四谷怪談 〜稲妻の巻〜

  • 2016.08.15 Monday
  • 09:54

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 田村高広、嵯峨京子、榊ひろみ 他

【放送】 1970年(東京12チャンネル)

 

賭博場に入り浸る浪人を呉服問屋に婿入りさせて甘い汁を吸うための悪しき企み。四代目鶴屋南北の歌舞伎狂言『東海道四谷怪談』のテレビドラマ化。日本怪談劇場の第六話として放送された。

 

浪人・民谷伊右衛門は元旗本だが濡れ衣を着せられて傘貼りでかろうじて食を繋ぐ貧しい生活に身を落としていた。毎日賭博場に入り浸っては妻のお岩に八つ当たりしている。ある日、伊右衛門の色男ぶりに目をつけた賭博仲間の直助権兵衛はとある芝居をうつ。呉服問屋『伊藤屋』の小町娘・お梅を手下に襲わせ、伊右衛門がお梅を助けるように仕向けたのだ。思惑は的中しお梅は伊右衛門に惚れ込んでしまう。権兵衛の狙いは伊右衛門を伊藤屋の婿にして甘い汁を吸う事だったのである。一方、伊右衛門に突き飛ばされたせいで、子供が流れ、顔に大火傷を負ってしまったお岩は夫に合わせる顔が無いと悲観に暮れていた。

 

時代劇の怪談の中でも最も有名なのがこのドラマの原作となった『東海道四谷怪談』(或いは『四谷怪談』)だろう。妻がある身でありながら呉服問屋に婿入りして優雅な生活を夢見た浪人が、罪のない妻に地獄のような苦しみを与えた挙句殺してしまうというストーリーはあまりにも有名で、単純明快で判りやすい展開に目の上に大きな瘤を作ったお岩の強烈な顔の絶大なインパクトで誰にでもすんなり頭に入って来る。

 

このドラマはその前編。顔の爛れたお岩を化け物だと思って伊右衛門が斬り殺してしまうまでの話になっている。但し伊右衛門にはお岩に対して愛情がないわけではなく、冷たくするのも単に貧しい生活に嫌気がさして八つ当たりしているだけの話。何しろお岩のために一度はお梅との縁談を断っているくらいである。前後編になっているだけに話が飛躍する事無く、非常に丁寧なシナリオになっているのに好感を持った。

 

それにしても劇薬を塗ったお岩の顔が有り得ないくらいに醜く歪んでいるのにやり過ぎ感がひしひし。幾ら何でも目がそのまま流れて下に落ちる事は無いと思うのだが・・・。お岩の演出に気合いが入り過ぎである。

 

満足度は★★★★★

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