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FINAL CUT

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 亀梨和也、藤木直人、栗山千明 他

【放送】 2018年(フジ)

 

報道番組が無認可保育園の園長を女児殺害事件の犯人と決め付けた。そのせいで追い詰められた園長は自殺。十二年後、息子は母親を死に追いやった人間に復讐を始める。冤罪を晴らし、事件の真相を究明するまでの一人の男の復讐劇。

 

今から十二年前、無認可保育園『ルミナスキッズ』の園長・早川恭子は預かっていた女児が死亡した事で、疑惑の園長とマスコミに叩かれた挙句自殺を図った。現在、恭子の息子・中村慶介は幼馴染みの野田大地と共にメディア被害を受けた人々の相談を受けるサイトを立ち上げていた。そんな中、情報番組『ザ・プレミアムワイド』の取材を受けた江藤喜美子という女性が被害を訴えて来た。江藤夫妻には心臓病を患った幼い娘がいる。娘に心臓移植手術を受けさせるためにその呼びかけをテレビで行う予定だったのだが、その内容は惨憺たるものだった。入院先の病院を悪者に仕立てあげるために事実と異なる内容に編集され、喜美子がクレームを入れてもプロデューサーの井出正弥は居留守を使って全く応じないとの事。実は慶介も井出の事は良く知っていた。

 

十二年前の真相。それは事件に関係の無い人間にとっては過ぎ去った事件にしか過ぎず、何の興味も持たない。世間は事件のあった当初は大きな関心を寄せても、あっと言う間に話題にすらならなくなる。しかし事件当事者、特に冤罪で犯人となった人間とその家族は違う。このドラマでは行き過ぎた報道によって報道被害に遭い、自らの命を落とすまで追い詰められてしまった早川恭子の無念を晴らすために、息子がその報道を行った人間に復讐し、真犯人に鉄槌を下すまでを描いた復讐劇である。

 

復讐を開始するにしても弱い立場の一般人に何が出来るのだろう?ましてこのドラマの主人公・早川慶介は事件当時高校生。悔しい思いを胸に抱く事しか出来なかった。そして十二年の歳月を経て、復讐を開始する。ただこの復讐の手段が問題である。慶介の手駒は脅迫。報道の影響力は大きく、今更無実を叫んだ所で誰も相手にしてくれない。世間は恭子が犯人であろうとなかろうとどうでも良いのである。慶介の立場を考えれば復讐に脅迫の手段を用いるのも仕方なかったのかも知れない。ただこの行為は胸糞が悪くなる。ドラマでは真実を究明するための正義の鉄槌のような形で脅迫を演出しているが、確かに脅迫されるような疚しさを持った輩が相手ではあるのだが、これは決して正義ではない。まして犯人と思われる人間の妹に二股かける等、主人公は完全な悪人である。

 

そんなダークヒーロー的主人公の活躍するストーリーなのだが、報道の行き過ぎが最初から問題であると明示されているだけあって、現代のメディアのあり方を問う側面もある。最終回は二時間枠で放送され、報道の在り方をかなり攻めている。これがテレビ局が制作しているドラマである事を考えるとこのドラマにかける本気度が窺える。主人公と真犯人の直接対決が本来の見せ場なのだが、それ以上にこのメディアのあり方について切り込んだ部分が斬新で興味深かった。

 

話は代わるが姉妹に二股をかけた点についてみてみると、やっぱり姉一択だと思う。妹うざ過ぎ。

 

満足度は★★★★★

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