中学聖日記

  • 2018.12.21 Friday
  • 09:51

【出演】 有村架純、町田啓太、岡田健史 他

【放送】 2018年(TBS)

 

ぼく、先生のこと、好きになっちゃいました


中学校に赴任した新米教師が一人の生徒からひたむきな好意を向けられる。中学生男子と中学教師の純情ラブストーリー。原作はかわかみじゅんこのコミック『中学聖日記』。

 

2015年、末永聖は大学卒業後国語の非常勤講師を経て、神奈川県の奥地にある子星中学校の教師に赴任する。赴任早々三年一組の担任を任され張り切っていた。一方、プライベートでは付き合って三年になる恋人・川合勝太郎との交際は遠距離恋愛ながらも順調だった。ある日、生徒の黒岩晶に話し掛けた途端頬を殴られ、「これ以上苛々させないでくれ」と怒鳴られてしまう。実は晶はこのところ苛々のし通しで、女手一つで育ててくれた母親との関係が上手く行っていなかった。母親はやや晶を持て余し気味で、若い新米教師の聖が頼りなく感じて相談できずにいる。聖は何故殴られたのか疑問に思いつつ特に問題にはしなかった。奇しくもそれが聖に対して晶が興味を抱く要因になってしまう。聖の授業中、生徒の一人が聖に水をかけようとしたのを見て、晶は思わず音を立てて聖を助ける。仕事で晶の親が現れない三者面談の際、殴られても問題にしない聖に晶は疑問をぶつけ、自分の何処が好きかと尋ねる。

 

教師と生徒の恋愛は禁忌。だからこそ二人の気持ちを燃え上がらせてしまう。

 

このドラマを見ていて思うのは聖があまりに立派過ぎる事である。そしてそれ故に母親として当然の事をしようとしている晶の母親が気の狂った悪人と見えてしまう。いや、晶の母親だけではない。川合もまた未練がましく厄介なトラブルメーカーに見えてくる。聖が立派過ぎるので、それ以外の人々が大人でありながらも大人になり切れない危うさを持ち合わせていて、二人の恋を認めたく無いからただ妨害しているように思えて来る。

 

そう聖は立派過ぎるのだ。

 

このドラマではそれが一番肝心な根っこの部分となっている。真面目で仕事に対して真摯に取り組む聖。しかしそれは同時に生徒の心に入り過ぎてしまう危うさを持ち合わせている。自分に正直に生きるのか、それとも教師としての立場を守るのか。狡い人間ならどちらも適当に考えて両方手に入れようとするかも知れない。どちらかしか選べない聖は生き方が不器用なのかも知れない。

 

対する晶は中学生。一途でひたむきな情熱のままに気持ちをぶつけてくる。自分を抑える事を知らない。もしも晶が運命の相手では無かったら聖は教師として対応したかも知れない。しかし聖はそんな晶の気持ちに心を揺らしてしまった。純粋であるが故の悲劇である。

 

このドラマはそんな二人の恋愛を長い時間をかけてどう変化していくかを追っていくストーリーになっている。ただ言わせて貰えば周囲がオーバーに騒ぎ過ぎで、何をそんなに目くじら立てる必要があるのかと傍から見ているとこの二人を取り囲む環境があほくさくなってくる。また聖が当事者でありながら常に冷静で感情を荒らげる事がない。晶に対しても教師に対しても情熱が伝わってこないのだ。そのせいかドラマは常に盛り上がりに欠いていた。

 

満足度は★★★★

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