怪談 鰍沢

  • 2016.09.09 Friday
  • 00:34

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 清水章吾、池畑慎之介、赤座美代子 他

【放送】 1979年(東京12チャンネル)

 

鰍沢で罠にはめられ殺された男の印籠をお守り代わりに渡された男の前に殺したはずの女房の幽霊が現れる。鰍沢を舞台に繰り広げられる男女の話を扱った落語演目『鰍沢』の実写ドラマ化。日本名作怪談劇場の第十二話として放送された。

 

甲府街道の難所とされる鰍沢に差し掛かった宗次郎は蹲っている女・お熊を見掛けて手を差し伸べる。しかし小さな山小屋でお熊と良い仲になった後、毒を盛られて殺される。実はお熊には情夫・伝三郎がいて、宗次郎から金品を奪うために罠を仕掛けたのだった。最後の力を振り絞ってもがく宗次郎の姿に恐れ戦いたお熊は宗次郎の脳天に鉈を下ろし、遺体は崖から突き落としてしまう。それから暫く後、江戸で女房を殺した男・新助が巡礼の旅にやって来る。自分の留守中に他の男と関係を持っていた女房が許せず首を絞めて殺してしまったのだ。その事を悔いている新助の様子を見て、巡礼者の一人が鰍沢で拾った印籠をお守りとして手渡す。この印籠を持っていると不思議と厄災に見舞われないらしい。新助は有り難く印籠を受け取るが、その直後、厚化粧の宗次郎が鰍沢まで同行して欲しいと頼んでくる。

 

お熊と伝三郎に恨みを抱いた宗次郎と、女房を殺した新助の別々の話を上手く組み合わせて一つのドラマにしたような内容で、それぞれそれだけでも単独で一つの話を形成しているのだが、一時間の枠に収まるよう取り繕って再編集したようなストーリーになっている。まあ、どちらにしても鰍沢を舞台にしている事は変わらない。

 

それはともかくこのドラマはとにかく亡霊となった宗次郎のノリノリぶりに思わず目が釘付けになる。毒を盛られて爛れた顔のメイクが圧巻で、通常時の顔がドラマでは厚化粧と言っているが、そちらが端正な顔立ちを見せつけているだけにその落差に驚かされる。その爛れ方も一つのパターンでは済まない。登場毎にメイクが異なっていて、クライマックスに近付けば近付く程手が込んでいるように思える。主役は新助の方なのだが、完全に主役を食ってしまっていた。

 

満足度は★★★★

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ
コメント
コメントする

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

にほんブログ村

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered by

無料ブログ作成サービス JUGEM