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白日の鴉

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 伊藤淳史、遠藤憲一、寺尾聰 他

【放送】 2018年(テレ朝)

 

新米警察官が初めて逮捕した男は冤罪だった。痴漢容疑が掛けられた男を救うため、老弁護士と協力して事件の真相を究明する。原作は福澤徹三著の『白日の鴉』。

 

妻が娘に良く絵本『おしゃれなカラス』を読み聞かせる。そんな幸せな家庭を持つ友永孝にある日とんでもない災難が降りかかる。製薬会社のセールスマンである友永は取引先の病院の営業中、普段あまり接点の無い院長に呼ばれ会食の席に誘われる。これは友永にとって顔を売るまたとないチャンスだった。ところが移動中の電車の中で背後に立っていた女子大生が突然友永を痴漢だと騒ぎ出したのだ。勿論、友永は痴漢などやっていない。片手は吊革につかまり、もう一方の手で鞄を持っていたのだから。それなのに目撃者を名乗る男まで現れて、思わず友永は逃走してしまう。頭には約束の時間が過ぎっていた。その頃、駅の近くでは新人警官・新田真人がケーブルテレビの取材を受けていた。「痴漢」の言葉に反応した新田は必死に走る友永を発見し、友永に話を聞く。友永は痴漢をやっていないと言うが、新田はやましいことがあるから逃げ出したと解釈し、友永を逮捕してしまう。しかし友永はその後も痴漢を全面否定し続ける。そんな中、新田は偶然痴漢された女子大生と目撃者が一緒にいる所を目撃し、二人が共謀して痴漢騒ぎをでっち上げたのではないかと疑問を持つ。

 

このドラマを見た時、何故に主演の新人警官を伊藤淳史にしたのかがまず大きな疑問である。見た感じ新人と言うよりは結構な中堅どころにしか見えないのだが・・・。まあ、それはこの際目を瞑るとしよう。

 

警察官が痴漢冤罪を暴くと言う本末転倒の内容ながら、公明正大な警察官のあるべき姿として好感の持てる内容だった。今回は協力を頼んだ老弁護士・五味が今は一線を退いているとは言え元は敏腕弁護士だったというちょっと都合の良過ぎる設定があるにせよ、警察生命を賭けてでも己の正義に従った新田の真っ直ぐさが眩しい作品である。またそんな新人の新田に感化されるように同じ交番勤務の同僚達の応援も良かった。最近の二時間サスペンスドラマは警察官が主役だと内部犯行、しかも警察上層部の犯罪という顛末となるものが多過ぎる。その点痴漢冤罪という誰にでも起こり得る悲劇を扱った事で差し迫った危機感に共感を覚えた。

 

満足度は★★★★★

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