怪談 夜泣き沼

  • 2016.09.02 Friday
  • 10:17

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 新藤恵美、綿引勝彦、川地民夫 他

【放送】 1979年(東京12チャンネル)

 

惚れ抜いた女房を取り戻そうとして沼で亡くなった男が、女房を奪った幼馴染みにどこまでも付き纏う怪談。日本名作怪談劇場の第九話として放送された。

 

おつかは新しい人形を欲しがるように次々と男を欲しがり情事を重ねていた。おつかには旅回りの一座の役者・小平次という亭主がいるが、小平次の幼馴染みの太九郎とも良い仲になっていた。ある日、小平次は家の近くで太九郎を見掛ける。おつかは否定していたが、家の中で太九郎の財布を見つけておつかの嘘に気付く。太九郎を印旛沼に呼び出した小平次は太九郎とおつかが遊びの関係であると聞かされて逆上する。ところが逆に殴られて沼の中に落とされてしまう。おつかの元に太九郎が戻ると、死んだはずの小平次が訪ねて来る。幽霊になってもおつかを求め続ける小平次を太九郎は必死に刀で刺して撃退し、動かなくなった小平次の遺体は井戸へ落として始末する。おつかと太九郎は江戸へ逃走するが、太九郎はここでも小平次の亡霊に悩まされてしまう。

 

良い女だが、男に見境の無い性分であるおつかを幼馴染みの二人が惚れ込んでしまったのがそもそもの発端。おつかさえいなければ小平次と太九郎は共に一緒に育った良い友達同士で、おそらくその友情は一生続いたであろうと思われる。小平次は穏やかな性分で太九郎を責めたのも、女房を寝取った男だから責めたのではない。女房と遊びで付き合っていると嘘をついたから責めたのである。一方、太九郎も亭主である小平次の手前おつかに本気で惚れているとは言い出せず、遊びで付き合っていると悪ぶっただけ。その後、幽霊となって現れた小平次は太九郎が自分に気遣って嘘をついた事を見抜いていた。こんなにお互いを思い合い、そしてお互いを理解している友達同士がたった一人の女に友情をめちゃくちゃにされたなんて、一番罪深いのは他でもないおつかなのである。

 

ところが幽霊に悩まされ続けるのは太九郎ばかり。もしかすると太九郎が大切な友人を殺めてしまった自責の念から見せていた幻だったのかも知れないが、小平次は死んでからも太九郎との関係を修復したかったように思えてならない。

 

自分の女房を寝取った男へ復讐するために幽霊となって執念深く付き纏ってしまったとする話と受け止めた方がより怪談らしいのだが、何となく上記のような人情を感じてしまうストーリーだった。

 

気になったのが台詞の中に所々時代劇っぽくない現代用語が混じっている点。時代劇っぽくはしているのだが、台詞に使われている現代用語の単語が登場すると、急に冷めてしまう。

 

満足度は★★★★

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