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黒百合伝説殺人事件

【出演】 川原亜矢子、東幹久、国分佐智子 他

【放送】 2006年(フジ)

 

新人賞を受賞した注目の作家の結婚式の日、出席するはずだった親友が変死体となって発見される。友人として招待されていた売れない作家とカメラマンのコンビが事件の謎に挑む。原作は山村美紗著の『宮崎旅行の殺人』。

 

京都の出版社で働く夏川美帆は未だ作家として芽が出ず、編集長の沢田京子から駄目だしを食らっていた。一方、美帆と一緒に半年前まで同じ編集部でバイトをしていた長谷川理枝子は新人賞を受賞し、今や注目の新人作家として注目されている。理枝子の記事を見て心から友人の成功を喜ぶ美帆に京子はそのハングリー精神の無さにやきもきしていた。そんな中、当の理枝子が編集部にやって来る。実は今度結婚すると言うのだ。富山で行われる結婚式には美帆、美帆の幼馴染みで編集部でカメラマンとして働く長田吾郎、京子を招待すると言われて三人は大喜びする。ところが結婚式当日、式に出席するはずだった理枝子の親友・檜山鮎美が雨晴海岸で遺体となって発見される。奇怪な事に遺体の傍には黒百合が落ちていた。おまけに何故か理枝子のウェディングドレスにも黒百合が!警察は式の前日、鮎美と理枝子が言い争っていた目撃証言を受けて、理枝子を重要参考人として警察署へ連行する。

 

山村美紗の作品と言えば、言わずと知れた京都府警の狩矢警部が事件を担当する事になる。勿論、この作品も例外ではない。しかしこの狩矢警部の人物像と言うのはがちがちにはまる枠組みがあるわけではなく、狩矢警部が登場するドラマ毎にそれぞれ脚色され個性的な狩矢警部が登場する。今回の狩矢警部はさほど目立つ存在では無いのだが、どこかお茶目で笑ってしまう。主人公である美帆との繋がりは、美帆の幼馴染みの母親に恋する男という役柄だが、彼女が冬ソナに興味を示していると知った途端、携帯の着メロを冬ソナにこっそり切り替えるところが可愛らしい。

 

とは言うものの、最初からあからさまに疑わしい人物が一人いて、その人が殺人なんてするはずがないと信じた人が探偵役となって事件の真相を暴いていくという流れはお約束。特別目を引くトリックがあるわけでもなく、ミスリードしながら巧みに真犯人から視聴者の目を逸らしていく手法はサスペンスにはありがちである。但し、登場する人物が少ない事で探偵役が暴くまでもなく犯人は浮かんでくるので、2時間ドラマでは混乱するかも知れないが、海外ミステリー並みに登場人物を増やした方が良い。どうしてもお手軽ミステリーのイメージが強い内容である。

 

さてドラマ内では何故美帆が作家として成功しないのかを問う場面がある。まあ、恋愛のお題を貰ってなんちゃって冬ソナをお茶らけで書いてしまうのは御愛嬌だが、京子が美帆は一方向からしか物事を見ない面があるようなニュアンスで伝えている。これには激しく同意した。

 

満足度は★★★★

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