女監察医・室生亜季子 複合死因

  • 2016.08.11 Thursday
  • 01:33

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 浜木綿子、若林志穂、三ツ矢歌子 他

【放送】 2000年(日テレ)

 

神社の境内で急死したマルチタレントの血液から覚せい剤の成分が検出される。火曜サスペンス劇場の人気シリーズ『女監察医・室生亜季子』シリーズ第二十七弾!

 

川越で三代続いた開業医で、地域の監察医を務める室生亜季子は売れっ子のマルチタレント・マキハルこと牧田春三のトークショーに招待される。川越市文化会館の文化ホールで行われたマキハルのトークショーは会場が大いに盛り上がったが、亜季子はマキハルの視点が定まらない様子に異常を感じ、マキハルのトークを楽しむ事は出来なかった。ショーの後、懇親会が開かれるもマキハルは途中でふっといなくなってしまう。その翌日、マキハルが氷川神社の境内で全身傷だらけで遺体となって発見される。しかも半裸だった。死因は肺水腫による急死。病死かと思われたが、司法解剖をした亜季子がマキハルの血液から覚せい剤を検出し、頭部にクモ膜下出血の形跡を発見したため、警察は他殺の線も考えて捜査を開始する。マキハルを良く知る人物の話では、マキハルを恨んでいる人間は非常に多く、身近な人間でさえマキハルを恨んでいると言う。三番目の妻の陽子は愛人問題でマキハルを毛嫌いしていて、マネージャーの沢井は同級生ながら酷い扱いを受けていたと言う。また二歳年上の兄の牧田一は何を考えているのか判らない人物だが、ステージ上のマキハルを見る目に憎しみが込められていたという話だった。

 

表裏の無い人間もいれば、表と裏の顔が極端な人間もいる。今回の被害者はその後者。表向きは誰からも好かれるマルチタレント。溢れる才能を活かし、話術、執筆、等々様々な方面で活躍する有名人で、憧れるファンも多い。しかしその裏では覚せい剤に手を出し、女癖も悪い。かなり性悪な男である。しかし見方を変えればそれだけマルチタレント・マキハルを演出するためにストレスを抱えている反動とも言える。マキハルと素の牧田春三。マキハルが素の自分とかけ離れていけば行く程、自分とのギャップに苦しみ闇の部分も深くなっていくのかも知れない。

 

性悪な顔を知る人間からすればマキハルは憎悪の対象でしかない。今回の話はそんな部分から端を発している。周囲の人間は敵ばかり。マキハルを殺したい動機のある人間は幾らでもいる。誰を疑ってもおかしくない状況の中で、亜季子と浜田警部は事件の真相を究明していく事になる。登場人物も多く、動機を持つ怪しい人間がそこかしこに存在する。このシリーズには珍しくミステリーの舞台を整えた一作である。

 

そう言えばいつの間にか亜季子は地元の名士と呼ばれるまでになり、今回は団体顧問まで引き受けている。開業医の院長で多くの患者を診察しているだけに一般に顔が広いのは勿論だが、一介の医師がここまで持ち上げられる存在になるとは驚きである。

 

満足度は★★★★

山田ひろし,松本隆,十川知司,富田素弘,カラオケ
日本コロムビア
(1999-06-01)

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ
コメント
コメントする

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>

にほんブログ村

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered by

無料ブログ作成サービス JUGEM