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シグナル 未解決事件捜査班

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 坂口健太郎、北村一輝、吉瀬美智子 他

【放送】 2018年(フジ)

 

現在と過去がトランシーバーを通じて繋がった。現在を生きる刑事と過去を生きる刑事が情報交換しながら巨悪に立ち向かう刑事ドラマ。韓国ドラマ『シグナル』の日本リメイク版。

 

あの時、僕が傘を差し出していればあの子は死ななかっただろう。三枝健人は当時を振り返る。

1995年、小学生の健人は傘が無くて帰宅できない田代綾香の姿を見た。自分は傘を持っていたが、声を掛けるのが恥ずかしくて躊躇ってしまったのだ。その後、綾香は誘拐され遺体となって発見される。犯人として逮捕されたのは二十五歳の男だったが、健人はあの時綾香を連れていく女の姿を見ていた。しかし警察は小学生の健人の言葉には耳を傾けてくれなかった。あの時、警察内では橋本を犯人とする根拠が薄いと刑事の大山剛志が声を上げていたが、出世しか頭に無い中本慎之助は大山の意見を却下し、強引に逮捕に踏み切ったのだ。

現在三枝健人は城西警察署地域課の警察官。プロファイリングを独学で学んだ健人は同僚からはあまり良く思われていない癖のある刑事となっていた。ある日、廃棄ごみの中にあるトランシーバーから声が聞こえているのに気付く。トランシーバーの声は健人の事を三枝警部補と思い込み、廃院で田代綾香殺害犯の首つり遺体を発見したと報告する。しかも綾香の事件は五年前と言っている。疑問を感じつつ廃院へ行くと、本当に言われた通り首つりしたと思われる白骨遺体が残っていた。

 

タイムリープを使って現在の状況を変化させるというストーリーは今やありふれているが、このドラマの場合、タイプリープを使わず、トランシーバーで過去と交信して現代を代える部分が特徴である。発想は同じなのだが、自分がやり直しているわけではなく、過去に情報を送って過去の時代を生きる刑事と交信するためそこに様々な不都合が生じるのである。そのため思ったようには過去を書き換える事が出来ず、成果が思うようには得られないという所がこのドラマの醍醐味である。また必ずしもトランシーバーで繋がる相手は決まった時代を生きているわけではないので、突然相手が殺されたかと思うと次はもっと以前の生きていた頃の時代に繋がってまるで初めてのように交信する事になる。

 

アイディアは面白いドラマなのだが、如何せんこの手のドラマの場合綿密に記憶構造を練らないととんでも無い事になるのもネックである。実際、ドラマを見ている間にはストーリーに流されて気にはならないが、過去を変える度に現在の人々の記憶も現状も大幅に変わって来るため辻褄が合っていないと感じる事もしばしばだった。特に最終回では完全な制作側のご都合主義。そもそも主人公は変わる前の記憶も一緒に持ち合わせているという設定にしたせいで記憶管理がかなり大変だったのは判るのだが、記憶が変えられている事を自覚出来ると言うのはおかしな話である。

 

ただ前述の通りアイディアは良く、また程良くスリリングでミステリアスな展開で続きがついつい気になってしまう。また映像にも凝っていて映画を見ているような演出となっている。サスペンスドラマ全盛だった頃のドラマのような感じである。北村一輝が演じる熱い刑事魂を持つ大山が魅力的だった。

 

満足度は★★★★★

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