカメラマンの山本克也は雑誌の蕎麦特集の取材に但馬空港へ降り立った。空港で新進のデザイナー・佐野綾子を見掛ける。実は以前から尚子は綾子に取材を申し込んでいたが何回も断られている経緯があり、この日もあっさり逃げられてしまう。その後二人は地元の川村に案内され出石蕎麦の工場や出石焼の取材を行い、出石の静かな街並みを散策する。ところが宿泊予定のホテルの到着すると昼間見掛けた小さな女の子・美幸が母親を待っていた。母親はいつまで経っても現れない。見兼ねた二人は美幸を誘って一緒に食事をした後、尚子の部屋で宿泊させる。翌朝、美幸の母・古田しのぶが城崎で遺体となって発見されたと連絡を受ける。城崎警察署の霊安室で母親と対面した美幸は必死に涙を堪えていた。しのぶは末期の乳癌で心臓に刺さった果物ナイフを両手で握り締めていた事から警察は自殺と見ていた。尚子はしのぶが娘をホテルのロビーに置き去りにして死ぬわけはないと他殺の線で調査を始める。

ストーリーはしのぶの死が他殺である証拠を集めるために駆け回る内、次第に焦点がずれて美幸の父親探しへと変貌する。元々は他殺と推理したもののその証拠はまるで無く、仕方が無いので死期が迫ったしのぶが自分が死んだ後の事を考えて美幸を父親の元へ預けたのではないかと推理した事が発端となっているのだが、いつの間にか本来の目的を失って探偵役の二人が走り出してしまったような気がしないでもない。その結果、美幸の出生の秘密に迫る事となるのだが、まあその流れは良いとして克也が途中で披露する苦しい推理に息が詰まりそうになった。明らかにミスリードのために用意されたものだとは判るが、真相が単純明快なので普通に考えればどう転んでも真相に辿り着いてしまう。そのため一生懸命捻りだした推理がまずそうは考えられないこじつけ。むしろそう考える人がいる方がレアである。もっとも最後には巡り巡ってしのぶの事件に戻って来る。総合的に見れば成立するものの、関係のないような調査の先に必ず真相があると約束された上で行動しているようでどうにも腑に落ちない。

しのぶの過去の映像が白黒で流されるが、その映像の質感が白黒全盛時代のテレビドラマの映像に見えて何とも趣深い。現代の技術では質感の面で綺麗過ぎてしまいこんな味わいが出ないだけに、貴重な映像だった。

満足度は★★★
 
沢田知可子,小野沢篤,カラオケ
ダブリューイーエー・ジャパン
(1995-03-10)

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