怪談 佐賀の怪猫

  • 2016.08.31 Wednesday
  • 08:52

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 緑魔子、永島暎子、藤間文彦 他

【放送】 1979年(東京12チャンネル)

 

家老の策略によりお家断絶に追い込まれた武家の飼い猫が化け猫となって主の復讐を果たす怪談。原作は瀬川如皐(三代目)の歌舞伎演目『花嵯峨猫魔稿』。日本名作怪談劇場の第六話として放送された。

 

肥前鍋島藩主・丹後守は病床の家老・龍造寺又一郎に再三に渡って登城を急かしていた。又一郎には美しい妹・冬がおり、世継ぎのない丹後守は側室にと考えていたのだ。しかし又一郎はこれを拒否。実は冬には心に決めた相手・小森半左エ門がいたのである。その旨を告げようとした途端、丹後守は鍋島家がかつては龍造寺家の家臣の身分であった事を卑下されたと思い、逆上して思わず又一郎を斬りつけてしまう。この機に乗じて鍋島家乗っ取りを企んでいた家老・磯早豊前は又一郎に止めを差し、武器庫の壁に遺体を塗り込んでしまう。また又一郎が登城した事実を隠蔽した上、登城拒否を理由に龍造寺家は家禄を取り上げられ、お家断絶を余儀なくされた。又一郎の妻は自害、半左エ門は鍋島家に仕える事となり、冬は天涯孤独の身となってしまう。三か月後、豊前は丹後守の側室にした娘の豊が懐妊した事で鍋島家は我が物と慢心していた。そんな中、度々周囲に子猫が現れるようになる。その猫は龍造寺家で可愛がられていたこまだった。

 

これは不条理な殺され方をしたご主人様のために可愛がられていた猫が敵を討ったどころか、断絶した家を再興させるというとんでもなく恩義に厚い猫の話である。子猫が三か月後も相も変らぬ姿で現れる事には違和感を覚えずにはいられなかったが、それには目を瞑って、本来仇討ちをすべき立場である人達の手を煩わせる事無く、非常にスムーズに事を進めるこまの有能さを見せつけられると、手を拱いている人間たちが如何に無能であるかを思い知らされてしまう。

 

ところで緑魔子演じる豊がアップになる度、あまりの老け顔に愕然とさせられる。時代劇なので白塗り姿で登場するのだが、額に刻まれた三本線が目立つの何のって。目鼻立ちがはっきりした日本的ではない顔立ちは洋装ならば映えるものの、着物姿には不似合いである。相対する冬が若々しいだけにこの差は如何ともし難い。更に声が良く言えば可愛らしい、悪く言えば皺枯れた声一歩手前なので、胸を露わにする場面が無ければ何処の老婆が若作りしているのかと見紛うばかりである。しかしながら化け猫となった姿はイメージぴったり。却って特異な声が活きている。

 

満足度は★★★★

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