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津軽海峡ミステリー航路2

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 村上弘明、細川直美、姿晴香 他

【放送】 2003年(フジ)

 

函館南署の刑事がスキー場で起きた行方不明事件の謎に挑むミステリー。原案は斎藤栄著の『津軽海峡の愛と殺人』。

 

函館南署の青柳刑事は久々の休暇に同僚の永瀬と共にスキー場へとやって来る。偶然、青柳刑事の妹・千明も大学の先輩である西崎真貴子親子と共に同じスキー場にやって来ていて、青柳と永瀬も合流する。西崎は大手企業・大日本建設の札幌支社長。途中で西崎の同期で東京本社の重役をしている疋田も一緒になってその日は和やかなムードのまま終了する。ところが翌朝、西崎が突然「すまない、許してくれ」と書いたメモを残してホテルを出て行ってしまう。慌てて真貴子は西崎を追いかけると、鮮やかなオレンジの上着を着た西崎が頭まですっぽりフードを被ってシルバーグレーの車に乗る所だった。真貴子と千明も車を追って、西崎が手稲山麓駅からロープウェイに乗るのを目撃する。しかし山頂駅で幾ら待っても西崎は下りて来なかった。真貴子達が諦めて戻って来るとシルバーグレーの車はなくなっていた。父親の行方を探って欲しいと真貴子は青柳に頼みに行く。

 

刑事物に登場する刑事の中にはこいつが犯人だと決めてかかって誰が何と言おうとそいつが犯人だと追求する刑事は良く見かけるが、このドラマに登場する青柳刑事はその逆。この人は犯人じゃないと決めたら、周囲が幾ら怪しい証拠を持ち込もうが決して耳を貸さずその人物を信じ続ける。もはや刑事としてどうなのだろうと思われる思考回路なのだが、得てしてこの手の刑事は人情派と扱われる事が多い。実際、このドラマでも青柳は情に厚い良き人という扱いである。

 

このドラマを見ていると老いらくの恋という言葉が頭に思い浮かぶ。人生半ばを過ぎ、徐々に先が見えて来ると、そんな時に芽生えた恋愛に必要以上の執着を見せてしまう事がある。多少ネタばれになってしまうが、このドラマもそんな老いらくの恋が事件の背景にある。このドラマで登場する西崎にしろ疋田にしろ結構良い年のオッサンなのだが、この年でもまだ恋だの愛だの言っている所を見ると案外心は若いのだと思わずにはいられない。

 

満足度は★★★

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