浅見光彦ミステリー 佐渡伝説殺人事件

  • 2016.07.18 Monday
  • 11:44

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 水谷豊、ポール牧、鮎川いずみ 他

【放送】 1988年(日テレ)

 

「願」と書かれたハガキを持つ男が立て続けに殺害される。殺人容疑者として逮捕されたルポライターが自分の容疑を晴らすために連続殺人事件の謎に迫るトラベルミステリー。このドラマは火曜サスペンス劇場版浅見光彦シリーズ第三弾!原作は内田康夫著の『佐渡伝説殺人事件』。

 

政経ブレインの塚原社長に誘われて泥酔した浅見光彦は千鳥足で帰宅する途中、ゴミ捨て場の横で倒れている男性を見掛けて声をかける。ところが次の瞬間、背後から何者かに後頭部を殴られ、麻酔薬を嗅がされて気絶してしまう。目を覚ました光彦は事情も判らぬまま殺人容疑者として逮捕される。光彦が声をかけた男性は三隅建設の取締役建設部長・駒津良雄で、警察が駆け付けた時には既に絶命していたと言う。おかしな事にポケットには「願」とだけ書かれたハガキが入っていた。光彦の危機を知った母親は兄が検察庁の刑事局長・浅見陽一郎だと訴え、前代未聞の母親同伴の取り調べが行われる。結果、光彦は釈放。自分を罠にはめた犯人について判っている事と言えば、それがハイヒールを履いた女性だったと言う事だけ。何故浦安在住の駒津が世田谷の住宅街に倒れていたのかは謎だった。光彦は事件の真相を調べるため駒津の実家を訪れる。そこで駒津の友人で、城南大学の建設工学教授・三輪昭二に出会う。それから間もなく佐渡島で三輪が謎の転落死を遂げ、三輪のポケットからも「願」と書かれたハガキが見つかる。

 

前作、前々作と全く伝説が何なのか判らぬままだったこのシリーズ。ようやく登場人物の口からその地に纏わる伝承の話が聞けるようになったものの、台詞だけでさらっと語られただけなのでイマイチその伝承に纏わる人々の想いが伝わってこない。最後の最後に真犯人が残した「所詮流人の末裔は・・・」という台詞があるが、それが犯行動機の一端である以上、もう少し踏み込んで欲しかった気がする。

 

さて今回のドラマでは何かと母親がでしゃばってきて、取り調べには同伴するし、温泉旅行と偽ってわざわざ光彦を連れて佐渡へ行くし、非常に光彦の探偵的な活躍に理解を示している。いや、密かにそんな光彦を応援していた節はこれまでにもあったものの、ここまではっきりとアクションを起こすのは初めてである。背景に光彦が殺人犯と疑われて逮捕された事情があり、そのせいで縁談を取り下げられたという事があって意地になっている面があったのは事実だが、あれでは光彦がまるで三十歳を過ぎても母親離れ出来ないマザコン男のようである。

 

ところで確か光彦の設定に高所恐怖症があったと思うのだが、今回のドラマではその部分は無視されている。むしろ高所恐怖症の設定が入れられていたのは母親の方で、三輪が転落死した現場を見に行った際にそれがはっきりと表れている。これってシリーズを続けて行くと矛盾が出てしまうのではないだろうか?

 

満足度は★★★★

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