怪談 乳房の呪い

  • 2016.08.22 Monday
  • 10:16

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 中山昭二、馬渕晴子、入川保則 他

【放送】 1970年(東京12チャンネル)

 

妻と不貞を働く弟子に殺害されたはずの絵師が死んだ後も仕事を仕上げるために絵を描き続ける。初代三遊亭圓朝の落語演目『怪談乳房榎』のテレビ実写化。日本怪談劇場の第十二話として放送された。

 

昔、松月院には『乳房の榎』と呼ばれる乳房の病や乳の出ない母親に効能があると噂される榎の古木があった。絵師・菱川重信は依頼を受けた南蔵院の天井に二匹の竜を描くと構想を萬屋新兵衛に話して聞かせていた。新兵衛はここで一度柳島の家に戻ってはどうかと進言する。実は重信には妻のきせと生まれたばかりの息子がいるのだ。しかし重信は信頼する弟子・磯貝浪江に自宅を任せてきたので大丈夫だと安心していた。まさか浪江ときせが深い仲になっているとは思いもせずに。赤子の世話をする女中のお花も二人の不貞を目撃していた。ある日、竹六が絵の具を届けに柳島の家へやって来る。竹六の話では重信が帰宅するのは来月の末らしい。それを良い事に家に泊まり込んだ浪江は重信を殺す計画を立てる。

 

浪江があまりに身勝手な酷い男なので殺された重信に復讐されるのは当然なのだが、この重信の復讐は興味深い事に浪江にのみ向けられている。そして殺人に手を貸した正介に関しては半ば浪江に脅迫されていた事もあり、重信に忠誠を示した事で復讐の対象からは外された模様。むしろ正介はその後の行いから信用に値すると思われたのかも知れない。幽霊が死んでから善悪を判断するのも面白い話である。

 

但し乳房の榎の絡みが非常に判り辛い。胸に出来物が出来てしまった等、本来はこちらがメインとなる話では無いかと思うのだが、浪江の悪行の影に隠れて印象が薄く、ドラマの前と後で導入された乳房の榎の話が浮いてしまったような感じになっている。

 

ところで幽霊の顔を白くするのは今も昔も変わらない。そういう感覚が一般に定着しているので、あまり違和感はないのだが、最後に現れたきせの顔だけはあまりに白くし過ぎて妙な感じである。幽霊であると示したかったのだろうが、幽霊の登場する際の演出がされていないので違和感があった。

 

満足度は★★★

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