義母と娘のブルース

  • 2018.09.28 Friday
  • 12:51

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 綾瀬はるか、竹野内豊、佐藤健 他

【放送】 2018年(TBS)

 

父親がキャリアウーマンと結婚。ある日突然母娘となった二人の十年に渡る家族の物語。原作は桜沢鈴の四コマ漫画『義母と娘のブルース』、『義母と娘のブルースFinal』。

 

2009年、父親・宮本良一と二人きりの生活を送っていたみゆきが自転車に乗る練習をしていると、突然髪を後ろでまとめた眼鏡にスーツ姿の女が現れる。そして彼女は自転車に乗るにはもっと速度を出した方が安定すると判りづらい例えを交えてみゆきに一方的にアドバイスしてきた。見知らぬ女の登場に驚くみゆきに、近くの自販機で水を買っていた父親が驚くべき事を告げる。この人はみゆきの新しいママだと。するとすかさずこの女は会社さながらに『岩木亜希子』と書かれた名刺と手紙をみゆきに差し出した。まだ幼いみゆきにこんな訳の分からない自己紹介をする女が何処にいるだろう?当然ながらみゆきは亜希子を拒絶し、良一の後ろに隠れてしまう。それを見た亜希子は態度を豹変させ、プレゼンに失敗したから出直してくると颯爽とその場を去って行った。

 

キャリアウーマンの亜希子が家庭でも仕事モード全開で主婦になる、そのギャップを楽しむホームコメディードラマと思っていたのだが、見ている内に戦国武将の如く目標を達成する亜希子がどうにもこうにも癖になる。途中、アジア大会が放送された関係で放送の無かった時には『義母ロス』の言葉が生まれる程。原作は四コマ漫画と侮るなかれ。魅力あふれるドラマだった。

 

だからと言って突飛な設定があるわけではない。元々仕事一途な女性が家庭を持ちたいと願って、死を間近に迎えた男性と偽装結婚をする。確かにビジネスライクで有能過ぎるが故に通常の主婦との感覚の違いはあれど、それでも彼女なりに必死に考えてまだ幼い娘・みゆきを育てていこうとする。その姿勢は子供を持つどの親も一緒のはず。なのに何故これほどまでに惹きつけられるのか不思議で仕方が無い。

 

魅力の一因として麦田の存在がある。実は前半の話では麦田は何かと亜希子達家族と絡んでくる脇役に過ぎなかった。むしろ登場しなくても全く困らない人物である。ところがこれが後半、亜希子がベーカリー麦田で働き始めてから俄然それまでのエピソードが意味を持ちだす。つまりそれまでの一連のエピソードは単なる演じている佐藤健の出番を増やして佐藤健ファンへのサービスかと思ったら大間違い。麦田と亜希子の縁に重大な意味を持たせるための壮大な伏線だったのである。この構成は見事だった。

 

義母は継子を本当の娘のように愛し、継子は義母を深い感謝と尊敬の念を抱く。この二人の関係は決して本当の母娘には劣らない。むしろそれ以上の絆を感じる。亜希子に言わせるとこれは小さな奇跡の積み重ねらしい。確かにその通りかもしれない。

 

満足度は★★★★★

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