京都離婚旅行殺人事件

  • 2017.06.29 Thursday
  • 12:05

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 田中美里、秋吉久美子、前田吟 他

【放送】 2003年(BSジャパン)

 

離婚問題の渦中にある大女優の命が狙われた。薔薇の棘に塗られていたのは即効性の毒物だった。ロケ地の京都で連続殺人事件が勃発!原作は山村美紗著の『京都離婚旅行殺人事件』。

 

ミステリードラマの女王として君臨する女優・沖田薫のテレビドラマ500本目記念作品『京都鞍馬殺人事件』の制作発表会が開かれる。しかしマスコミの質問は薫の離婚問題に集中する。現在、薫と夫でドラマ監督の沖田雅也との夫婦仲は最悪で今や会話はテープレコーダー越しでしか交わされない。また薫には新恋人出現の噂が流れていた。その晩、シナリオライター志望の傍ら薫の付き人をしている石田里香の元にマネージャーの中村亜美から薫の帰宅を尋ねる電話がかかってくる。何でも会食の途中で亜美だけ先に帰されてしまったらしい。その際、何故か亜美は薫に自分の事について聞かれてないかと尋ねてくる。丁度その時薫がかなりご機嫌な様子で帰宅する。夫からのメッセージを確認すると、そこにはロケ先の京都での離婚話をしたいとの提案が吹き込まれていた。どうやら離婚に応じるつもりは無いようだった。それに対して薫は「だったら、私を殺すしかないわね」と吹き込む。京都でのロケが始まる。里香が休暇を貰っている最中、亜美は撮影終了後に薫が受け取った薔薇の花束を花瓶に活けようとすると薔薇の棘が指先に刺さる。何の気なしに血の滲んだ指先を舐めた途端、亜美は突然苦しみ出し死亡する。

 

トリック自体は非常に単純ではあるものの、登場する人々に人間としての風を細やかに織り込んだドラマである。人にはそれぞれ表の顔と裏の顔があるように、本音はいつも心の奥底に潜んでいる。しかし何かのきっかけでそれがふっと現れる事もある。ミステリーで登場人物も多いドラマでありながら、主要人物の本音が垣間見えるストーリーはミステリーでありながら幾つもの小さな人間ドラマを見せられているかのようだった。

 

またラストでは沖田薫役の秋吉久美子が大女優たる所以を見せ付けたような場面が登場する。勿論、役柄的にも大女優であるのだが、ほんの一瞬顔を上げただけで主役が彼女に持っていかれたような気がした。あくまでこのドラマの主役は田中美里なのだが、あの一瞬で所詮駆け出しと斬り捨てたような感じさえする。その辺りは流石としか言いようがない。

 

満足度は★★★★★

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