もみ消して冬 〜わが家の問題なかったことに〜

  • 2018.03.22 Thursday
  • 12:10

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 山田涼介、波瑠、千葉雄大 他

【放送】 2018年(日テレ)

 

父親は名門学園の園長、子供達は何れも東大卒で天才外科医、敏腕弁護士、エリート警察官と将来を嘱望される優秀な人間。誰もが羨む平成の華麗なる一族に危機が迫る。家族一丸となって危機に立ち向かうのだが、何故か次男が貧乏くじばかり引かされる羽目に。華麗なる一族の華麗なる一族たる所以に迫るドラマ。

 

北沢家は誰もが憧れる家族。父親の北沢泰蔵は私立中学『北沢学園』の園長で、子供達三人を東大へ進学させた秘訣を書いた本がベストセラーになる有名人。長男の北沢博文は天才心臓外科医、長女の知晶は敏腕弁護士、次男の北沢秀作は警視庁に勤務するエリート警察官。母親には先立たれているものの、家族で囲む朝食を執事二人が世話をする光景は何の問題も無いように思えていた。ある日、泰蔵の誕生日、父親へのプレゼントを用意して子供達が食卓で誕生日を祝おうと待っていると、泰蔵が渋い顔をして帰宅する。何が起きたのか戦々恐々とする子供達に泰蔵の放った一言は「裸を撮られた」だった。そして見せられたスマホの画像には全裸で眠る泰蔵と泰蔵の大事な部分を隠すようにカメラの前に立ちはだかる女のアップ。実はこの女は生徒の親。しかも画像を拡大してみれば、厳格で男女交際に煩い父親の足首に『LOVE』の刺青まであるのが判明。これが世間に出回れば一巻の終わり。北沢家の名は地に落ちてしまう。女は金に困って金銭を要求してきていると言う。泰蔵は不倫関係ではなく、互いに独身で本気で付き合っていたと言うが、大スキャンダルには間違いない。出来る事なら力になりたいと話す秀作だったが、博文と知晶はとんでもない事実を秀作に突きつける。これまで秀作が泰蔵の誕生日にプレゼントした物は全て中身も見ずにバザーに出され、おまけにそれが売れ残ると笑っていたと。ショックを受けた秀作は雨の中家を飛び出していく。

 

最初から最後まで完璧なコメディー路線に走っているドラマである。誰もが羨む理想の家庭を保持するために一家の末っ子・秀作が次々起こる問題を秘密裏に解決するために奔走する話で、その都度火曜サスペンス劇場の衝撃的な音楽が鳴り出すという日テレだからこそ出来る演出がなされている。家族のために理不尽な要望に応えて犯罪行為に手を染めていく秀作の姿は涙ぐましいはずなのだが、やはりコメディーだけに笑いに走っている。コメディーだから仕方ないのかも知れないが、内容がお茶らけていて、ちょっと笑いたい時に見るには良いが、好んでじっくり見る気にはなれない。おそらく主演がジャニーズ系のタレントで無ければ話題にもならなかっただろう。

 

気になったのは笑いの方向性が痛々しい点。秀作の立場は家族から疎外されているような状況にある。父親からグラスを投げつけられながら生きているなんて見方を変えれば虐待である。ふと冷静になると北沢家の異常さに笑おうにも笑えなくなってしまう。最後は平和にまとめてはあるものの、何となくもやもや感が拭えなかった。

 

満足度は★★★

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