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探偵物語

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 斉藤工、二階堂ふみ、長谷川京子 他

【放送】 2018年(テレ朝)

 

超セレブなお嬢様女子大生とそのボディガードを務める事になった冴えない中年探偵のコンビが、探偵の元妻が巻き込まれた殺人事件に否応なしに巻き込まれていく。約束の五日間、お嬢様を守り抜く事が出来るのか?ハラハラドキドキのラブミステリー。原作は赤川次郎著の『探偵物語』。同作の実写化は1983年に公開された薬師丸ひろ子&松田優作主演の映画が有名だが、ドラマ化はこれが二度目。今回のドラマの場合映画版の方を強くイメージ(特に身長差・ビジュアル)して制作されている。

 

総合調査エミネント・ワークスに所属する探偵・辻山秀一は仕事中に大きな屋敷の門によじ登っている女子大生・新井直美と出会う。まさか辻山が探偵だと思わなかった直美は、辻山を不審者扱いした挙句、せっかく集めたデータメモリを壊してしまった。おかげで辻山は依頼主を怒らせてしまい散々な目に遭う。そんな中、辻山に長谷沼君江が謝罪に訪れる。君江は新井家の家政婦で、直美は新井家の超セレブなお嬢様だったのだ。五日後には会社経営を学ぶためニューヨーク留学する予定だが、直美は毎日遊び歩き、おまけにかつての恋人・三好からストーキングされているらしい。君江は100万円の札束を出して直美のボディガードを頼みたいと言って来た。クビのかかった辻山は渋々依頼を受けるのだった。ところがその矢先、かつての同僚から辻山の元妻・本宮幸子が殺人事件の容疑者になったと知らされる。殺害されたのは矢代和也。防犯カメラの映像には和也の遺体が発見されたホテルから出て行く幸子の姿が映し出されていた。しかも幸子は辻山と別れた後、政財界を牛耳るフィクサー・国崎の愛人となるが、同時に和也とも情事を重ねていたのだ。元妻とは関係ないと宣言し、直美のボディガード(子守)の仕事に務める辻山だったが、直美は束縛を嫌って何とか辻山の監視から逃れようと反発するばかり。その矢先、直美が三好に拉致されてしまう。

 

現在のコメディーと言えば常にドタバタが必須で山も谷もないものが多い。赤川次郎作品はその前身を作った感じはあるのだが、そこにはしっかりとした道筋があり、ミステリーとして成立している。今回の実写化でもそうした1980年代のドラマのノリに近いものがあり、懐かしい感じがした。現代の主流から言うと少々爆発力に欠いて大人しく映るかも知れない。

 

本来、原作に登場する探偵は冴えない中年のおっちゃんであり、映画版の松田優作がそうであったように今回の探偵役の斎藤工はとても原作通りの探偵とは言えない。年齢的には二十歳の女の子から見ればオジサンの年齢でも、スーツを着ればびしっと決まり、二十歳の女の子がうっとりとしてしまう格好の良過ぎるオジサンである。どう頑張っても原作通りとはいかない。しかしそれを逆手にとったのが映画版の探偵物語であり、今回のドラマでもその良さをそっくりそのまま活かしている。映画を観ていた年代には堪らないだろう。またストーリーは違うが映画の名場面を再現したり、歌手は違うが主題歌はそのままだったりと色々趣向を凝らしている。

 

勿論、時代遅れと感じる部分は多分にある。超セレブなお嬢様は本当にベタなお嬢様だったし、科学捜査に頼りっ放しの現代の警察感はゼロ。ただそういうものが通用する時代を懐かしむという楽しみ方もあるものだとしみじみ感じた。

 

さて全編を見て強く感じたのは爽やかであること。ストーリー自体は暴力団が出て来たり、ストーカーが出て来たりと闇の部分も多く登場するのだが結構あっけらかんと表現され、努めて爽やかに仕上げている。映画で話題となった空港の場面も、青春映画のようで、あれ?こんな話だったっけと首を傾げてしまう。爽やかさが制作側の意図だったのだろう。流石にこの爽やかさは過去作品には無いオリジナルである。

 

懐かしさに★★★★★

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