長崎ビードロ殺人事件

  • 2016.05.13 Friday
  • 16:02
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 片平なぎさ、国生さゆり、小野寺昭 他
【放送】 2000年(日テレ)

焼死した父の遺志を継いでビードロ職人になった女がハタ職人の殺害容疑をかけられる。遺体の第一発見者となったフリーライターとカメラマンのコンビが事件解決のために奔走する。『小京都ミステリー』シリーズ第二十八弾!

雑誌編集者の柏木尚子と相棒のカメラマン・山本克也は長崎の伝統工芸ビードロを取材するため『椎名瑠璃工房』を訪れる。ビードロ職人・椎名瑠璃は『瑠璃』と呼ばれる作品が注目されているが、実は瑠璃の亡くなった父親が考案した作品だった。取材中にハタ職人の笹岡靖彦が訪ねて来る。ハタというのは凧揚げの凧の事。ビードロの灰を練り込む事で凧を強化するのである。ついでに『笹岡ハタ工房』も取材に行った尚子と克也だったが、笹岡の妻は瑠璃に対して露骨に嫌悪を露わにしていた。また笹岡の弟子の矢沢と瑠璃にも何かありそうな気配があった。その夜、稲佐山へ散歩に出た尚子は瑠璃が駆けていく後姿を目撃する。その直後、付近の公衆トイレの前で克也が矢沢の遺体を発見する。結局尚子は瑠璃を目撃していた事を警察には話さず、次の取材地・島原へ向かう。ところが克也は水屋敷の取材に協力してくれた河合が瑠璃の父親の弟子だと気付く。瑠璃の話では瑠璃の父はビードロしか頭に無く、人間関係に問題のある人物で、当時弟子だった河合も上手くいかなかったらしい。また瑠璃も反発して家出をし、父親が焼死したと笹岡から知らせを受けて長崎に戻ったのだという。そんな中、瑠璃に矢沢殺害容疑がかかる。

今回は職人の生き方を問うストーリー。職人としてその道を究め精進していくのは職人のあるべき姿ではあるが、その姿勢を誰もが理解出来ているわけではない。職人としては一流でも己の信ずる道だけに邁進すれば他人への配慮に気遣っている余裕は無くなる。自分に厳しい分だけ他人へも厳しくなるので余計に人間関係が上手くいかなくなってしまう。このドラマのヒロイン・瑠璃の父親がまさにそんな人物。一方、その対極として、瑠璃の父の親友でもあり瑠璃の支援者でもある笹岡が登場する。笹岡はハタ職人ではあるがそこまで職人気質ではない。むしろ家族思いで人間性の優れた人物でもある。全く異なるタイプの職人二人ではあるが、その違いが今回の事件の核心に繋がるとなるという設定になっている。

昨今、後継者不足の問題が取りざたされる中、このドラマでは最終的にビードロもハタもどちらも後継者が現れる内容で締め括られている。もしかするとこれがこのドラマの真に意図する思いなのかも知れない。

今回も衝動的な殺人ばかりでミステリーとしてはあまり面白味が無い。またヒロインの可愛げの無さもいただけない。職人という設定のため仕方が無いのかも知れないが・・・。

満足度は★★★

 
高橋真梨子,高橋真梨子,鈴木キサブロー,十川知司
ビクターエンタテインメント
(2000-03-23)

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ
コメント
コメントする

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

にほんブログ村

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered by

無料ブログ作成サービス JUGEM