肥前蛍の里殺人事件

  • 2016.05.03 Tuesday
  • 02:37
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 片平なぎさ、杉田かおる、秋本奈緒美 他
【放送】 1996年(日テレ)

陶芸店の女性オーナーが撲殺される。彼女の殺害容疑をかけられた友人の容疑を晴らすため、フリーライターとカメラマンのコンビが奔走する『小京都ミステリー』シリーズ第十七弾!

雑誌編集者の柏木尚子と相棒のカメラマン・山本克也は陶磁器の取材のため伊万里焼発祥の地である佐賀県へとやって来る。実はここには新進の陶芸家・増田弦と結婚した尚子の友人・恵美がいる。早速窯を訪ねて取材をさせて貰う尚子達だったが、取材中に突然青山の陶芸店『冴』のオーナー・南雲冴子が乱入し弦を連れ出してしまう。その夜、尚子は恵美を連れ出して唐津ロイヤルホテルへとやって来る。しかし恵美は弦の事が気に懸かって悪酔いし、丁度鉢合わせした冴子に「殺してやる」とあわや乱闘騒ぎになる所だった。酔い潰れて眠ってしまった恵美は尚子が眠っている内にホテルを抜け出す。しかもその直前に冴子もホテルを出ていた。朝になっても冴子がホテルに戻らなかったと知った尚子は克也と共に慌てて飛び出して行く。すると尚子が危惧していた通り、冴子が頭を殴られて死亡していた。

冒頭にいきなり今後のストーリーに関わる伏線を張って来るのはドラマでは良く見かけるが、これがミステリーとなると少々意味合いが変わってくる。最後まで見て「ああ、そうだったのか」と視聴者を驚かせる秀逸な伏線であればまだしも、あからさまにやり過ぎるとドラマの単なる紹介になってしまい、興味が半減してしまう。このドラマの場合、見事なまでの後者である。おそらく前者のような効果を狙ったものの失敗してしまったというのが正直な所だろう。

そんな冒頭から入るいささか残念なドラマではあるが北原白秋の『蛍』という作品を謎を解く一つのキーワードに扱っている部分には惹かれるものを感じた。一般認知度があまり高くない作品を狙ってきた点も評価する。しかしその反面犯人が殺人に至った動機や背景に関しては捻りが全くない上に古典的で、一部は冒頭で既に触れられてしまっているので意外性も何も無い。判り易いと言ってっしまえばそれまでなのだが、あくまでライトミステリーの域を出ない内容に物足りなさを感じずにはいられない。

それにしても毎回殺人現場から証拠品を勝手に持ち出してしまう尚子が何故罪に問われないのだろう?

満足度は★★★★
 
高橋真梨子,十川知司,大森俊之,カラオケ
ビクターエンタテインメント
(1996-06-21)

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