鎖 女刑事 音道貴子

  • 2018.05.12 Saturday
  • 10:34

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 小池栄子、高橋克実、篠田麻里子 他

【放送】 2016年(テレ東)

 

男勝りな女刑事が男社会の理不尽さに晒されながらも、占い師一家殺人事件の謎に迫る本格ミステリー。原作は乃南アサ著の『鎖』。

 

占い師一家が皆殺しされる事件が発生する。遺体は何れも手を縛られ首を鋭い刃物で掻ききられていた。警察は早速捜査本部を立ち上げ、役割分担して捜査に当たる。現場に一番に到着した機動捜査隊の音道貴子も事件を担当する捜査員の一人として呼ばれ、星野秀夫刑事とバディを組む事に。ところが星野は貴子がバツイチと知った途端、急に馴れ馴れしい態度を取り始める。星野は以前から女癖が悪いと評判の男で、おまけに仕事に対する熱意も感じられない。占い師一家と取引の無い銀行の粗品が家の中にあったのを見た貴子は隠し口座があるのでは?と睨むが、星野はまるで感知せず、貴子の捜査を勝手に打ち切らせてしまう。星野の頭には貴子といい関係になる事しか無かったのだ。バーで星野に誘われた貴子はあっさり誘いを断る。すると星野は態度を豹変させ、貴子にあからさまなパワハラを行い始めるのだった。

 

時代が現代のため、呆れるくらい時代遅れの世界観を持つ刑事ドラマを見せられた気分になる。警察全体に流れる空気もそうだが、何が何でも男が上という概念が平気でまかり通るのが警察だと言わんばかりの世界観に、それに抵抗があったのかそれもやや昔の話で貴子にはそうした時期を乗り越えて機動になった豪傑という設定に切り替えている。しかしながら星野という明らかに糞な存在があり、仕事に熱心さを欠いた人間が刑事をやっている事に違和感を覚える。まして周囲は誰もが星野が女好きだと知っているのである。それで貴子と組ませる方に問題がある。そして星野と組んで星野の不利益になる事をバディとして決して口外しない貴子も、バディを変えて貰えるという選択肢を与えられながらもその選択をせずに違法な捜査に乗り出すのは如何なものかと感じた。男勝りとか豪傑とかいう以前に、星野からルール違反を押し付けられた時点で何らかの行動を起こすべきだったと貴子自身の行動に疑問を抱いた。結果としてそれが貴子自身が危険に晒される要因を作ってしまったのだが。

 

貴子が地道に築いてきた道があるから、彼女に信頼を寄せる人間がいる。しかしあくまで彼女は孤高の狼であり、馴れ合いはしない。男勝りというより、単純に頭固い不器用な人間と言うイメージの方が強かった。

 

さて事件に関してだが、占い師一家の凄惨な殺人事件の印象が本来なら強烈に記憶に残るものであるとは思うが、表現を和らげているせいかあまり記憶に残らない。貴子達警察はこの殺人事件の捜査で動いているはずなのに。その事件の裏にこんな事件もとてんこ盛りにした分だけ当初の事件が何だったのかがぼやけてくる。実際、中心となって来るのは貴子と事件を通じて知り合った女の生き様。事件物というよりヒューマンドラマを見せられた感じだった。

 

満足度は★★★★

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