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モンテ・クリスト伯 −華麗なる復讐−

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 ディーン・フジオカ、山本美月、新井浩文 他

【放送】 2018年(フジ)

 

愛も将来も自由も仕事も自尊心も何もかもを奪われた男が復讐のために蘇って来る。復讐の鬼となった一人の男の復讐劇。アレクサンドル・デュマの名作『モンテ・クリスト伯』(和名『巌窟王』)の実写ドラマ化。

 

漁港のある浜浦町に住む柴門暖は喫茶店を経営する目黒すみれと婚約し、結婚式を控えていた。そんなある日、暖の乗った船『海進丸』が消息を絶つ。地元の人々が暖の安否を気遣う一方で、守尾漁業では捜索の打ち切りを唱える者もいた。実は『海進丸』の船長であるハラジにテロリスト集団の一員である疑いがかけられていたのだ。死者を出しながらも海進丸は何とか帰港。暖は体の不自由な母親と抱き合い生還出来た喜びに浸るのだった。後日、航海日誌から、ハラジの死後暖が船長を務め、星の位置から方向を見極めて帰港した事が判明する。守尾漁業の守尾社長は暖の機転に甚く感心し、次の海進丸の船長を暖に決める。順番から言えば先輩社員の神楽清が船長になるはずだったが、守尾社長の決断に従うしか無く神楽は船を下りて事務職に回る事に決める。心の中では暖への嫉妬が渦巻いていた。また暖の友人の南条幸男も暖に嫉妬する一人だった。売れない役者の幸男はすみれを愛していたが、暖とすみれが相思相愛になってしまい二人を応援するふりを続けている。借金を抱えて粗暴な取り立てに遭い、人生の底辺を彷徨っていた寺角類は一躍町の英雄となった暖を妬んでいた。ハラジから死ぬ間際に託された手紙を渋谷に届けようとした暖の前に警視庁の入間が現れる。警察に暖がテロリスト集団の一員だとタレコミがあったのだと言う。

 

本来、罠に嵌められて長い年月決して助かる事の出来ない牢に入れられた主人公が、別人のようになって復讐を遂げる姿を描いたものなのだが、このドラマではそれを敢えて逆手に取り、別人どころか以前と全く変わらぬ姿で現れ、しかもそれを誰一人気付かないという視聴者が唖然とする状況でドラマが進んでいく。まあ、元々有り得ない(元々がかなり古い時代のしかも海外の作品のため、現代日本でそのまま再現するのは無理が生じる)内容を実写ドラマ化するのだから、何でもありと言えばありなのだが、その試みは面白かった。

 

さて海外の古典文学を現代日本で再現となればどうしたって止むを得ずアレンジを加える事になるのは致し方がない所である。しかし一人の男が自分を陥れた相手に復讐するストーリーはなかなか面白いものがあるし、日本産の作品と比べるとスケールの大きさやあけっぴろさを感じる。難点を上げればこの話数にどうしても収めなければならないため、展開が早く主人公の心の闇や葛藤があまり伝わってこない。特に最終回ではそれを強く感じた。一体、主人公は何を成し遂げたかったのか目的がはっきりしないまま、突然の幕引きにもやもや感が否めない。最後に来て大きな不服を残す結果となった。

 

満足度は★★★★

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