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ハゲタカ

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

【出演】 綾野剛、沢尻エリカ、渡部篤郎 他

【放送】 2018年(テレ朝)

 

外資系ファンドからの刺客。鮮やかな手腕で日本の企業を買収していく一人の男の生き様を描いた痛快エンターテイメントドラマ。原作は真山仁著の『ハゲタカ』、『ハゲタカII』。

 

バブル崩壊後、日本の金融業界は末期的な危機を迎えていた。銀行もまた例外ではなくバブル時代に抱えた膨大な不良債権により死活問題に至る事態に陥っていた。そんな1997年、大手銀行である三葉銀行は回収不能な不良債権をまとめ売り、つまりバルクセールに踏み切る事になった。担当者として名前が挙がったのは資産流動化開発室室長・芝野健夫だった。バルクセールに名乗りを上げたのは外資系投資ファンド『ホライズンジャパン・パートナーズ』。三葉銀行に現れた彼等に芝野は驚かずにはいられなかった。代表の鷲津政彦は日本人であり、しかも物腰の穏やかな若い青年だったからだ。バルクセールの負債総額は700億円を超えている。三葉銀行の提示した最低価格は300億円だった。四週間後、再び三葉銀行に現れた鷲津から渡された資料に記された評価額はたったの65億円程度。しかも多くの債権は1円という価格がつけられていた。騒然となる三葉銀行の面々に鷲津は理由を説明する。三葉銀行の役員の不正まで暴かれてしまい、三葉銀行側はぐうの音も出ない状況となった。

 

正直に言ってしまえば面白いドラマである。外資系ファンド会社が企業買収と聞けば日本ではブラックなイメージが強いが、今や企業も一つの商品であると考えれば企業買収もさしてブラックな行為では無い。但しそこには企業買収する人間の意図や欲望が絡み合うものであり、己の信念の元に企業買収を行う鷲津とそれを阻止しようとする海千山千の人々との化かし合いはハラハラドキドキが止まらない。鷲津が相手の名前を気合いを入れて言う場面が非常に印象的で、権力を意のままに操りふんぞり返っていた面々を一喝する場面は実に爽快である。話数が少ないのが非常に勿体無かった。

 

ドラマのもう一つの魅力は関わって来る人々の人間ドラマにもある。ドラマに登場する面々の多くは腹の中で何を考えているか判らない一癖も二癖もある人物ばかり。そんな中で芝野や松平貴子など人間味のある人物も登場させ、鷲津に絡ませていく。主人公でありながら鷲津自身のプライベートはほぼ判らずじまいなのだが、そういう人達が鷲津側につく事で鷲津の人間性というものが窺い知れるのである。

 

尚、企業買収となるとあまり関心のない層には受け入れがたく感じるが、確かに専門用語は多発しているものの、実際見ているとさほどハードルの高さは感じなかった。

 

満足度は★★★★★

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