指定弁護士

  • 2018.10.05 Friday
  • 13:50

【出演】 北川景子、北村一輝、えなりかずき 他

【放送】 2018年(テレ朝)

 

失言の多い衆議院議員に国有地払い下げ問題が勃発。二度も不起訴となった衆議院議員を起訴するため指定弁護士を引き受けた女性弁護士とパートナーの検察官の活躍を描いたリーガルドラマ。

 

女性蔑視の問題発言の連発に衆議院議員・田金清造はワイドショーを連日賑わせていた。三塚法律事務所に所属する弁護士の一ツ木唯はこのニュースに非常に関心を持っていた。国会前では田金を議員辞職させろとデモが勃発し、とうとうそれに押される形で大阪地検特捜部が動いた。しかし証拠はなく、田金も田金の秘書も不起訴になった。そんな中、唯にこの件に関する指定弁護士にならないかと話が持ちかけられていた。指定弁護士の仕事は負け戦。負けて当然の弁護を引き受ける弁護士は殆どいない。唯が所長の三塚に相談すると、三塚は負けて当然だから経歴に傷がつくわけではない、むしろ世間に名前を売る好機になると説き伏せられて、指定弁護士の話を受ける決意をする。就任後すぐに唯は田金が口利きをしたと見られる資金の流れを発見するが、相手が衆議院議員だけに一筋縄ではいかない。案の定関西財務局に出向いて話を聞くと、上からの命令で有耶無耶にされたと判明する。唯の動きを快く思わない京都地検は検察官の橘慎二を唯のパートナーとして派遣する。

 

正義に目覚める正統派のヒロインの活躍を描いたリーガルドラマで、例え負け戦であっても最後まで諦めない姿勢に好感の持てるヒロインである。また相棒となる橘も検察官として職務を全うしつつも、ヒロインの真っ直ぐな姿勢に惹かれて協力していく流れもなかなかだった。検察は威厳を保つために自らが不利になるような方向には動かない。指定弁護士は既に検察が行った捜査の粗を探すような仕事のため、言わば弁護士は指定弁護士になった時点で負け戦に放り出されたようなものなのである。おまけに同じ弁護士でありながら被告側に立つ弁護士とも対立しなければならず、指定弁護士の立場は針の筵。最後まで真実を明らかにする姿勢を崩さなかった一ツ木唯&橘のコンビは、それによって出された結果がどうであれ爽やかだった。

 

政治家には様々な立場や駆け引きがある。どう見ても悪役としか見えない政治家と言えど政治家は政治家。ゆくゆくの利益を見据えて違法な手段に出る事が全く無いとは言えない。今回の唯の対峙する問題は田金議員の行った国有地払い下げ問題について。確かにやっている事は法的に悪事なのかも知れないが、見方を変えればそうするしかない選択だったともいえる。そんな政治家の苦しい部分にも脚光を当てていて、必ずしも勧善懲悪にならない所が興味深い。

 

あら、唯ちゃん、気付いちゃった?

 

これは唯の先輩弁護士の口癖。実はこの弁護士の立場と言うのがドラマを見ているだけでは良く判らない。唯を口車に乗せて指定弁護士にさせる等調子のよい人であるのは判るのだが、度々登場するこの人は何者?と何度も首を捻った。結果、最後まで釈然としないままだった。

 

満足度は★★★★★

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