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ヘッドハンター

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 江口洋介、小池栄子、杉本哲太 他

【放送】 2018年(テレ東)

 

悪魔か?救世主か?凄腕のヘッドハンターが斡旋する転職にまつわる人々の人間模様を描いたビジネスドラマ。新たなドラマ枠『ドラマBiz』の第一作目として放送された。

 

大手電機メーカー『マルヨシ製作所』は広報部出身の社長・横河の代になってから経営赤字が続き、横河は他社と業務提携して社内構造改革を行うと大々的に発表していた。しかし横河の基本方針は徹底的な人件費削減に相違ない。この発表をモニターで開発畑の技術者・谷口達はうんざりした顔で見つめていた。かつて谷口達は音響製品を開発し、マルヨシを盛り立てて来た立役者でもあった。数多くの特許も取得してきたのだが、横河は音響部門を切り捨て、更には特許も全て手放す所存だった。そんな中、谷口はヘッドハンターの黒澤和樹に声を掛けられる。黒澤の話では谷口のような即戦力の技術者を欲しがっている企業があると言うのだが、谷口はなかなか煮え切らない。その要因は職場で築いてきた人間関係、そして家族に影響を及ぼすというものであったが、実際の所、主体性のない谷口は大企業で得られる恩恵を捨ててまで冒険する勇気が無かったのだ。

 

転職によって人の人生は大きく変わるかも知れない。ヘッドハンターは人材を必要とする企業に適応する人材を紹介する、つまり人と企業の橋渡しをする職業である。しかしそれだけでは転職を生業とする業者と何等変わりない。ヘッドハンターの神髄は橋渡しした後に生じるクライアントに利益を与える事にある。そうした先を見越したヘッドハントの出来る事が有能なヘッドハンターだと言えるだろう。

 

このドラマでは黒澤という一人のヘッドハンターの活躍を描いた内容であるが、ヘッドハントの仕事を見せる事よりも、黒澤が何を企んでいるのかをひた隠しにして、それが明かされた時の一発逆転に目を向けたストーリーになっている。ブラックなヘッドハンターのイメージそのままに名前に『黒』がつけば、着ている服も黒づくめ。仲間も黒澤が何を狙っているのか判らないので、勝手な判断で好き勝手動き回った結果、黒澤にまんまと使われていたというパターンなのだが、如何せん地味で面白味に欠ける。ライバル(本人が勝手にそう思っている)赤城響子は何だかんだ言って敵視している割には黒澤に協力的だし、黒澤と競り合う場面も少ない。また同僚の灰谷に至っては何のために黒澤の傍にいるのかが不明。おそらく設定はかなり有能な補佐役なのだと思うが、それが全く画面から伝わってこない。また目星をつけた依頼人の人間ドラマが中心となってストーリーが進むため、主要人物の影が薄くなってしまうのもネックである。

 

これでラストに控えた一発逆転が唸るくらい見事ならばまだ見られたドラマになったと思う。しかし残念ながらそこまでの鮮やかな一発逆転にはなっておらず、全く印象に残らないのだ。また主要人物もこのキャラ他のドラマで似たような役をやってないか?と勘繰ってしまうくらいこのドラマ限定の個性が無かった。

 

満足度は★★★

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