怪談 笠森お仙 幽霊茶屋

  • 2016.08.19 Friday
  • 08:25

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 朝丘雪路、長谷川哲夫、高品格 他

【放送】 1970年(東京12チャンネル)

 

江戸三代美人の一人として評判だった実在する茶屋の看板娘をモデルとした復讐劇。河竹黙阿弥作の歌舞伎演目『怪談月笠森』のテレビドラマ化。日本怪談劇場の第十話として放送された。

 

火事の中、逃げ惑う家族があった。両親は迫りくる火の手から逃れるために二人の娘の手を繋いで必死に逃げていたが、姉だけが火の中に取り残されてしまう。あれから月日が経ち、妹のお仙は笠森稲荷にある『かぎ屋』で働く看板娘となっていた。生き別れになった姉・おきつと会えるよう願掛けをするのが日課となっている。一方、おきつは武士・今村丹三郎の屋敷で女中として仕えていた。ある日上役の佐藤金左衛門が丹三郎に縁談を持ってくる。しかし丹三郎はおきつと添い遂げると心に決めていて、縁談を断ってしまう。素性の知れない女と武士が夫婦になるなど言語道断。丹三郎は全てを捨てておきつと一緒に逃げる算段をしていたが、金左衛門に買収された使用人の市助の手引きでおきつは殺されてしまう。不思議な事にお仙はおきつの身に起きる不幸を夢で見ていた。

 

怪談なのに最後はハッピーエンドとは・・・。もしかしてこれは怪談と名前がついてはいるものの、実際にはお仙のラブストーリーなのでは?と思いたくなるくらい天晴なラストに複雑な心境になった。まあ、これはこれで良しとすべきなのだろう。それにしてもこの日本怪談劇場のシリーズはただ怪談話を放送するだけでなく、放送する順番にも拘っているのが続けて見ると良く判る。バラエティに富んでいて、意外性を常に仕掛けてくる点が秀逸である。

 

このドラマの主人公であるお仙は浮世絵のモデルもこなした人気者で、何でも関連グッズまで販売されていたというから驚きである。商魂逞しいと言うか何と言うか・・・。歌舞伎では気丈なお仙が自ら手を下して姉の恨みを晴らすストーリーになっている。もしかするとお仙は本当にそんな気丈な性格の女性だったのかも知れない。今となっては確かめる術も無いが・・・。但し、ドラマでは内容が改変されている。お仙が気丈な性格であるのは間違いないが、復讐を果たすのは別の人物。お仙の役割は強いてあげれば姉の死の真相を暴く探偵役である。真相を暴露する際、到底お仙が知り得るはずもない殺害動機まで口にするのはご愛敬と言った所だろうか。

 

満足度は★★★★

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