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理想の上司

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 松雪泰子、石田ゆり子、長塚京三 他

【放送】 1997年(TBS)

 

会社組織の中で部下を守ろうと必死に上司に立ち向かう部下想いの男のお仕事ドラマ。

 

ファミリートラベル五反田支店の窓口業務を務める白川万里華は団体客の一人がなかなか到着しないせいでパニックになっていた。実は飛行機の出発時刻が変更になった事を伝え忘れるミスを犯していたのだ。迎えに行った鶴田笑美子は客を案内する際に慌てて人とぶつかり、その客のパスポートを取り違えてしまうというミスを犯す。結局、その客は飛行機に乗れなかった。憤慨する客に謝罪する二人だったが客に対する態度がなっておらず、却って客を怒らせる始末。そこへ取り違えたパスポートを持った紳士が現れる。実は彼は同じファミリートラベルの社員の坂本時雄だった。香港から帰国した途端、偶然、取り違えられたパスポートの持ち主・小林菜乃子が困っている場面に立ち会い、この場を収めるために一肌脱ぐことにしたのだ。咄嗟に万里華達に指示を出し、自分の持ち金で客を別の便で香港へ向かわせ事無きを得た。そんな坂本に出た辞令は何と五反田支店勤務。そこは同期入社の柘植義治が支店長を務めていて、支店長代理となった坂本にお荷物社員のリストラを命じられる。候補として名前があがっているのは万里華と笑美子と新入社員の菜乃子。坂本は三人の内一人を切らなければならない。三人と一緒に飲みに行った坂本は誰を辞めさせるか決心がつかず、かつて同僚だった難波保に相談する。

 

何かが起きた場合、企業はその体裁を保つために誰かに責任を取らせる。そういう体質はこのドラマが放送された時代も今も変わって無いのだと改めて思わされるドラマである。そんな中でこのドラマの主人公・坂本のような人物は部下からしてみればこんなに頼りになる上司はいないし、こういう上司の下で働けるのは幸せだとしか言いようがない。但し企業から見れば坂本はどんなに良い人物であったとしてもお荷物としか言えず、実際このドラマはそんな企業の不条理さをそのまま打ち出したストーリーとなっている。

 

上司(とは言っても同期だが)からの盾となって部下を守ろうとする坂本を見ていると、いつも胸が痛くなる。この状況で良く胃に穴が開かないものだと不思議で仕方が無い。寛容で懐が大きく有能。人間的には満点の人物だからこそ、つい感情移入したくなってしまう。家庭内の問題に対しての考え方はやはり古いなと感じずにはいられないが、お荷物社員の三人もそんな坂本に出会えたからこそ人としてもOLとしても成長していくのだとしみじみ感じた。確かに坂本はタイトル通りの理想の上司である。

 

リストラが主体になっているためコメディーではあってもどこかシリアスな影が拭いきれない。それでいて何処かアットホームな側面もあるドラマである。

 

満足度は★★★★

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