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後鳥羽伝説殺人事件

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 平岡祐太、森脇英理子、黄川田将也 他

【放送】 2018年(TBS)

 

十二年前に非業の死を遂げた妹の親友が殺害される。妹、そしてその親友のためにルポライター・浅見光彦が事件を究明する。内田康夫原作のサスペンス『新・浅見光彦シリーズ』第二弾!

 

浅見家の人々には広島に切実な想いを抱いている。十二年前に広島の山中で末娘の祐子が亡くなっているのだ。母親から祐子が好きだったお稲荷さんの手作り弁当を持たされて、光彦は広島の地に足を踏み入れた。ところがまるで運命に引き寄せられるように、光彦の前に祐子の親友で、祐子が亡くなった際に一緒に旅をしていた正法寺美也子が現れる。しかも彼女は祐子が大切にしていた後鳥羽伝説が解説された文献を手にしていた。懐かしさのあまりつい声を掛けてしまった光彦だが、一方の彼女は光彦を恐れるように去って行った。光彦はまだ知らなかった。この出来事が十二年前の妹の死の残酷な真実を浅見家の人々に焼き付ける事になろうとは・・・。

 

本来、浅見光彦シリーズの最初のエピソードとなるべき話であり、原作では光彦が探偵役として活躍する足掛かり的な作品となっている。この作品では浅見光彦は主役では無かったが、浅見光彦の名を世に知らしめるには十分な本格的ミステリーである。最初に殺害されるのは妹の友人であり、そこから遡って妹が命を落とした痛ましい事件の真相を明かしていくという流れになっているのだが、この真相と言うのがとにかく悲惨で残酷。それが非常に印象深い作品で、かつ後鳥羽伝説を主体とした歴史への深い思い入れの感じられる作品である。

 

が、このドラマは土砂崩れが火事になっているのはまだ許せる範囲だが、びっくりするくらい推理要素が省かれていて唖然となる。光彦が定年間近の野上刑事と共にあちこち調査する場面は存分に織り込まれているのだが、最後はびっくりするくらいあっさり物事が片付いてしまい、これは浅見光彦の探偵物と言うよりは、足で解決する昔ながらの刑事ドラマ的な内容で終結させてしまった感が半端ない。幾ら何でもこれは無いだろう。

 

もしかすると現代の状況で原作のトリックを入れるのは難しかったのかも知れないが、原作の見せ場を見事に省いたお手軽ミステリーにはして欲しくなかった。

 

満足度は★★★

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