怪談 吸血鬼紫検校

  • 2016.08.30 Tuesday
  • 17:31

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 倉石功、石田信之、宮井えりな 他

【放送】 1979年(東京12チャンネル)

 

田村家に恨みを持つ者達が吸血鬼として蘇り、由縁の娘達の命を奪っていく復讐物語。日本名作怪談劇場の第五話として放送された。

 

田村家に関わる娘ばかりが次々謎の死を遂げる。何れも胸の所に牙で噛まれた跡があり、乳房から血が抜かれた事が死因だった。しかも娘達は何れも手に田村伊織の文を握り締めていた。勿論主膳に心当たりはない。田村家縁の娘で残るは伊織の妹の松江と田村主膳の娘・妙のみ。しかし琴の稽古に出掛けて以来、松江は日の光を恐れたり、菊の花を嫌ったり、様子がおかしくなる。実は琴の師匠・山村検校とその娘・楓こそが吸血鬼であり、松江は二人に血を吸われて操られていたのだ。そしてついに検校は松江に妙を殺させる計画に出る。さきの娘達と同様の死に方をした松江がその夜目を覚まし、眠っている妙の命を奪おうとする。

 

時代劇ではあるのに、吸血鬼を登場させる和洋折衷の怪談。斬新ではあるものの、時代劇と西洋の吸血鬼の組み合わせはどうも不自然極まりない。しかも吸う場所が首筋ではなくて乳房の上。その場所では噛まれた箇所を見せるためにどうしても胸をはだけなければならず、吸血鬼の被害に遭った娘達は惜しみなく胸元を解禁。この変更は明らかにお色気目的だと言えるだろう。

 

日本の怪談では通常恨みを持つ者は幽霊となって登場するのだが、それが今回は吸血鬼。そのため死人でありながら実体があるのである。ところが何故か操られた松江は幽霊のようなぼんやりとした姿で登場し、吸血鬼なのに幽霊の余韻を残している。また吸血鬼の特殊技能として血を吸う以外に目を見た相手に催眠をかける能力を持つ。その能力を駆使して血を吸った人間を操れるという設定になっているらしい。

 

当然和製吸血鬼話なので、十字架とにんにくで退治するというわけにはいかない。そこで登場したのが梵字の浮き出た文殊。アクロバティックな動きをする吸血鬼相手に日本刀で戦うというのは何とも間抜けな光景である。和洋折衷の斬新さを求めた挙句、詰めの甘さが至る所に見受けられ、C級エロティックホラー感満載のドラマとなってしまった。

 

満足度は★★★

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