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陸王

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 役所広司、竹内涼真、山崎賢人 他

【放送】 2017年(TBS)

 

時代の波にのまれ崖っぷちとなった足袋屋が会社存続をかけてスニーカー事業に乗り出していく。老舗足袋業者の熱意が奇跡を起こせるか?原作は池井戸潤著の『陸王』。

 

創業以来足袋一筋の『こはぜ屋』は現在四代目となる宮沢紘一が社長を務めているが、経営状態は思わしくなかった。足袋を作るには百年も前に作られたドイツ製のミシンが必要なのだが、既に生産は中止され、故障した場合同じ製品から部品を調達するしかないのだ。同業者が次々倒産に追い込まれる中、『こはぜ屋』も辛うじて経営を続けていたが、ミシンの故障で生産が間に合わず負債を出してしまい、紘一は頭を抱えていた。資金繰りに困った紘一は先代から働く経理担当の富島玄三と共に埼玉中央銀行に融資を頼みに行く。担当の行員・坂本は今のままでは『こはぜ屋』に将来は無いと宣言し、これまでのノウハウを生かした新規事業に乗り出すべきだと提案する。その矢先、お得意先であった大徳デパートからの受注が減らされる事になり、紘一は倒産の不安に苛まれていた。娘の茜にスニーカーを頼まれた紘一はスポーツ店へスニーカーのヒット商品R2を買いに行く。その時、ふと目にしたのが五本足のあるスニーカーだった。店員の話では何とこのスニーカーがR2に続く人気商品だと言う。これなら足袋を改良すればスニーカーが作れるかも知れない。紘一は早速坂本に相談する。

 

徐々に廃れつつある零細企業が社員一丸となって最先端技術を誇る大手企業に挑んでいく姿は見ているだけで思わず手に力が入ってしまう程の臨場感に溢れている。零細企業が先細りの商品を抱えて、それに縋って心中するより、どう生き抜いていくかを考えて挑戦していく姿は周囲に力を与えてくれる。まだ終わっていないのだと教えてくれる。非常に熱い息吹を感じるドラマだった。

 

また何と言っても『陸上』を選んだ題材が良い。年始に行われる社会人駅伝や箱根駅伝等々、駅伝は陸上競技の中でも人気があり注目度の高い競技である。放送された時期が秋から冬にかけてという事は、マラソン競技や駅伝、そしてその予選会等々陸上競技が目白押しの時期。そんな最中に陸上に目を向けたドラマだけに見ないわけにはいかない。否が応でも注目してしまうのである。

 

面白いのは登場人物の中で御園社長を演じた松岡修造がドラマ内では何故か熱くない。いや、正確には心意気は熱いのだが、役柄はあくまで表面的には冷静で、クライマックスの場面でも熱さよりも静かに見守る姿勢を貫いている。このキャスティングは意外性があり興味深い。

 

勿論、このドラマはあくまでフィクションである。足袋+スニーカーの組み合わせが必ずしも実現しているわけでは無いのだが、夢と希望に溢れたストーリーは最高だった。

 

満足度は★★★★★

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