鉄の王キム・スロ

  • 2018.08.04 Saturday
  • 19:06

【出演】 チソン、ソ・ジヘ、ユ・オソン 他

 

優秀な製鉄技術と海洋貿易で繁栄した伽耶国の初代国王となったキム・スロの人生を描いた歴史ファンタジー。

 

西暦十八年、漢の皇帝・光武帝は部隊を率いてある北方民族を襲っていた。実は先の戦いで北方民族の族長――キム・ユンは光武帝と敵対し、光武帝の弟を殺害していたのだ。光武帝の力は圧倒的で負けを覚悟したキム・ユンは身重の妻――チョンギョンに子供を守れと言い残し、単独で光武帝に突撃した。夫の言いつけを守るべくチョンギョンは必死に逃走し、高句麗行きの船に乗る。またチョンギョンの殺害命令を受けた光武帝の甥――ユ・チョンも同じ船に乗る。ところが運悪く海賊に船が乗っ取られてしまい、チョンギョンもユ・チョンも捕らわれの身に。そんな中、チョンギョンは船底で男の子を出産する。その直後、船は難破してしまう。船に乗っていた多くの人々は死に、狗耶国の海岸に打ち上げられていた。その中で元気な泣き声を上げていたのが生まれたばかりのチョンギョンの赤ん坊だった。鍛冶長のチョバンは死産をした妻に我が子だと偽ってこの赤ん坊を渡してしまう。一方、海岸で目を覚ましたチョンギョンは必死に我が子を探し回るが見つからず、深い悲しみに捉われていた。

 

製鉄技術で繁栄を誇っていた狗耶国で育ったキム・スロが、やがて王となり周辺の集落をもまとめた伽耶国を建国するまでの苦難に満ちた道のりを描いたストーリーで、野心剥き出しの者達が数多く登場する中でスロは王としての資質はあるものの、野心と言うものが殆ど感じられず、ただひたすら不条理な世の中や慣習から解き放ち、民を幸せにしたいという信念に従って行動する稀有な人物であるのが印象的である。またカリスマ的魅力にも溢れていて、それが逆に幼少期では仇となって疎まれてしまい、産みの母から徹底的に恨まれる要因となってしまう悲しい宿命を背負って生きていく事になる。罠にはめられて奴隷となる等、スロの人生は波乱万丈。しかしどんな過酷な現実さえも、神に選ばれし者である運命が吉と変えていく。おまけに絶対に死なない。スロは最強に強運の持ち主なのである。

 

確かに野心はなく、人々が幸せになれる方向性を探りながらのし上がっていくスロの姿を見るのは爽快だが、気になる点があったのも事実である。スロの出生の秘密がいつまでも影響し続けるのは如何にも韓国ドラマらしいと言える。しかしストーリーを転ばせるためにいつまでもその秘密を引き摺り続けるのはその意図が垣間見えて見苦しい。いや、それ以前にチョバンとイビガがもっと早く秘密を明かしていればこんなに関係がもつれる必要はなかったはず。何年たってもスロの養母に気兼ねして秘密を明かそうとしない主要人物に苛々するわ、結果論から言えばそのせいで多くの人々が不幸になっているのも事実である。他にもイビガは何処へ行ったのかという疑問も。テガンが権力を手に入れた後、イビガは逃走して何処かで生き延びている事になっているはずだが、結局最後までイビガの行方は不明のままだった。無責任すぎるだろ!と怒りが・・・。それ以外にも年月が経っているはずなのに、主要人物がまるで年を取らないというのもおかしな話である。

 

色々ツッコミどころは多いのだが、最もツッコミを入れたくなるのはスロの寿命。王妃と共に150歳超えって有り得ないだろ。

 

満足度は★★★★★

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